オール電化にデメリットはある?向いてない家・節約する方法も解説!
「基本料金が安くなる」「光熱費も下がる」など、メリットばかりが取り上げられがちなオール電化。
「本当に安くなるの?「デメリットはないの?」などといった、反対意見も気になりますよね。
そこで本記事では、「オール電化のデメリット・メリット」「オール電化の特徴や魅力」「オール電化がオススメな人」について解説していきます!
記事を読めばデメリットの対策法や、オール電化が向いてない家も理解できますので、導入を検討している方はぜひご覧ください!
目次
オール電化ってなに?ガスとは違う便利な活用方法もご紹介!
はじめに、オール電化の特徴や活用法、電気代を上手に節約するコツについてくわしく解説していきます。
【特徴】そもそもオール電化住宅ってなに?
オール電化住宅とは、キッチンやお風呂、エアコンなど、「熱」にかかわるすべての設備を電気で動かす家のことです。
たとえばオール電化では、以下のような電気製品がガス機器の代わりに使われています。
場所 | ガス併用 | オール電化 |
キッチン | ガスコンロ | IH調理器 |
お風呂・給湯 | ガス給湯器・エコジョーズ | エコキュート |
暖房 | ガスファンヒーター | 床暖房 蓄熱暖房機 エアコン |
オール電化の大きな特徴は、これらの熱を使う設備の光熱費が非常に安くすむことです。
たとえばエコキュートの光熱費はガス給湯器の「5分の1」ほどですし、IH調理器もプロパンガスコンロの「半額」程度まで光熱費を減らせます。
【具体例】オール電化にはどんな活用方法がある?
オール電化の最大の魅力は夜の安い電気代をフル活用できること。
具体的な活用方法を以下にご紹介します。
- エコキュートで朝までにお湯を温めておき、追い焚きの電気代を節約する
- 蓄電池を夜間に充電しておき、昼間や夕方の電気代を節約する
- 太陽光発電を設置して、昼間に電気を買う量をとことんカットする
【節約術】オール電化でうまく節約するコツは?
オール電化の節約効果を最大限に発揮する方法は、「とにかく昼に電気を使わない」ことです。
エコキュート、蓄電池、蓄熱暖房などの「夜にエネルギーを貯めておける機器」を積極的に使えば、昼の電気代を大幅にカットできます。
ほかにも、食洗機、洗濯機、炊飯器を「タイマー機能」で夜に動かすなど、いろいろなアイデアを試してみましょう!
オール電化のデメリット・メリットを3つずつ徹底解説!
つづいて、オール電化のうれしいメリットと、気をつけたいデメリットを3つずつご紹介していきます。
【メリット①】夜に電気を使えば光熱費が安くなる
オール電化の最大のメリットは、使い方しだいで「年間10万円」もの節約も十分可能な点です。
まず、オール電化に変えるだけで、電力会社とガス会社に払っていた基本料金をひとつにまとめられるため、毎月約1,000円=年間1万2,000円ほど節約できます。
さらに、IH調理器はガスコンロより毎月2,000〜3,000円ほど安いですし、エコキュートとガス給湯器の光熱費は5,000〜7,000円もの差があるんです!
以上を合計すると1万円を余裕で超えますので、年間10万円の節約も現実的ですね。
上記の設備のほかにも蓄電池や洗濯機、食洗機など、夜に使える家電はたくさんあります!
さらに、オール電化なら水道代以外はすべて電気代として請求されるため、家計の管理が楽というメリットも!
【メリット②】ガスを使わないので安心・安全
引火性の高いガスを使わないオール電化は、家族みんなが安全に暮らせる点も大きなメリットです。
火を使わないIH調理器は、ガスコンロに比べて火災の心配が少ないですし、フラットな天板はお手入れもラクラク。
家の外や中にガスボンベやガス管もないため、地震や台風による損壊で「ガス爆発」する恐れもありません。
【メリット③】エコキュートやIHの便利機能が使える
エコキュートやIH調理器の豊富な便利機能で毎日快適に過ごせる点も、オール電化の見逃せないメリットです。
- マイクロバブルのシャワーやお風呂、イオンの湯などの入浴機能
- スイッチひとつで配管をキレイにしてくれる「自動おそうじ機能」
- 食材を入れて、ボタンひとつでメイン料理が作れる「自動グリル機能」
ほかにも、スマホで新しいレシピを更新できる機能など、オール電化はどんどん進化しています!
【デメリット①】昼の電気代は今より高くなる
オール電化で一番気をつけたいデメリットは、夜は安くても昼の電気代はむしろ高めだという点です。
オール電化の昼間料金は夜の「3割増し」ほど高いため、気にせず使っているとガス併用より負担が増えることも。
節約のためには時計のアラームやタイマーを駆使して、昼の割高な電気を使わない工夫が必要です。
【デメリット②】設備の設置費用・スペースが必要になる
エコキュートやIH調理器を新たに設置する費用がかかってしまうことも、できるだけお金をかけたくない方にはデメリットですね。
1日分のお湯をたっぷり保温するエコキュートは、構造上それなりにスペースを取ることも頭に入れておきましょう。
最近ではオール電化の設備費用はどんどん安くなっていますので、「節約すれば元は取れる」こともぜひ覚えておいてください!
【デメリット③】停電するとほとんど何もできない
生活のほぼすべてを電気に頼るオール電化は、「停電に弱い」というデメリットにも要注意です。
とくに真夏や真冬にエアコンや暖房が使えないのは想像以上に辛いもの。
停電対策は必須といえるでしょう。
太陽光発電や蓄電池があれば停電中でも電気が使えますので、どちらかの導入を強くオススメします!
オール電化が向いている・向いていないのはこんな人!
以下のようなタイプの方は、オール電化がとても向いています!
- 最初に多少の費用がかかっても、とにかく今より光熱費を減らしていきたい
- 日中はほとんど仕事で外に出ているため、割高な昼の電気をあまり使わない
- せっかく建てた大切な家だから、火災や事故のリスクは限りなくゼロにしたい
反対に、以下のようにお考えの方は、オール電化に向いていないかもしれません。
- 時間を決めて節電なんて面倒!好きなときに好きなだけ電気を使いたい
- エコキュートやIH調理器を設置するお金や、スペースに余裕がない
- IHのグリルも気になるが、強火で豪快に中華鍋が振るえないのは寂しい
オール電化にはデメリット以上にメリットが大きい!今後さらにお得に
「ガスより安い」「機能が便利」「安心・安全」と、一見とても理想的なオール電化。
一方で、「昼の電気代は高め」「設備費用がかかる」など、デメリットも理解したうえでの導入をオススメします。
ウクライナ情勢による天然ガス価格の高騰は続いており、ガス併用住宅の光熱費はさらに厳しいものとなるでしょう。
電気とガスの価格差は今後ますます大きくなることが予想されますので、損失が広がる前にぜひオール電化をご検討ください!
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!