東芝の太陽光発電システムのラインナップを紹介!【メリット・デメリットも解説】
今回は東芝の太陽光発電システムを紹介していきます。
また、東芝の太陽光発電のメリット・デメリットも解説していくので、太陽光発電システム選びに迷っている方におすすめの記事です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
東芝の企業概要
株式会社東芝は1875年から歴史が始まった大手家電メーカーです。
また、エレクトロニクス領域だけでなく、インフラ開発やデジタルソリューションなどの様々な事業を展開しています。
その中の一つがエネルギーシステムソリューション事業です。
原子力や火力などの一般的な発電システムの開発・研究だけでなく、仮想発電所(VPP)、水素エネルギーシステムなどの先進的な研究開発にも取り組んでいます。
もちろん太陽光などの再生可能エネルギー事業にも取り組んでいました。
ただし後述しますが、現在は住宅用太陽光発電システムの販売を終了しており、事業からも撤退しています。
東芝の太陽光発電システムのラインナップ
東芝の太陽光発電システムのラインナップは以下の通りです。
- SPR-X22-360
- SPR-X21-265
- SPR-E20-250
- TMX-205P-WHT-J
- TGX-310PM-WHT-J
それぞれ詳しくみていきましょう。
SPR-X22-360
東芝の太陽光発電のハイスペックシリーズであるSシリーズの『SPR-X22-360』の仕様は以下の通りです。
型式 | SPR-X22-360 |
セル種類 | シリコン単結晶系 |
セル実効変換効率 | 24.2% |
最大モジュール変換効率 | 22.1% |
公称最大出力 | 360W |
公称最大出力動作電圧 | 59.1V |
公称最大出力動作電流 | 6.09A |
公称開放電圧 | 69.5V |
公称短絡電流 | 6.48A |
最大システム電圧 | 1000V |
外形寸法 | W1,559×H1,046×D46mm |
質量 | 18.6kg |
希望小売価格(税込) | 289,080円 |
SPR-X21-265
同じくSシリーズの『SPR-X21-265』の製品仕様は以下の通りです。
型式 | SPR-X21-265 |
セル種類 | シリコン単結晶系 |
セル実効変換効率 | 23.7% |
最大モジュール変換効率 | 21.3% |
公称最大出力 | 265W |
公称最大出力動作電圧 | 44.0V |
公称最大出力動作電流 | 6.20A |
公称開放電圧 | 51.8V |
公称短絡電流 | 6.42A |
最大システム電圧 | 600V |
外形寸法 | H1,550×H798×D46mm |
質量 | 15.0kg |
希望小売価格(税込) | 213,180円 |
SPR-E20-250
こちらも同じくSシリーズの『SPR-E20-250』の製品仕様は以下の通りです。
型式 | SPR-E20-250 |
セル種類 | シリコン単結晶系 |
セル実効変換効率 | 22.4% |
最大モジュール変換効率 | 20.1% |
公称最大出力 | 250W |
公称最大出力動作電圧 | 40.5V |
公称最大出力動作電流 | 6.17A |
公称開放電圧 | 48.8V |
公称短絡電流 | 6.56A |
最大システム電圧 | 600V |
外形寸法 | W1,559×H798×D46mm |
質量 | 15.0kg |
希望小売価格(税込) | 200,750円 |
TMX-205P-WHT-J
今回紹介する太陽光発電システムで最も価格が安いMXシリーズの『TMX-205P-WHT-J』の仕様は以下の通りです。
型式 | TMX-205P-WHT-J |
セル種類 | シリコン多結晶系 |
最大モジュール変換効率 | 15.8% |
公称最大出力 | 205W |
公称最大出力動作電圧 | 24.6V |
公称最大出力動作電流 | 8.32A |
公称開放電圧 | 30.1V |
公称短絡電流 | 8.87A |
最大システム電圧 | 1000V |
外形寸法 | W1,318×H983×D46mm |
質量 | 14.8kg |
希望小売価格(税込) | 121,770円 |
TGX-310PM-WHT-J
最後に紹介するのはGXシリーズの『TGX-310PM-WHT-J』です。仕様は以下の通りとなっています。
型式 | TGX-310PM-WHT-J |
セル種類 | シリコン単結晶系 |
セル実効変換効率 | 21.1% |
最大モジュール変換効率 | 18.9% |
公称最大出力 | 310W |
公称最大出力動作電圧 | 33.02V |
公称最大出力動作電流 | 9.40A |
公称開放電圧 | 40.31V |
公称短絡電流 | 9.88A |
最大システム電圧 | 1000V |
外形寸法 | W1,650×H990×D35mm |
質量 | 18.2kg |
希望小売価格(税込) | 154,880円 |
東芝の太陽光発電システムの特徴
東芝の太陽光発電システムの特徴は以下の通りです。
- 変換効率が高い
- 長期保証
それぞれ解説していきます。
変換効率が高い
太陽光発電における変換効率は「セル変換効率」と「モジュール変換効率」がありますが、一般的には「モジュール変換効率」を参照すべきとされています。
そして東芝のハイエンドモデルである『SPR-X22-360』の最大モジュール変換効率は22.1%です。
これは現在存在する太陽光発電システムの中でも極めて大きい変換効率だといえます。
一般的には20%を超えれば高効率とされているので、変換効率がかなり高いことがわかるでしょう。
長期保証
東芝の太陽光発電システムは、最大25年のモジュール出力保証(無償)と、最大15年の機器保証(無償)があります。
特にハイスペックモデルであるSシリーズであれば、どちらも最大年数での保証となるので、おすすめです。
なお、『TMX-205P-WHT-J』は出力保証・機器保証が10年、『TGX-310PM-WHT-J』は出力保証20年・機器保証15年です。
東芝の太陽光発電システムのメリット
東芝の太陽光発電システムのメリットは、先述した通り「高い変換効率」と「長期保証」にあります。
どちらも世界最高水準で、東芝ブランドもあるので信頼性も高いです。
特にSシリーズであれば、世界最高峰の変換効率と最大25年の長期保証を利用できるのでおすすめとなっています。
また、東芝の太陽光発電システムはバックコンタクト方式を採用しているため、全体的にスッキリとしたデザインとなっているのもメリットです。
東芝の太陽光発電システムのデメリット
東芝の太陽光発電システムの最大のデメリットは、2023年2月3日をもって、住宅用太陽光発電システム事業から撤退したことです。
そのため、東芝の太陽光発電システムを購入する場合は、東芝ではなく専門販売店を通す必要があるでしょう。
また、東芝はアフターサービス業務を株式会社エクソルに移管しています。
そのため、東芝の長期保証はそちらで利用することができるので、その点は安心だといえるでしょう。
まとめ
それでは本記事をまとめていきます。
- 東芝の太陽光発電システムは高い変換効率と長期保証が特徴
- 東芝は2023年2月3日に住宅用太陽光発電システム事業から撤退した
- アフターサービスは引き続き利用できる
東芝の太陽光発電システムは業界でも高評価を受けていましたが、経営上の問題から、東芝は既に事業を撤退しています。
そのため今後、東芝から新製品が出ることはないでしょう。
ただし、専門販売店を通すことで現行モデルを購入することはまだ可能だと考えられます。
特にSシリーズは非常に優れたモデルです。
購入を検討しているのであれば、スピーディーに行動する必要がありそうです。
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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