太陽光発電のシステムは複雑?設置可能な屋根や方角についても!
太陽光発電の導入を検討する中で、システムが複雑すぎて内容が分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、太陽光発電のシステムを具体的に解説すると共に、設置可能な屋根や方角、太陽光発電のメリットとデメリットを紹介します。
目次
太陽光発電のシステムは?各設備の仕組みについて!
太陽光発電のシステムは複雑なのでしょうか。
システムの構成例や各設備の仕組みを解説します。
太陽光発電のシステムの構成例
太陽光発電は、発電した電力を以下のような流れで使用します。
- 太陽光パネル
- 接続箱
- パワーコンディショナー(通称パワコン)
- 分電盤
- モニター
太陽光パネルで発電し、②〜④の過程を辿って家庭で使える(⑤)になるのです。
特にパワコンは非常に重要で、太陽光パネルで発電した電力(直流電力)を家庭で使う電力(交流電力)に変換する働きをします。
家の中ではモニターを確認し、電力の発電量や使用量をチェックします。
売電のチェックもできるので、モニターに不具合が生じていないかを逐一チェックすることもお忘れなく。
各システムの概要
太陽光発電の各システムについては、以下の表をご覧ください。
①太陽光パネル | よく目にする住宅の屋根に付いているパネルのこと |
②接続箱 | ①のケーブルを1つにまとめ③に繋ぐ役割を果たすもの |
③パワコン | ①で発電した電力を使う電力に変換する役割を担うもの |
④分電盤 | 電力を家庭内で使用するための分配機械 |
⑤モニター | 発電量や売電量、電力使用量を目視できる機械のこと |
大きく「太陽光発電」といっても、上記のように複数のシステムが同時に動いているのです。
これが「太陽光発電は複雑」といわれている理由になります。
システムが複雑な太陽光発電!設置できる屋根や方角は?
前章では、太陽光発電のシステムについて解説しました。
今回の章では、太陽光発電を設置できる屋根や方角別の発電量の違いを解説します。
太陽光発電が設置可能な屋根について
太陽光発電が設置可能な屋根を知る前に、ご自宅の屋根がどういう種類の屋根なのかを具体的に知る必要があります。
まずは、以下の表をご覧ください。
片流れ(かたながれ)屋根 | 屋根が1方向に向いている。南向きであれば◎ |
切妻(きりづま)屋根 | 屋根が2方向に向いている。南向きであれば◎ |
寄棟(よせむね)屋根 | 屋根が4方向に向いている。北側以外に設置◎ |
陸(りくorろく)屋根 | バルコニーや屋上のような屋根。 |
太陽光発電の設置に適している屋根は、一般的に「片流れ屋根」「切妻屋根」です。
寄棟屋根は、北側以外の3面に太陽光パネルを設置できるメリットがあるものの、他の屋根と比べて設置費用が多くかかります。
陸屋根は、太陽光パネルを設置するにあたって架台が必要になります。
したがって、コスト増は必至。
しかし、太陽光パネルの裏側に隙間ができて風通しが良く、太陽光パネルが冷やされることで発電量が上がるというメリットもあります。
方角別の発電量の違いについて
続いて、方角別の発電量の違いを見ていきましょう。
具体的な数値は、以下の表をご覧ください。
太陽光発電は、初期費用がとても高いことで知られています。
だからこそ、発電量が見込めない北側への設置は推奨されていません。
また、南向き(東や西向きでもなど北側以外)の住宅にお住まいの場合も、日光を遮る何かがあったり、将来的に高層ビルが建つ可能性のある住宅の場合、太陽光発電の設置はあまりおすすめできません。
▼【無料公開中!!】太陽光発電の選び方ガイドブックはこちらから!▼
太陽光発電のシステム!太陽光発電のメリットとデメリットは?
最後に、太陽光発電のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。
太陽光発電は初期費用に100万円程度かかりますから、メリットとデメリットをきちんと知り、家族でしっかり話し合って導入を検討していきましょう。
太陽光発電の主なメリット
太陽光発電の主なメリットは、以下の通りです。
- 災害が発生しても停電知らずの家で過ごすことができる
- 地球環境に貢献できる
- 電気代を節約できる
- 売電することで毎月ちょっとしたボーナスが手に入る
太陽光発電を設置する1番のメリットは、災害発生時に自宅が停電しなくて済むことです。
長期的な停電を見越して、太陽光発電で発電した電力を貯めておける家庭用蓄電池や電気自動車などがあると、より安心できるでしょう。
また、発電量が多ければ多いほど、毎月の電気代を節約することができます。
さらに、売電制度を上手く利用することで、毎月ちょっとしたボーナスを手にすることが可能です。
太陽光発電の主なデメリット
太陽光発電の主なデメリットは、以下の通りです。
- 初期費用が家計に大きくのしかかる
- 屋根に大きな負担がかかる
- 蓄電池などを導入しないと損する可能性もある
太陽光発電の1番のデメリットは、初期費用が100万円程度かかることです。
補助金制度を上手く利用することで初期費用を抑えることは可能ですが、それでも多額の初期費用が必要になってしまいます。
また、太陽光パネルはとても重いので、住宅の屋根に負荷がかかり、耐震性が落ちるともいわれています。
特に、リフォームで太陽光パネルの設置を検討している場合、既存の屋根が太陽光パネルの重さに耐え得るかの診断が必至です。
また、太陽光発電は太陽光が出ている日中に効果を発揮します。
つまり、日中以外に太陽光発電の恩恵を受けたい場合、蓄電池や電気自動車などが必要になります。
太陽光発電の初期費用と合わせて、相当な額の出費を覚悟しなければなりません。
太陽光発電のシステムは複雑!設置できる条件であれば前向きに検討を
今回の記事では、太陽光発電のシステム、設置できる屋根や方角、太陽光発電のメリットとデメリットについて解説しました。
太陽光パネルは、設置できる条件が定められているのがポイントです。
屋根の形状や方角が太陽光発電設置の条件に当てはまっている場合、太陽光発電の導入をぜひ前向きに検討してみてください。
リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。
無料お見積もりも承っております。見積もり依頼はこちら。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!