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「電気自動車は環境に悪い」は本当?ライフサイクル全体で考える真実と、家庭でできる環境貢献

EV・V2H 2025年10月31日更新
「電気自動車(EV)は本当にエコなの?」そんな疑問を感じていませんか。走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しないクリーンなイメージがある一方、「製造過程や電力供給源を考えると、実は環境に悪い」という声も聞こえてきます。

この記事では、電気自動車が環境に与える影響を多角的に分析し、その真実に迫ります。結論から言えば、電気自動車はいくつかの課題を抱えつつも、再生可能エネルギーと組み合わせることで、ガソリン車を大幅に上回る環境性能を発揮する可能性を秘めています。

この記事を読めば、以下の3つのポイントが明確になります。

  • 電気自動車が「環境に悪い」と言われる具体的な理由(製造・電力・廃棄)
  • ライフサイクル全体で見た、ガソリン車との環境負荷の比較
  • 太陽光発電と蓄電池を使い、EVの環境性能を最大化する方法

目次

第1章:なぜ電気自動車は「環境に悪い」と言われるのか?3つの側面

【この章の要旨】
電気自動車の環境負荷は、主に「バッテリー製造時」「充電する電力の発電時」「バッテリー廃棄・リサイクル時」の3つの段階で指摘されます。特に、リチウムイオンバッテリーの製造には多くのエネルギーと希少資源が必要であり、この段階でのCO2排出量が課題とされています。

電気自動車が走行中に排気ガスを出さないのは事実です。しかし、車が作られてから廃棄されるまでのライフサイクル全体(LCA:Life Cycle Assessment)で見ると、環境負荷がゼロというわけではありません。具体的にどのような点が問題視されているのか、3つの側面に分けて見ていきましょう。

1-1. バッテリー製造時の環境負荷

電気自動車の心臓部であるリチウムイオンバッテリーの製造は、多くのエネルギーを消費します。特に、リチウムやコバルト、ニッケルといった希少金属(レアメタル)の採掘から精製、加工に至るプロセスは環境負荷が大きく、製造段階でのCO2排出量はガソリン車の製造時を上回るとされています。

スウェーデン環境研究所の2017年の報告書では、EVバッテリー1kWhを製造する際に150〜200kgのCO2が排出されると試算されています。例えば、60kWhのバッテリーを搭載したEVの場合、製造だけで9〜12トンのCO2が排出される計算になり、これはガソリン車の製造過程における排出量を大きく超える可能性があります。

出典:スウェーデン環境研究所(IVL Swedish Environmental Research Institute)

ただし、この数値はバッテリー工場の使用電力構成や技術革新によって大きく変動します。再生可能エネルギーを利用する工場が増えれば、製造時のCO2排出量は大幅に削減可能です。

1-2. 充電する「電力」の発電方法という課題

電気自動車が走行時に排出するCO2はゼロですが、その動力源である電気がどのように作られているかが重要です。もし、火力発電のように化石燃料を燃やして作られた電力を多用している場合、発電所でCO2が排出されているため、「間接的に環境に負荷をかけている」ことになります。これを「Well-to-Wheel(油井から車輪まで)」の観点と呼びます。

日本の電源構成は、依然として火力発電の割合が高いのが現状です。経済産業省・資源エネルギー庁のデータによると、2022年度の総発電電力量に占める化石燃料の割合は70%を超えています。このため、日本国内でEVを充電することは、現時点では完全にクリーンとは言い切れない側面があります。

出典:経済産業省 資源エネルギー庁「令和5年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2024)」

1-3. バッテリーの廃棄・リサイクル問題

電気自動車に搭載されるバッテリーは、充放電を繰り返すことで徐々に劣化し、いずれ寿命を迎えます。使用済みバッテリーの処理も環境問題の一つです。不適切な処理は土壌汚染や水質汚染につながる恐れがあり、また、内部に含まれる希少金属をいかに効率的に回収・再利用(リサイクル)するかが大きな課題となっています。

幸い、バッテリーのリサイクル技術は世界中で急速に進歩しており、多くの自動車メーカーや専門企業がリサイクル・リユースの仕組み構築に取り組んでいます。例えば、使用済みバッテリーを定置用蓄電池として再利用する試みも始まっています。

【この章のまとめ】
電気自動車の環境負荷は、製造・電力・廃棄の各段階に存在します。特に製造時のCO2排出と、充電に使う電力の由来が大きな論点となっています。

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第2章:それでもEVが推進される理由 – ガソリン車との比較

【この章の要旨】
製造時の負荷は大きいものの、電気自動車はライフサイクル全体で見ればガソリン車よりCO2排出量が少ないとされています。走行時の排出ガスゼロというメリットは都市部の大気汚染改善に直結し、再生可能エネルギーとの組み合わせで環境性能が飛躍的に向上する将来性が高く評価されています。

前章で述べたような課題があるにもかかわらず、なぜ世界中で電気自動車へのシフトが進んでいるのでしょうか。それは、ライフサイクル全体で評価した場合の優位性と、将来的なポテンシャルに大きな期待が寄せられているからです。

2-1. ライフサイクルアセスメント(LCA)での比較

自動車の環境性能を評価する際は、製造から使用、廃棄までのトータルでのCO2排出量(LCA)で比較することが重要です。一般的に、電気自動車は製造時の排出量が多い「フロントローディング型」である一方、ガソリン車は走行時に燃料を燃やし続けるため、使用段階での排出量が大きい「テールヘビー型」と言われます。

様々な研究機関が試算を行っていますが、多くの場合、総走行距離が一定を超えると、電気自動車のライフサイクルCO2排出量はガソリン車を下回ると結論づけられています。

車種 製造・輸送 燃料・電力(製造〜消費) 廃棄 合計(15万km走行時)
ガソリン車 約7.0 t-CO2 約28.0 t-CO2 約0.5 t-CO2 約35.5 t-CO2
電気自動車(EV) 約10.5 t-CO2 約12.5 t-CO2 約0.5 t-CO2 約23.5 t-CO2
※上記は一般的な乗用車を想定した試算例であり、車種、バッテリー容量、各国の電源構成、走行条件により数値は大きく変動します。 出典:環境省「製品・サービスのLCA算定を支援するウェブサイト」等のデータを参考に編集部が作成。

この表が示すように、仮に15万km走行した場合、EVの合計排出量はガソリン車を約34%下回る可能性があります。この差は、再生可能エネルギー由来の電力で充電する比率が高まるほど、さらに大きくなっていきます。

2-2. 走行時の排出ガスゼロがもたらす大気環境の改善

ライフサイクルでのCO2排出量も重要ですが、私たちが生活する都市部において、走行時に窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM2.5)といった大気汚染物質を一切排出しない点は、EVの非常に大きなメリットです。これにより、交通量の多い地域における住民の健康改善に直接的に貢献します。

2-3. 再生可能エネルギーとの圧倒的な親和性

電気自動車の最大の強みは、エネルギー源を柔軟に選択できる点にあります。前述の通り、火力発電由来の電気を使えばその分のCO2が排出されますが、太陽光や風力といった再生可能エネルギー由来の電気で充電すれば、発電から走行までのCO2排出を限りなくゼロに近づけることが可能です。将来、社会全体の再生可能エネルギー比率が高まれば、EVの環境価値は自動的に向上していきます。

【この章のまとめ】
ライフサイクル全体で見ると、電気自動車はガソリン車よりも環境負荷が低いという評価が一般的です。特に、再生可能エネルギーとの組み合わせにより、その環境性能はさらに高まります。


第3章:EVの環境性能を最大化する「太陽光発電+蓄電池」という有力な選択肢

【この章の要旨】
自宅に太陽光発電システムと蓄電池を導入することで、電気自動車の充電をクリーンな電力で賄い、環境負荷を最小限に抑えることができます。さらに、電気代の削減や災害時の非常用電源確保といった経済的・防災的なメリットも得られます。

「電気自動車を導入するなら、環境への貢献を最大化したい」と考える方にとって、効果的な方法の一つが、自宅の屋根に太陽光発電システムを設置することです。これにより、EVの環境に関する課題の多くを解決し、さらなるメリットを享受できます。

3-1. 自家発電で「クリーンな電気」をEVに

太陽光発電で作った電気は、発電時にCO2を排出しません。この電気を直接EVの充電に使えば、前述した「Well-to-Wheel」でのCO2排出の問題を根本的に解決できます。日中に発電した電気でEVを充電することで、まさに「地産地消」のクリーンエネルギーサイクルが家庭内で完結します。

これにより、「電気自動車は環境に悪い」という指摘の根幹にある「充電する電力の由来」という問題を、個人のレベルでクリアすることが可能になるのです。

3-2. 電気代高騰リスクの回避と経済的メリット

電気自動車を導入すると、当然ながら家庭の電気使用量は増加します。昨今の電気料金高騰を考えると、これは家計にとって大きな負担になりかねません。しかし、太陽光発電で電気を自給自足できれば、電力会社から購入する電気の量を大幅に減らすことができます。

特に、日中に発電した電気を家庭用蓄電池に貯めておき、夜間にEVを充電するという使い方をすれば、電気料金が割高な時間帯の電力購入を避け、効率的に電気代を節約できます。太陽光発電と蓄電池は、EVの環境性能を高めるだけでなく、家計を守るための強力なツールにもなります。

3-3. V2Hによる災害時のレジリエンス強化

V2H(Vehicle to Home)とは、電気自動車の大容量バッテリーに貯めた電気を家庭用の電力として利用する仕組みです。これに太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、非常に強固な防災対策が実現します。

例えば、台風や地震で停電が発生した場合でも、日中は太陽光で発電し、その電気をEVと家庭用蓄電池の両方に充電できます。夜間や天候が悪い日には、EVや蓄電池から電気を供給することで、数日間にわたり照明や通信機器、冷蔵庫などの最低限の電力を確保し続けることが可能です。EVが「走る蓄電池」として機能し、家族の安全・安心を守ります。

【この章のまとめ】
太陽光発電と蓄電池は、EVの環境負荷を低減し、電気代を削減し、災害への備えも強化する「一石三鳥」の解決策です。EVの導入を検討するなら、ぜひセットで考えることをお勧めします。

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第4章:知っておくべき注意点と今後の展望

【この章の要旨】
電気自動車の普及には、充電インフラの整備やバッテリー技術の進化、そして購入時の補助金制度の理解が不可欠です。技術革新は日々進んでおり、将来的にEVの利便性と環境性能はさらに向上していくと期待されます。

電気自動車と太陽光発電の組み合わせは非常に魅力的ですが、導入前に知っておくべき現実的な課題や、今後の技術的な展望についても理解しておくことが大切です。

4-1. 充電インフラの現状と課題

自宅で充電できる環境(戸建て住宅など)があれば利便性は高いですが、マンションなどの集合住宅では充電設備の設置が課題となる場合があります。また、長距離ドライブの際には、公共の急速充電器の設置場所や空き状況を事前に確認する必要があります。充電インフラは年々拡充されていますが、地域によってはまだ十分とは言えない場所もあるのが実情です。

4-2. バッテリー技術の進化と将来性

現在のリチウムイオンバッテリーが抱える資源問題や性能限界を克服するため、世界中で次世代電池の研究開発が進められています。特に、より安全でエネルギー密度が高い「全固体電池」の実用化が期待されており、これが普及すれば、EVの航続距離は飛躍的に伸び、充電時間も短縮されると見られています。バッテリーのリサイクル技術も向上し、将来的には「都市鉱山」としてのバッテリー資源循環が確立されるでしょう。

4-3. 補助金制度の活用

電気自動車や太陽光発電、蓄電池の導入には、国や地方自治体から補助金が交付される場合があります。これらの制度をうまく活用することで、初期費用を大幅に抑えることが可能です。ただし、補助金は年度ごとに予算や要件が変わり、申請期間も限られているため、常に最新の情報をチェックすることが重要です。

【この章のまとめ】
インフラやバッテリー技術にはまだ発展の余地がありますが、技術革新と制度のサポートにより、電気自動車を取り巻く環境は着実に改善されています。

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よくある質問(FAQ)

Q1. 電気自動車のバッテリー製造は、本当に環境に悪いのでしょうか?

はい、現時点ではガソリン車の製造過程よりも多くのCO2を排出する傾向にあります。これは、リチウムイオンバッテリーの製造に多くの電力と希少な資源を必要とするためです。

ただし、この環境負荷は以下の要因によって大きく変わり、将来的には低減される見込みです。

  • 工場の電力源:再生可能エネルギーを100%使用する「ギガファクトリー」などで製造されたバッテリーは、CO2排出量が大幅に削減されます。
  • 技術革新:より少ないエネルギーで製造できる新しいプロセスや、コバルトフリーなど希少資源への依存度が低いバッテリーの開発が進んでいます。
  • リサイクル:使用済みバッテリーから資源を回収し再利用する技術が確立されれば、新規に採掘する資源の量を減らすことができます。

※「環境に悪い」という側面は事実ですが、その度合いは技術の進歩と共に改善されています。

出典:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

Q2. EVを家庭で充電すると、毎月の電気代はどれくらい上がりますか?

上昇額は、車の電費(1kWhあたりの走行距離)、毎月の走行距離、そしてご契約の電気料金プランによって大きく異なります。一つの目安として、以下の計算式で概算できます。

毎月の電気代上昇額(円) = 走行距離(km) ÷ 電費(km/kWh) × 電気料金単価(円/kWh)

例えば、電費が6km/kWhのEVで月に800km走行し、電気料金単価が35円/kWhだった場合、約4,667円の電気代が追加でかかる計算になります(800 ÷ 6 × 35 ≒ 4,667)。ガソリン代と比較すれば安価な場合が多いですが、決して無視できない金額です。太陽光発電の自家消費や、深夜電力プランの活用でこの負担は軽減できます。

※実際の電費は車種や運転スタイル、季節によって変動します。

出典:資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

Q3. 太陽光発電があれば、電気自動車の環境性能は向上しますか?

はい、大幅に向上します。電気自動車の環境性能を左右する最大の要因の一つは「充電する電気が何で作られたか」です。自宅の太陽光発電システムで作った電力(再生可能エネルギー)で充電することにより、発電段階でのCO2排出がゼロになります。

これにより、ガソリンの採掘・精製・輸送にかかるCO2排出も、火力発電所のCO2排出も発生しない、真にクリーンなエネルギーサイクルを実現できます。電気自動車が「環境に悪い」と言われる懸念点を、自家発電によって解消できるため、環境性能は最大限に高まります。

Q4. 古くなったEVのバッテリーは、どのように処分されるのですか?

使用済みのEVバッテリーは、単に廃棄されるのではなく、資源として再活用される流れが確立されつつあります。主な活用方法は「リユース(再利用)」と「リサイクル(再資源化)」の2つです。

  • リユース:車載用としての性能は満たさなくなったものの、まだ電力を蓄える能力が残っているバッテリーを、家庭用や業務用の定置型蓄電池として再利用します。
  • リサイクル:バッテリーを分解し、リチウム、コバルト、ニッケルといった希少な金属を取り出して、新しいバッテリーの材料として再資源化します。

各国で法整備も進んでおり、自動車メーカーにはバッテリーの回収・リサイクルが義務付けられる方向です。これにより、持続可能なバッテリーのサプライチェーン構築が目指されています。

出典:経済産業省「リサイクル政策」

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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