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【ガス代の節約術まとめ】お風呂やキッチンの節約法・オール電化も解説!

その他リフォーム 2024年01月04日更新

「毎月のガス代が高すぎる…」「節約してるのに、最近どんどん高くなっている…」

不安定な世界情勢や円安などによるガス代の高騰が心配される昨今、毎月の請求額に頭を悩ませている方はとても多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、ガス代を効率よく節約するために知っておきたい以下のポイントを解説していきます。

  • プロパンガスと都市ガスの料金相場・切り替える場合の費用目安
  • 【結論】光熱費の節約には「オール電化」がもっとも効果的
  • お風呂のガス代を節約する方法・ベスト3
  • キッチンのガス代を節約する「3つの方法」

本記事の結論は、「節約できるガス代には限界があるため、オール電化へのリフォームもあわせて検討するべき」です。

今すぐできるガス代の節約方法とあわせて解説していきますので、「値上げする光熱費をなんとかしたい!」とお考えの方はぜひご覧ください。

【節約の事前知識】プロパンと都市ガスの違い・月々のガス代を比較!

まずはじめに、事前知識としてプロパンガスと都市ガスの月々のガス代相場を比較していきましょう。

一般的に「高い」イメージのあるプロパンガスを、工事で都市ガスに切り替える際にかかる費用の目安についてもこちらで解説しています。

【約2倍も違う?】プロパンガスより都市ガスが圧倒的に安い

一般家庭の月々のガス代相場を比較すると、プロパンガスは都市ガスより約1.8倍〜2倍も高いという結果となりました。

たとえば、東京都の3人〜4人家族の平均ガス代比較では、都市ガスが一ヶ月「約6,300円」なのに対し、プロパンガスは「約12,700円」と2倍近く違います。

プロパンガスがここまで高い理由を以下にまとめました。

  • ガス管で供給するだけの都市ガスと違い、ボンベの配送費用が上乗せされるから
  • プロパンガスは各社で自由に料金を決めており、ある意味「言い値」が現状だから
  • 都市ガス会社よりもプロパンガス会社は小さな企業が多く、値下げが難しいから

もし、あなたのお住まいの地域が都市ガス・プロパンガス両方に対応しているなら、単純に都市ガスに切り替えるだけで毎月のガス代が約半額になります。

しかしながら、プロパンガスから都市ガスへの切り替えには「工事」が必要です。

実際にどのくらい費用がかかるのか次項でくわしくご紹介していきます。

【切替費用を計算】プロパンガスを都市ガスに替えるのはお得?

プロパンガスから都市ガスへ契約を切り替える際にかかる費用・内訳は以下のとおりです。

ガス管の引き込み工事費用

約14万円〜18万円

ガスコンロの買い替え・設置費用

・ガステーブル(従来品)

約2万円〜10万円

・ビルトインコンロ

約5万円〜21万円

ガス給湯器の買い替え・設置費用

・壁掛け型ガス給湯器

約5万円〜16万円

・ガス温水機器(エコジョーズなど)

約18万円〜33万円

切り替え費用の総額

約21万円〜72万円

ほかにも、ガスファンヒーターやガス式の床暖房など、ガスを使用するすべての機器を買い替える必要があります

また、使えなくなったプロパンガス用の設備の「廃棄・処分費用」も別途必要ですので、「総額100万円」を超えるケースも珍しくありません。

ガス代が約半額になるお得な都市ガスですが、プロパンガスからの切り替えは意外と高額な費用が必要であることがわかります。

【結論】ガス代・光熱費節約に効果的なのは「オール電化」

毎月のガス代や光熱費を効率よく節約する方法として、本記事では「オール電化へのリフォーム」をもっともオススメします

都市ガスやプロパンガスより、オール電化が優れている理由を以下にまとめました。

  • 「深夜プラン」の電気代は昼の約70%ほど。夜間に家事をまとめれば光熱費を3割カットできる
  • 太陽光発電を設置すれば、日中の電気代をほとんど0円まで抑え込める
  • エコキュートやIH調理器の光熱費は、ガスコンロやガス給湯器より格段に安い
  • 国や自治体もオール電化を推奨しており、豊富な補助金で安く切り替えられる

オール電化への切り替えには「IH調理器」や「エコキュート(電気温水器)」などの設置が必要ですが、節約効果を考えれば「約数年〜10年」ほどで充分に回収できます

ガス輸出国・ロシアの政情不安から、今後もガス代の値上げはますます心配されています。

補助金等がある今のうちからオール電化への切り替えを検討し、いざというときに備える価値は充分にあるといえるでしょう。

お風呂のガス代を節約する効果的な方法・ベスト3を解説!

各家庭のガス代の大半を占めるのが「お風呂」です。

そこで、今すぐできる節約法を3つ厳選してご紹介していきます。

【お風呂の節約法①】追い焚きの回数を減らす

資源エネルギー庁の発表によれば、1日に1回の追い焚きを減らすだけで、年間で「約6,200円」ものガス代を節約できます。

たとえば以下のような方法で、できるだけ追い焚きせずに生活する工夫をしましょう。

  • 浴槽用のフタでこまめに保温する(入浴中もテーブルとして活用する)
  • 浴槽用のアルミシートでさらに保温力を高める
  • 家族みんなで協力して、お風呂の時間を合わせる

 「暑い日や入浴人数が少ないときはシャワーで済ませる」などの方法も有効です。

【お風呂の節約法②】シャワーの温度・水量を変える

毎日利用するシャワーの温度や水量に気をつけるだけでも、年間で「約2,000円〜3,000円」の節約効果が期待できます。

普段あまり気にせずにシャワーを使っている方は、まずは「温度設定を1℃〜2℃下げる」ことから挑戦してみましょう。

もっとも効果の高いシャワー節約法はスイッチ式の節水シャワーヘッドに替えることです。

節水シャワーヘッドは水量を抑えるため水道代も浮きますし、手元にスイッチがあるのでこまめにオフにする習慣がかんたんに身につけられます!

【お風呂の節約法③】エコキュートを導入する

オール電化への第一歩として、ガス給湯器をエコキュートに切り替える方法も非常に効果があります

「ヒートポンプ」という技術で効率よくお湯を沸かすエコキュート。

光熱費は「ガス給湯器の約5分の1といわれており、家計を大きく助けてくれます。

さらに、エコキュートには「自動おそうじ」や「バブルバス」など最新機能も多く搭載されており、スマホでの遠隔操作にも対応しています。

ほかにも、「災害時には水がめとしても役立つ」というメリットもあり、台風や地震などの備えとしても優秀といえます。

キッチンのガス代を節約する「3つの方法」をご紹介!

お風呂とともにガス代の多くを占めるのが「キッチン」です。

これからご紹介する3つの節約法で、効率よく光熱費を節約していきましょう!

【キッチンの節約法①】洗い物は食器洗浄機に任せる

意外と多くのガスを消費してしまう「洗い物」は、電気式の食器洗浄機に任せることで驚くほど節約できます。

電気式の食器洗浄機のコストは「手洗いの約半額」といわれており、年間で「約2万円」もの経済メリットがあります。

さらに、食器洗浄機なら洗いからすすぎ、乾燥まで全自動ですので、そのぶん時間に余裕が生まれますね。

2人〜4人用の食器洗浄機なら「3万円〜5万円」ほどで購入できますので、手荒れが気になる方もぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

【キッチンの節約法②】電気圧力鍋・スロークッカーを活用する

「煮込み料理」や「カレー・シチュー」などの調理には大量のガスを消費します。

電気圧力鍋やスロークッカーなどに置き換えて節約しましょう。

たとえばスロークッカーの電気代は「1時間3円〜5円」ほどと非常に省エネ。

「5円〜35円」もかかるガスコンロと切り替えるだけで効果抜群ですね。

さらに、電気式の調理器具なら「自動で熱加減を調整してくれる」という点も見逃せないメリットといえます。

直火を使わないため火災の心配も無用ですので、小さな子どもやお年寄りと暮らす家庭にも特にオススメです!

【キッチンの節約法③】IH調理器を導入する

オール電化へのリフォームに欠かせないIH調理器は、エコキュートに比べてかんたんに設置できてコスパも高い節約方法です。

パナソニックのデータによると、3人〜4人家族のIH調理器の電気代は一ヶ月わずか「1,020円」ほど。

ガスコンロより年間3万円〜5万円もお得です。

「豪快に炎を使う料理はできない」というデメリットはありますが、豊富なグリル機能やヘルシーなノンフライ機能など、ガス火より優秀な機能も多々あります。

ボタン一つでアツアツの料理を作ってくれる「オート調理機能」も魅力的。

最近は値段もかなり落ち着いていますので、ぜひ検討してみてくださいね。

【まとめ】ガス代の節約には限界がある!オール電化も検討しよう

本記事では今すぐできるガス代の節約方法についてくわしく解説してきましたが、地道な努力で節約できる金額にはどうしても限界があります

根本的に光熱費の問題を解決するには、ガス器具での節約より「オール電化」への切り替えの方が断然効果が高いでしょう。

たとえば、エコキュートやIH調理器に切り替えるだけでも、毎月の光熱費は「半額以上」まで抑え込むことが可能です。

今後も高騰が予想されるガスよりも多彩な節約方法が選択できるオール電化。

今なら補助金制度も豊富ですので、ぜひ積極的にご検討ください!

リノベステーションでは多くのメーカーの蓄電池や太陽光発電を取り扱っております。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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光熱費削減コンサルタント

中田 萌
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