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全負荷の蓄電池まとめ!魅力や特定負荷との違い・人気モデルも紹介!

2024年01月04日更新

「我が家にピッタリの蓄電池を探しているけど、種類や機能が多すぎて決められない…」

特に、「全負荷」か「特定負荷」かの2択でお困りの方は多いのではないでしょうか?

全負荷と特定負荷は「停電時の機能」が大きく違うため、しっかり理解したうえで購入しないと「欲しかった機能と違う…」と後悔することも。

そんなトラブルを予防するためにも、本記事では以下の3つのお役立ち情報をわかりやすく解説していきます。

  • 全負荷の蓄電池の特徴・特定負荷との違い・停電時にできること
  • 全負荷の蓄電池ならではのメリット・デメリットとは?
  • 全負荷の蓄電池・人気5シリーズの魅力をランキング順に解説!

記事を読めば、あなたに全負荷と特定負荷のどちらが最適なのか理解でき、人気メーカーごとの魅力的な機能もしっかり頭に入ります。

2つのタイプ選択は蓄電池選びでかなり重要なポイントですので、特徴の違いを把握してあなただけのモデルを選びましょう!

蓄電池の全負荷って何?特定負荷との違い・停電時の便利機能を解説!

はじめに、蓄電池の全負荷と特定負荷の違いをくわしく見ていきましょう。

全負荷の蓄電池の「停電時にできること」についても、こちらでご紹介します。

蓄電池の全負荷とは?

蓄電池の全負荷(型)とは、停電が起きたときに「瞬時に家全体に電気を供給する」システムのことです。

停電中は蓄電池の残量だけで家中の電気をまかなうため、全負荷型は「大容量・高出力」のモデルが多いことも特徴的ですね。

具体的には、多くの全負荷の蓄電池は「200V・60A」の出力に対応しており、停電していてもエアコンやエコキュートが問題なく使えます。

近年では蓄電池の普及が進み、全負荷の蓄電池の価格もかなり落ち着いたため、ラインナップも豊富になってきています。

特定負荷との違いは「停電時の機能」

まずは、全負荷と特定負荷の蓄電池の違いをまとめた表をご覧ください。

 

全負荷

特定負荷

停電時の機能

家全体に送電

家全体に送電

通常時の機能

家全体に送電

特定の部屋のみ送電

停電時の出力

約60A

200V対応が多い

約20A

200V対応が少ない

販売価格

高め

安め

蓄電容量

8〜16kWh

4〜10kWh

全負荷と特定負荷のもっとも重要な違いは「停電時の送電先が違う」ことです。

停電時に家中の電力をバックアップする全負荷に対して、特定負荷は「ダイニングとリビングだけ」に電気を送ることができます。

以上の違いから、全負荷は「停電を気にせず生活したい方に、特定負荷は「停電中にとことん節電したい方」に向いているといえます。

全負荷の蓄電池ならこんなことができる

たとえば、全負荷型で200V対応・容量13kWhの蓄電池なら、停電中でも以下のようなことができます。

  • 夏や冬に24時間エアコンをつけっぱなしにする
  • エコキュートで湯船にお湯はり・保温する
  • 電子レンジや電気ポット・ドライヤーなどを使う

これらの家電は同時に使うことも可能です。

蓄電池の出力を超えた使用はできないため、購入する際には最大出力をよく確認しましょう。

一方で、全負荷は消費電力が大きくなりがちで、意外と短時間でバッテリーが切れる」という特徴にも注意が必要です。

停電中も普段どおり暮らせて快適な全負荷ですが、バッテリー残量はこまめに確認し、ある程度は節電を心がけてくださいね。

全負荷の蓄電池ならではのメリット・デメリットをご紹介!

つづいて、全負荷の蓄電池の嬉しいメリットや、購入前に気をつけたいデメリットについてくわしくご紹介していきます。

現在手に入る蓄電池はかならず全負荷か特定負荷かのどちらかですので、あなたにとってメリットの多い方を選んでくださいね!

【停電でも安心】全負荷のメリット

全負荷型の最大のメリットは、万が一の地震や台風などによる停電でも、家族みんなの快適な暮らしを維持できることです。

コンパクトな特定負荷では常に残量を気にするストレスがありますが、たっぷり使える全負荷なら安心感が違います。

さらに、大容量モデルの多い全負荷型は「普段の節約効果がより高い」という経済的メリットも見逃せません。

深夜プランの格安な電気を充電→昼間は蓄電池の電気で過ごせば「3分の1」ほど電気代を抑えることも充分可能です。

「停電でも安心」「電気代が安くなる」メリットがある全負荷は、電気使用量の多い家やオール電化と特に相性が良さそうですね。

【価格は高め】全負荷のデメリット

反対に、全負荷の蓄電池のデメリットは「特定負荷より価格が高め」であることです。

大容量・高出力モデルが多い全負荷は、小さめが多い特定負荷に比べて割高なケースが多いのは仕方のないことでしょう。

メーカーによっては全負荷型でコスパの良い機種を販売しており、「容量あたりの価格」で比べれば特定負荷と大差ないこともあります。

「安いから」という理由だけで特定負荷を選んでしまうと、実際に停電が起きたときに困ってしまうことも。

まずはあなたの家に最適な容量を決めたうえで、全負荷のメリットもしっかり検討してみてくださいね。

全負荷の蓄電池・人気シリーズランキング!5つのオススメを発表

さいごに、全負荷型の蓄電池・人気5シリーズの魅力や特徴を、ランキング順にご紹介していきます。

どのメーカーも「国のDER補助金」や「自治体の補助金」に対応していますので、補助金で安く蓄電池を購入したい方もぜひ参考にしてみてください!

【第1位】ニチコン トライブリッド蓄電池T3シリーズ

ニチコンのESS-T3「トライブリッド蓄電システム」は、1台のパワコンで太陽光・蓄電池・V2Hの3役を担う革新的な新シリーズです。

通常では2台必要なパワコンが1台ですむため、屋外スペースに余裕がない方や、家の外観をスッキリさせたい方にもオススメ。

将来、電気自動車や太陽光発電の導入を考えているなら、パワコンの買い増し不要なニチコンT3シリーズはコスト面でもお得です。

蓄電容量は4.9kWhと7.4kWhを後付けで組み合わせ可能であり、最大14.9kWhの大容量を実現できる拡張性も嬉しいですね。

【第2位】シャープ クラウド蓄電システム

シャープの「クラウド蓄電システム」は、最新のAI技術が自動で停電対策や省エネ対策をしてくれるおまかせ機能が魅力です。

AIが災害予報をキャッチして自動で充電を開始したり、深夜のお得な電気を優先的に充電するなど、きめ細やかなサービスが人気となっています。

蓄電容量は6.5kWh、8.4kWh、9.5kWhの3種類から選べるほか、それぞれのモデルは後から追加工事して増設もできます。

AIによる自動運転が特徴的なクラウド蓄電システムは、機械操作が苦手な方や、仕事で日中は外出の多い方に特にオススメです!

【第3位】オムロン マルチ蓄電プラットフォーム

オムロンの「マルチ蓄電プラットフォーム」は、特定負荷・全負荷を選択可能なうえ、単機能やハイブリッド蓄電池としても自由に選べます

家族の人数や太陽光発電の有無によって最適な蓄電池はさまざまですが、すべてのパターンに対応したオムロンなら欲しいモデルが見つけやすいですね。

さらに、マルチ蓄電プラットフォームは最大16.4kWhという大容量ながら、薄型デザインで「室内設置も可能な点も特徴的です。

クローゼットや物置の空きスペースを有効活用したい方はもちろん、海沿いや積雪が多い地域などにお住まいの方にもオススメできます!

【第4位】スマートソーラー スマート蓄電池システム

スマートソーラーの「スマート蓄電システム」は、11.5kWh以上の大容量ながら、「工事費込みで200万円を切る」コスパが人気のシリーズです。

低価格ながら200V・全負荷に対応し、独自のスタック構造により工事費用も安く、工事の時間も短縮できる点も強みですね。

比較的新しいメーカーであるスマートソーラーですが、国や自治体の補助金の認定を受けているため、今以上にさらに安く買うこともできます。

国内メーカーなので見守りサービスなどのアフターサポートも期待できますし、「安くて安心」の蓄電池をお探しの方にピッタリといえます!

【第5位】京セラ エネレッツァ

京セラの新しいシリーズ「エネレッツァ」は、独自開発の「クレイ型蓄電池」を採用し、高い安全性と低価格のバランスが特徴です。

クレイ型蓄電池は通常の蓄電池より製造コストが大幅に安く、最大15kWhと大容量ながら他メーカー同等機種より割安で購入できるでしょう。

エネレッツァは室内設置も可能であり、グッドデザイン賞を受賞したシンプルなデザインは置く場所を選びません。

さらに、京セラ蓄電池は「10年間の自然災害保証」も付いていますので、別に火災保険などに加入する必要がない点も嬉しいですね。

【まとめ】蓄電池の全負荷は停電でも安心のパワーが魅力!大人数に最適

本記事で解説してきた「全負荷の蓄電池」のお役立ち情報を、以下に再度まとめます。

  • 蓄電池の全負荷とは、「停電時は家全体に瞬時に送電する」システムのこと
  • 特定負荷は「停電時に指定した部屋のみ送電する」仕組みになっている
  • 全負荷は「大容量・高出力」モデルが多く、停電でもエアコンやIHが使える
  • 特定負荷の方が安い場合も多いが、容量あたりの価格は大差ないことも
  • メーカーによっては全負荷・特定負荷の両方に対応している蓄電池も多い

万が一の停電でもすぐに家中の電気をバックアップしてくれる全負荷の蓄電池は、あなたが外出中でも家族をトラブルから守れて安心です。

特に、小さな子どもやお年寄りにとっては、特定負荷の「指定した部屋しか送電しない」という仕組みは不便に感じられるかもしれません。

大型になりがちな全負荷は「価格が高め」というデメリットはありますが、「普段の節電効果も高い」と考えればメリットとも考えられますね。

蓄電池は10年、20年と付き合う大きな買い物です。

購入価格だけで判断せずに、あなたに本当に必要な容量、機能のある1台を選びましょう!

リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。

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手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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IHやエコキュートのお取り扱いもございます。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。

光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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