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地震で停電が発生する理由や期間は?停電対策も徹底解説!

その他リフォーム 2024年01月04日更新

地震が発生すると、同時に停電が発生する確率が上がります。

では、地震が原因で停電が発生する理由は何なのでしょうか。

また、地震で停電したら、復旧までに何日ほど要するのでしょうか。

いつ発生するか分からない地震と停電。

だからこそ、備えあれば患いなしの精神でしっかり準備は済ませておけると安心ですよね。

今回の記事では、地震で停電が発生する理由や復旧までに要する時間、停電対策として有効なものを5つ紹介します。

地震で停電が発生する理由は?停電は何日くらい続く?

地震で停電が発生する理由が気になりますよね。

また、復旧までに何日ほどかかるのかも頭に入れておきたい事案です。

今回の章では、地震が原因で停電が発生する理由、復旧までに要する時間を紹介します。

地震で停電が発生する理由について

地震が発生するとそれだけで恐怖ですが、巨大地震になればなるほど地震を原因とした停電の発生確率が上がります。

では、地震が原因で停電が発生する理由は何なのでしょうか。

主な理由は、以下の2点といわれています。

  • 電力インフラが被災したから
  • 需要と供給のバランスが崩れるから

それぞれどういうことか、具体的に見ていきましょう。

電力インフラが被災したから

地震で停電が発生する理由は、電力インフラが被災したからです。

東日本大震災のように原発が被災してしまうと、電力の供給がストップせざるを得ません。

したがって、震源地から離れている地域でも停電被害を受けてしまう可能性があるのです

需要と供給のバランスが崩れるから

地震で停電が発生する理由は、需要と供給のバランスが崩れるからです。

地震が発生すると、多くの電力インフラは危険を察知して稼働を一時的にストップします。

しかし、震源地と距離がある地域は平常通りの生活を続けるので、次第に需要量が供給量を上回ってしまいます。

普段は、需要と供給のバランスを一定に保つことで、私たちは安定した電力を使用できているのですが、このバランスが崩れることで電力の周波数が大きく乱れ、停電以上の大きな災害を引き起こしてしまう可能性があるのです。

つまり、さらなる大災害を未然に防ぐため、電力の需要と供給のバランスが見合わなくなったら一時的にでも停電が発生してしまうのです。

地震による停電日数について

地震による停電日数は、地震の規模によって異なります。

ここからは、過去に発生した巨大地震を紹介し、停電復旧までに何日ほど要したのかを解説します。

2007年新潟県中越沖地震

新潟県中越沖地震は、2007年7月16日午前10時13分に発生したマグニチュード6.8、最大震度6強の巨大地震です。

死者15人、負傷者2,346人というデータが残る巨大地震だったこともあり、地震発生直後から2日間に渡って停電が発生しました。

しかも、停電だけではなく水とガスも遮断され、特に震源地近くに住む住民は不安を余儀なくされたのです。

結局、電気は7月18日に復旧し、水道の完全復旧は8月14日、ガスに至っては8月27日でした。

長期間にわたって不便を強いられたことが分かりますよね。

2011年東日本大震災

東日本大震災は、2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0、最大震度7の巨大地震です。

同大震災では、地震発生と共に津波も押し寄せたことから、東北地方を中心に12都道府県で合計22,318人の死者・行方不明者が出てしまいました。

震源地は宮城県沖だったものの、震源域が広域だったことや福島第一原発がメルトダウンを起こしたことで、東京電力管内も停電が発生。

最大停電戸数は466万戸にも及んだのだとか。

しかし、地震発生から3日後の3月14日には80%ほどの電力が復旧し、同1週間後の3月18日には94%の電力が復旧していたというから驚きですよね。

ちなみに、震源地近くでは、地震発生と共に電気のみならず水道やガスも遮断されましたが、ガスは5月3日に完全復旧しました。

水道に関しては、6月に完全復旧したということです。 

2016年熊本地震

熊本地震は、2016年4月14日午後9時26分に発生したマグニチュード7.3、最大震度7の巨大地震です。

しかも、余震(本震)として4月16日に以下のような巨大地震が発生したことで被害はさらに拡大し、死者273人、負傷者2,809人もの被害を出してしまいました。

地震発生時刻

マグニチュード

最大震度

1時45分

5.9

6弱

3時3分

5.9

5強

3時55分

5.8

6強

ただ、電力の復旧スピードは前述の2つの巨大地震同様に非常に早く、4月20日には全世帯が通電したといいます。

ちなみに、ガスは2週間後に復旧。

水道は3ヶ月半後に完全復旧しました。

どの地震を見ても、電気の復旧スピードが異様に早いことが分かります。

地震で停電してもパニックにならないように!おすすめ対策は?

前章で、過去の大災害で発生した停電や、停電復旧までに要した時間を紹介しました。

巨大地震相手では停電を免れるのは無理なようですが、実は水道やガスよりも復旧スピードが早いことが分かりました。

ここからは、地震で停電してもパニックにならないように、比較的簡単にできる停電対策を紹介します。

太陽光発電や蓄電池を導入する

地震によって停電が発生しても慌てないため、太陽光発電や蓄電池を導入しましょう。

太陽光発電を所有していれば、太陽光さえ出ていれば停電を免れることができるからです。

さらに、太陽光発電が発電した電力を蓄え、それを夜間に使うとなると、蓄電池も必要になります。

太陽光発電と蓄電池を併用すれば、非常時に停電を免れることが可能になるだけではなく、平常時も電気代を削減できるなどのお得を手に入れることが可能です。

初期費用こそかかってしまいますが、ぜひ太陽光発電と蓄電池の導入を前向きに検討してみてください。

スマホの簡易充電器を常備する

スマホの簡易充電器を常備するのも、停電対策として有効です。

スマホは今やなくてはならないもの。

だからこそ、停電が発生して思うように充電ができず、スマホを使えなくなってしまうのは、心身ともに参ってしまうことでしょう。

だからこそ、いつ停電が発生しても良いように、スマホの簡易充電器は常備しておくべきです。

乾電池式のものでもソーラータイプのものでも良いので、家族のスマホが充電できるだけの用意をしておきましょう。

懐中電灯を数本常備する

懐中電灯を数本常備しておくのも、停電対策として有効です。

停電が発生すると、太陽光発電を導入していたとしても節電が基本になります。

だからこそ、不便のない範囲で懐中電灯を使うようにし、節電に努めていく必要があるでしょう。

おすすめの懐中電灯は、登山時などで使用するような頭に装着できるものです。

両手が空くので、特に非常時には安心できるアイテムになり得るでしょう。

ガスボンベ&ガスコンロを購入する

停電対策として、ガスボンベやガスコンロを購入することも挙げられます。

前章で紹介した通り、過去に発生した大震災では、停電はほんの数日で解消したものの、ガスの復旧は数週間ほどの時間を要しました。

電子レンジで調理できる食べ物にも限りがあるので、できればガスボンベやガスコンロを用意しておき、ガスを使った調理ができるようにしておくと安心です。

断水対策もしっかりしておく

同じように、断水対策もしっかりしておきましょう。

飲料水はもちろん、体を洗ったりトイレの水を流したりできる非常水が必要です。

特に夏場に停電や断水が発生したら、生命の危機に直面してしまいます。

地震はいつ発生するか分からないので、しっかり対策をしておきましょう。

地震で停電してもパニックにならないように!対策はしっかりしよう!

今回の記事では、地震発生と共に停電になる理由や復旧までの期間、停電対策として必要なものを紹介しました。

地震が発生すると、それだけで不安になってしまいます。

だからこそ、停電してさらに不安を感じないよう、予め何らかの対策を講じておけると安心でしょう。

特に、小さなお子さまや高齢者と同居の場合、停電対策はしっかりしておくべきです。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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