パナソニックが太陽光発電パネルの生産から撤退!?今後の保証も解説!
国内トップクラスの太陽光シェアを持つ大定番メーカー・パナソニック。
実は、「太陽光パネル生産事業からはすでに撤退している」という事実をご存じでしょうか?
撤退となると「今後は太陽光事業をやめてしまうの?」「今までの保証は打ち切られるの?」など、心配や不安から正しい情報が知りたくなりますよね。
そこで本記事では、「パナソニックが太陽光生産を撤退した理由・詳細」や「撤退後の太陽光事業の動向やアフターサービスの継続」についてくわしく解説していきます。
結論からいえば、撤退したのは「自社工場によるパネル生産のみ」であり、ブランドとしての太陽光システムの販売は継続するため過度な心配は無用です。
記事の後半には撤退したパナソニックならではの「値下げでむしろお得な可能性」についても解説していますので、興味のある方はぜひご覧くださいね!
目次
【2021年に生産終了】パナソニックが太陽光から撤退!?
パナソニック株式会社の2021年2月の発表によると、同社は「2021年いっぱいで国内・海外の自社工場からのパネル生産事業から撤退」していることがわかります。
撤退の理由については明記していませんが、各種メディアや専門家によれば「中国や韓国メーカーとの低価格競争に対抗できなくなったから」という説が有力とみられています。
自社工場でのパネル生産は終了したものの、外部メーカーの「生産委託」を通してパナソニックブランドの太陽光システム販売は継続するため、「完全に撤退」したわけではありません。
「太陽光パワコン」や「蓄電池」は自社工場での生産を継続していますので、再生エネルギーや太陽光のトップ企業としての存在感は今後も変わらないでしょう。
撤退したパナソニック太陽光の特徴や強みを解説!他社との違いは?
つづいて、パナソニックの太陽光発電ならではの特徴や強みを、「撤退後の動向」も含めてくわしく解説していきます。
【特徴①】大手メーカーならではの安心感!耐久性はトップレベル
パナソニックの太陽光発電の大きな特徴は、国内トップ級の販売実績を根拠とした安心感と、他メーカーとは一味ちがう「耐久性・信頼性の高さ」にあります。
現行ラインナップとして販売されるパネルは厳しい国際規格の試験に加え、20項目以上の独自テストをクリアしており、大型台風にも充分に耐えられるタフさを持っています。
さらに、パナソニックの太陽光パネルは独自研修を受け、試験に合格した施工士のみが設置できる点も強みです。
工事の品質も非常に高く、雨漏りのリスクも最小限に抑えられます。
パナソニックの耐久性・安全性への過剰なまでのこだわりはパネル生産撤退後も変わっていないため、今後販売される新ラインナップに対しても大いに期待できそうです。
【特徴②】発電効率が「20%以上」と高性能!意外と価格も安い
パナソニックの太陽光発電ならではの強みとして、発電効率が「20%」を超える高スペックモデルが大半ながら、パネル1枚あたりのコスパも優れている点が挙げられます。
たとえば、2023年の新モデル「MS240α」は、「発電効率20.0%・最大出力240W」とハイパワーにもかかわらず希望価格は「税抜187,000円」と魅力的な安さです。
パネル自社生産の終了後は「外部メーカーの生産委託」となりコスト削減が図れるため、高スペックはそのままに低価格化が進むことも充分考えられるでしょう。
発電効率が20%を超えるパネルは現在でも国内トップクラスの性能ですし、パナソニックの工事やアフターフォローの品質を考えれば撤退後も魅力は色あせません。
【特徴③】抜群のロング保証!無償で25年の本体保証がうれしい
パナソニックの太陽光発電の保証内容は「モジュール出力保証25年・本体システム保証15年」と抜群に長期間であり、無償で保証がついてくる点も特徴的です。
保証期間中は何度でも無料で修理対応を受けられるほか、「ほぼすべての都道府県にサービス拠点がある」パナソニックなら、修理が完了するまでの期間も最小限ですむでしょう。
パネル生産の撤退発表から2年経過した現在でも保証内容は変わっておらず、生産工場が外部に委託される今後も同様の保証が受けられるのはメリットといえます。
さらに、パナソニック太陽光の販売店なら15年間の「自然災害補償」に加入できます。
台風などの災害でも無料修理の対応が受けられるため、安心して使い続けられますね。
パナソニックの太陽光は撤退後も保証が継続する?内容は変わらない?
自社工場でのパネル生産の終了後も、現在利用しているパナソニック太陽光の保証が打ち切られることはないですし、今後購入するパネルの保証にも悪影響はありません。
日本全国に数多くある「修理サービス拠点」の営業も継続するうえに、電話・出張サポートなどの品質も変わらないため、安心して導入できるでしょう。
パナソニックブランドとしての太陽光パネル販売は継続していますので、「メーカーを揃えて買い増ししたいのに商品がない…」と不便に感じることもありません。
もともとの保証内容が「無償で出力保証25年・システム保証15年」と非常に長いパナソニック。
撤退を過度に不安がらずに、今後も頼りになるメーカーといえそうです。
撤退したパナソニック太陽光は買うべき?おすすめ理由を解説!
結論からいえば、パネル自社生産を終了したとはいえ、2023年もパナソニック蓄電池は「買うべきおすすめメーカー」であることに変わりはありません。
おすすめできる理由は、パナソニックは太陽光事業の全体を撤退したわけではなく、信頼性や充実した保証内容、高い発電効率など「メーカーの強み」は依然としてそのままだからです。
むしろ、撤退の不安から「契約のキャンセル」を選ぶ方がいるおかげで「値下げする可能性」が充分考えられることから、価格的にはますます有利となったといえるでしょう。
今後、パネルが海外製となったとしても地方自治体や国の「補助金対象であることも変わらない」ため、うまく活用すればますます導入コストが下げられますね。
【まとめ】パナソニック太陽光は撤退後も保証が続く!値下げにも期待
本記事でくわしく解説してきた「パナソニックの太陽光撤退」について把握するための重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- パナソニックは2021年いっぱいで「自社工場でのパネル生産の撤退」を発表している
- 今後は「外部メーカーの生産委託」に変わるが、ブランドとしての太陽光販売は継続する
- パワコンや蓄電池の自社工場への生産は続いており、太陽光・再エネ事業には意欲的
- 生産撤退後も保証期間や保証内容、アフターサービスの品質や拠点の数などは変更なし
- 撤退のショックにより値下がりする可能性もあり、できるだけ安く導入したい方に有利
「中国や韓国メーカーとの価格競争に対抗できず生産撤退した」といわれるパナソニックですが、太陽光事業から完全に撤退するわけではないため、過度に心配する必要はありません。
今後は順次、外部メーカー製のOEMパネルが増えますので、「やっぱりパナソニック自社パネルが欲しい!」とお考えなら、在庫が残っている今が最後の購入チャンスといえます。
大手メーカーとしての信頼感や高い耐久性、安心の長期保証など、生産撤退したとはいえ強みが多いパナソニック。
充分に検討する価値はありそうですね!
▼関連記事はこちら
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!