卒FIT後に蓄電池はあり?なし?【2023年の価格や補助金を解説】
卒FIT後に蓄電池の検討で悩んでいませんか?
損しないためにもFITの契約期間までに対策をとるのが大切です。
そこで今回の記事は、卒FIT後の対策方法をメインに紹介します。
目次
卒FITとは【固定価格で売電できなくなる】
卒FITとは、太陽光発電の設置から10年経って売電期間が終了することを指します。
2009年に初めて買取期間がスタートし、10年経過した2019年以降に多くみられる問題です。
2009年は48円/kWhの買取価格でできましたが、11年目以降は7円〜9円/kWhまで大幅に下がり高値で買取ってもらうことができなくなります。
そのため、契約期間の確認や卒FIT後の活用について検討する必要があります。
卒FIT後の対策【3つのタイプから選ぼう】
売電価格が大幅に下がる期間は必ず来るため卒FIT後の対策をとるのが大切です。
そこで主な対策方法を3つに分けて解説していきます。
継続して売電する
卒FIT後も切り替えの手続きをせず契約中の電力会社へ売電することが可能です。
しかし、大手電力会社の買取価格は7円〜9円まで下がるため、まとまった売電収入を得たい人にはメリットを感じづらいでしょう。
電力会社を変更する
引き続き売電したい人は、新電力に切り替えて電気を買い取ってもらう方法があります。
大手電力会社は7円~9円ほどの買取の一方、新電力は高値で買取ってもらえるためお得な卒FIT対策の一つです。
また、申請から切り替えまで、時期によって時間がかかる場合もあるので早めに切り替えを検討しましょう。
SMART TECH | ENEOS | |
北海道エリア | ー | 11円 |
東北エリア | 11.5円 | 11円 |
東京エリア | 11.5円 | 11円 |
中部エリア | 10円 | 10円 |
北陸エリア | ー | 10円 |
関西エリア | 10円 | 10円 |
中国エリア | 10円 | 10円 |
四国エリア | ー | 10円 |
九州エリア | 8.5円 | 8円 |
蓄電池を設置して自家消費する
太陽光発電の電力を売電する方法ではなく、蓄電池に貯めて使う方法も卒FIT対策に有効的です。
日中の電力を蓄電池に貯めて、夜間や明け方に使用することで、電力会社からの購入回数を減らしたり、災害時の備えとして活用できたりします。
また、蓄電池の導入コストはかかりますが、国や自治体で補助金を受給できるため、設置費用や工事費用など一部の費用が負担されるので安心です。
卒FIT後に蓄電池がおすすめの理由
卒FIT後に蓄電池がおすすめの理由について紹介します。
蓄電池によって太陽光発電のパワコンを交換できたり、停電時に使えたりとさまざまなメリットがあります。
卒FIT後に活用できる理由について一つずつ見ていきましょう。
夜間や曇りの日でもタダで電気が使える
太陽光発電の電力を蓄電池に貯めて夜間に使用すると電力会社の購入回数を減らしつつ、夜間や朝方にタダで活用できます。
また、曇りや雨で発電できない場合も、AI機能付きの蓄電池であれば事前に天気予報を予測し使用量にピッタリな電力を充電できるため無駄なく活用できます。
非常用電源として利用できる
太陽光発電と蓄電池の併用で、日中の電気を貯めたり、夜間の割安な電気を貯めたり災害による停電に備えることができます。
蓄電池には、災害対策モードがあり、停電に備えていつでもフル充電に保てるため、台風が予想された日でも停電の心配がありません。
初期費用の一部は補助金が使える
蓄電池の費用の一部は、国や自治体からの補助金を活用できます。
国のDER補助金は、1kWhあたり3.7万円が受給されます。
また、太陽光発電との組み合わせが条件になっているケースが多いため、卒FITの方の利用におすすめです。
卒FIT後パワコンの交換ができるハイブリッド蓄電池がおすすめ
卒FIT後は蓄電池を組み合わせて、売電や自家消費するのがおすすめです。
また、ハイブリッド型の蓄電池なら、太陽光発電のパワコンを新しくできたり、一つにまとめて設置できたり多くのメリットがあります。
今回紹介した内容を参考に、ぜひご家庭に蓄電池を導入してみてくださいね。
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この記事の監修者
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太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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