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電気代が高すぎる原因は?【世帯別・季節別の平均額を調査】

その他リフォーム 2024年01月04日更新

電気代が高すぎる原因は、電力会社の電力料金の値上げも理由の一つです。

そこで今回の記事では、電気代が高すぎる原因や理由、家族人数や季節別の平均額、対策方法について解説していきます。

2023年の電気代が高すぎる理由や原因は?

電気代が倍になった家庭も多いのではないでしょうか。

そこでここからは、電気代が高すぎる理由や原因について紹介していきます。

電気事業者が規制料金の値上げを申請

2022年に電力会社6社が規制料金の値上げ申請をし、2023年の4月より電気代が値上がりします。

6社の規制料金の値上がり平均額は、2,683円と家計への負担額が大きいのが分かります。

電力会社名

規制料金の値上げ率

契約プラン(アンペア数・電力使用量)

値上げ額

東北電力

32.94%

・従量電灯B

・30A

・260kWh/月

2,717円

東京電力

29.31%

・従量電灯B

・30A

・260kWh/月

2,611円

北陸電力

45.84%

・従量電灯B

・30A

・230kWh/月

2,696円

中国電力

31.33%

・従量電灯A

・260kWh/月

2,399円

四国電力

28.08%

・従量電灯A

・260kWh/月

2,205円

沖縄電力

40.93%

・従量電灯

・260kWh/月

3,473円

燃費調整額の値上げ

全国の電力会社の燃料調整単価は、1年でおよそ0.42〜4.19円まで燃費調整単価が上がっています。

各電力会社では上限額が決まっており、差額が変わらない地域もありますが、今後も値上がり値下がりを繰り返しつつ、穏やかに値上がりしていくことも考えられます。

電力会社名

電気プラン

2022年4月

2023年4月

差額

北海道電力

従量電灯

1.4円

3.66円

+2.26円

東北電力

従量電灯B/C

3.05円

3.47円

+0.42円

北陸電力

従量電灯B/C

1.77円

1.77円

0円

東京電力

従量電灯B/C

2.27円

5.13円

+2.86円

中部電力

従量電灯B/C

1.17円

5.36円

+4.19円

関西電力

従量電灯A/B

2.24円

2.24円

0円

中国電力

従量電灯A/B

3.19円

3.19円

0円

四国電力

従量電灯A/B

2.55円

2.55円

0円

九州電力

従量電灯B/C

0.02円

0.01円(3月31日まで0.08円)

-0.01円(0.06円)

沖縄電力

従量電灯

3.98円

3.98円

0円

送配電網の利用料の値上げ

2023年4月より大手電力会社10社が1kWhあたり4.4%〜16%の送配電網の料金の値上げを発表しています。

一般家庭では月額36円〜250円の負担がかかるため、電気代が高くなる原因の一つと言えます。

電力会社名

毎月の負担額

東京電力

36円

北陸電力

269円

中部電力

109円

関西電力

93円

九州電力

250円

(引用元:Yahoo!ニュース

電気代が高くなる家電製品は?【消費電力の大きい順に解説】

消費電力の高い順に年間の電気代を計算してみると、使用時間によってかかる電気代は以下のように変わります。

消費電力の高い順

家電製品名

消費電力

1日あたりの電気代

年間の電気代

1位

IHクッキングヒーター

3000W

30分~1時間:40~80円

14,400~28,800円

2位

電子レンジ

1400W

3分~10分:2~6円

720~2,160円

3位

アイロン

1400W

5~10分:3~6円

1,080~2,160円

4位

炊飯器

1300W

1時間:35円

12,600円

5位

浴室乾燥機

1290W

1~2時間:35~70円

12,600~25,200円

6位

温水洗浄便座

1200W

(年間消費電力100~130kWh)

約8.6円~11.2円

3,100~4,030円

7位

ハロゲンヒーター

1200W

1時間:32円

11,520円

8位

洗濯乾燥機

1100W

1回(190分):90円

32,400円

9位

ドライヤー

1000W

5分:2円

720円

10位

オーブントースター

1000W

5分~10分:2~4円

720~1,440円

(引用元:資源エネルギー庁「家庭のエネルギーはどこで使われている?」

年間の電気代にすると、家電製品によって30,000円を超える場合もあり、節約するためにも使用時間や使用回数を減らす必要があります。

電気代が高くなる時間帯は?

昼間の時間帯は朝より高い電気単価で設定されているので電気代が高くなりやすいです。

従量電灯は電気の使用量に応じて単価が変わるため、使用する時間帯のプランを選ぶと電気料金をおさえることができます。

例えば、東京電力の「夜トク8プラン」は、AM1時〜AM7時まで21.75円で電力使用量に関係なく使用できます。

夜間に洗濯物や朝食の準備など済ませるようにすれば電気代の削減になります。

また、ライフスタイルに合わせたプランもあるので自分の生活にあった料金プランを選びましょう。

都道府県別の電気代の平均額

地域によって電気代の平均額が変わり、電気代が高いのは北陸エリア、電気代が安いのは東京エリアとなります。

電気プランによって価格が異なるため、電気代の目安として参考にしてください。

エリア

1ヵ月の電気代

北海道エリア

12,875円

東北エリア

13,835円

東京エリア

11,120円

中部エリア

日本海側:14,400円

太平洋側:10,270円

北陸エリア

15,517円

関西エリア

12,221円

中国エリア

14,743円

四国エリア

13,450円

九州エリア

11,894円

沖縄エリア

11,791円

総務省統計局の「家計調査(統計法により指定されている基幹統計)」

世帯別の電気代の平均額

1人暮らしから2人暮らしになると5,000円ほど高くなりますが、3人家族以上になるとほとんど差がありません。

世帯人数

電気代の平均額

1人家族

5,468円

2人家族

9,183円

3人家族

10,655円

4人家族

11,376円

5人家族

12,423円

6人家族

14,852円

(引用元:総務省統計局の家計調査2021年

季節別の電気代の平均額

電気代が高い季節は、春・冬、電気代が安いのはという結果になりました。

電気代の支払いは使った月の1ヵ月後に反映されるため、電気代の平均額と支払い金額を比較して参考にしてみてください、

季節

電気代の平均額

春(3~5月)

11,664円

夏(6~8月)

8,821円

秋(9~11月)

10,429円

冬(12~2月)

11,322円

(引用元:総務省統計局の家計調査2022年

電気代が高くなるのを防ぐ節約方法

高すぎる電気代を節約する方法を4つ紹介します。

日常に1つ取り入れるだけで電気代の節約が期待できるでしょう。

昼間の電力使用量を減らす

従量電灯の場合、電気使用量が上がることで単価も上がるため、使用量が減ると1段階下がり電気代が安くなります。

同時に使う家電製品を少なくすることで、電力単価が高くならず使用できます。

東京電力(従量電灯B)

区分

電力単価

~120kWhまで

19.91円

120~300kWhまで

26.51円

300kWh以上

30.60円

自宅の断熱効果を上げる

夏場や冬場はエアコンの使用量が多いため、冷たい風や暖かい空気が逃げないように遮光カーテンで日差しを防ぐのがおすすめです。

また窓を断熱効果のあるものに変更したり、フィルムを貼ったりすることで、夏は外からの熱、冬は冷気を遮ってくれます。

新電力会社に切り替える

新電力会社は基本料金0円やセット割で安くなる独自のプランが充実しています。

LOOP電気の場合、基本料金0円で電力単価は使用量に関係なく変わらないので、300kWhを超えてしまう大家族の方にも良心的です。

一部の新電力プランは、燃料調整額の値上がりで基本料金が高くなる場合もあるので契約しているプランと比較するようにしましょう。

太陽光発電を導入してみる

太陽光発電は、日中の日差しを電力に変換して使用できるため、お昼の電気使用量が多い方にメリットが大きいです。

自家発電した電力を優先的に使うと、電気使用量が減り電気代の節約になったり、再エネ賦課金額の負担を減らせたりする効果にもつながります。

電気代を見直して節約方法を試してみよう!

今回は電気代が高すぎる原因や世帯別・季節別の電気代の平均額を紹介しました。

2023年以降も電気代は値上がりする見通しで、電気代を安くするためにも節約が大切です。

ご紹介した対策方法で一つでも気になるものがあればぜひ実践してみてくださいね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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