蓄電池の訪問販売の9割は詐欺?トラブル事例・キャンセル方法も解説!
「DER補助金」の継続、自治体の補助金の増額など、蓄電池の導入を検討している方にとって2022年はますます「追い風」の1年となっています。
そんな中、いわゆる「訪問販売」で蓄電池を契約する件数も増えているため、あなたの家にも営業マンが来ることも充分考えられます。
自宅で気軽にアドバイスを受けながら検討できる訪問販売ですが、実は「詐欺まがい」のトラブルも多く発生していることをご存じでしょうか?
本記事では、悪質な訪問販売の被害に遭わないコツを、以下のポイントに分けて解説していきます。
- 蓄電池の訪問販売で気をつけたい「3つの甘い言葉」
- 実際に起こった、蓄電池の訪問販売のトラブル事例
- 訪問販売が安くない理由・お得な販売業者を選ぶコツ
- クーリング・オフで「契約後」にキャンセルする方法
記事を読めば、悪質な営業マンがよく使うパターンを理解できるだけでなく、「そもそも訪問販売は高い」理由も納得できるようになります。
信頼できる業者選びのコツもしっかりご紹介していきますので、ぜひ記事に目を通してみてくださいね!
目次
【3つの注意点】蓄電池の訪問販売が来たら「この言葉」にご用心!
まずは、悪質な蓄電池の訪問営業マンがよく使う「3つの甘い言葉」をご紹介していきます。
①【しっかり確認!】「実質0円」の中身は業者によって違う?
営業マンのパンフレットに大きく描かれた「実質0円」の言葉。
実は販売会社によって、実質0円の定義はかなり曖昧です。
たとえば、住宅ローンの借り換えで「浮いたお金」を蓄電池に使うパターンなら、借り換えの利益によっては本当に0円で購入できます。
ところが、ただただ「0円なんです」と詳細の説明がない場合は、実際には「1年目はタダ、2年目からは長期ローン」というケースがほとんど。
「合計の支払金額が相場よりはるかに高かった…」といった悪質なケースも多く、「実質0円」の言葉が出たら身構える必要がありそうです。
②【急いで決めない】「今だけの値引き」には意外な落とし穴も…
「本日限定キャンペーン」「今回だけの価格です」など、たった1度の訪問で契約をせまる訪問営業にも「ウラ」があると考えましょう。
高いものでは300万円を超える蓄電池選びは、そもそも、じっくり時間をかけて決めることが一般的です。
メーカー選びから蓄電池のタイプ選択、太陽光とのマッチングなど…とてもその場であなたのニーズを理解しきれるものではありません。
はじめて会った営業マンがすぐに契約書を出してくるのは、「とにかく契約させたい」という自分本位な意図が見え隠れしていますね。
③【ウソも当たり前?】「補助金」や「卒FIT」の誤った説明に注意!
「補助金がもうすぐ終わります」「卒FIT後は蓄電池の設置は義務なんです」など、真っ赤なウソで契約させる営業マンにもご注意ください!
あなたに「補助金」や「卒FIT」の専門知識がないことに付け込む、よくある営業スタイルですが、これらの知識は調べればすぐにわかります。
自分で調べるヒマも与えず契約をせまるのは「ウラ」がある証拠。
「なんだかおかしいな?」と感じたら、その場で契約するのはNGです!
【気をつけて!】蓄電池の訪問販売・実際のトラブル事例をご紹介
ネットでの口コミ被害例や、実際に起きたトラブル事例には、以下のようなものがあります。
- 購入した蓄電池の修理を依頼したら、会社が倒産していてできなかった
- 見積もり額と契約書の金額がはるかに違ううえに、契約するまで居座られた
- 「電気代が1万円安くなる」と言われ契約したが、半分にもならなかった
特に、販売業者が「独自の保証制度」を実施している場合は、会社の倒産というリスクを充分に理解したうえで契約しましょう。
【訪問販売よりお得】蓄電池の販売業者を選ぶ2つのポイント
つづいて、訪問販売が「そもそも安くない」理由と、蓄電池をお得に買うための業者選びのコツをくわしく解説していきます。
①【余計なコストだらけ】訪問販売が「安くない」理由とは?
訪問販売がその他の販売方法より高い理由は、余計な「人件費」が蓄電池の価格に上乗せされているからです。
ネットや電話でお客様の相談を「待つ」スタイルの業者なら、大勢の営業マンを雇う必要がないため、そのぶん安い価格を提案できます。
中には「完全歩合制」で営業マンを採用している販売業者もあり、強引すぎる営業が後を絶たない理由になっています。
②【価格もバラバラ】蓄電池は複数の業者で比較するのがコツ
蓄電池を選ぶもっともオススメの方法は、「なるべく多くの業者の見積もりを比較する」ことです。
理由は、蓄電池はいわゆる「オープン価格」であることが多く、業者によって価格がバラバラだからです。
さらに「工事費」も業者によって違うため、1社だけの見積もりで契約してしまうと「他の業者の方が安かった」と後悔することに…
【8日以内ならOK】クーリング・オフ制度で契約をキャンセルする方法
訪問販売での契約を白紙に戻したい場合、「契約日から8日以内」であれば、「クーリング・オフ制度」でキャンセルできます。
クーリング・オフの方法はとてもかんたんです。
「契約を解除します」という内容を、電話やハガキ、FAXやメールで販売会社に送るだけでOKです。
業者によっては「クーリング・オフはできない」と妨害してくる例もありますが、その場合は法律にもとづき「8日を過ぎてもクーリング・オフが可能」ですのでご安心ください!
「キャンセルできるか不安…」という方は、「消費者ホットライン(電話番号:188)」にぜひ相談してみてくださいね。
※クーリング・オフのくわしい手続き方法や、通知書の書き方は、「国民生活センター」のホームページもご参考ください。
【まとめ】蓄電池の訪問販売には「ウラ」がある!即決せずに比較しよう
本記事で解説してきた訪問販売のデメリット・業者選びのポイントを、もういちど以下にまとめていきます。
- 「実質0円」をうたう訪問販売は、結局は高額なローンを組まされる事例が多い
- 「本日限定価格」など、即日契約をせまる訪問販売には要注意!慌てて決めないこと
- 訪問販売は「多額の人件費」が発生するため、そもそもネット業者などより高くつく
- 蓄電池は販売会社によって価格がまちまちなのが当たり前。じっくり比較して決めよう
- 「契約日から8日以内」ならクーリング・オフが可能。少しでも不安なら検討すべき
すべての訪問販売がサギではありませんが、200〜300万円を超えることも多い蓄電池は、営業マンにとって「おいしい」商材であることも事実です。
蓄電池やサービスのメリットばかりを強調し、デメリットを一切説明しないなど「違和感」を感じたら、即決せずに帰ってもらいましょう。
なかなか帰らない強引な営業マンの撃退法は「警察を呼ぶこと」です。
勢いで契約してしまっても、契約日から8日以内は電話やメールでクーリング・オフできます。
長く使い続ける蓄電池は、定期的なメンテナンスも大切です。
なるべく複数の業者を比べて、実績豊富な信頼できる販売会社を選んでくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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