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【2023年最新】テスラの蓄電池は価格が安いがデメリットもあり!

2024年01月04日更新

電気代の高騰対策や卒FIT家庭の増加により、家庭用蓄電池の需要が高まっています。

今回は、家庭用蓄電池の中でもデザイン性が高いテスラの蓄電池を紹介します。

記事内では、テスラの蓄電池のデメリットも紹介していますので、後悔しないように必ず確認しておきましょう。

テスラの蓄電池「パワーウォール」の特徴は?

テスラの蓄電池「パワーウォール」の特徴は以下の通りです。

  • 低価格
  • デザイン性の高さ
  • 全負荷200V対応
  • アプリ1つで動作確認と操作が可能
  • 大容量蓄電池

それぞれ解説します。

特徴① 価格が抑えられている

テスラの蓄電池は、他メーカーの蓄電池に比べて価格が抑えられていることが特徴です。

特に、国産メーカーの蓄電池と比べると、その価格差に驚かされるのではないでしょうか。

詳しい金額や金額差は後述しますが、テスラ蓄電池の価格に魅力を感じる人が多いことも事実です。

特徴② デザイン性が高い

電気自動車事業で有名なテスラですが、蓄電池も自動車同様に高いデザイン性が特徴です。

白い板のようなシンプルなデザインは、自宅の外観を壊したくない人に向いていると言えるでしょう。

ただ、日本の住宅ではテスラの蓄電池を壁掛けすることは難しいです。

テスラの蓄電池を導入した場合でも、他の蓄電池と同様に、基礎の上に置く形になるので注意しましょう。

特徴③ 全負荷・200V対応

テスラの蓄電池は、全負荷・200V対応です。

全負荷・200V対応なので、停電が起きた時にも普段通り全部屋で電気を使うことができます

また、エアコンやIHも使用することができるので、オール電化の家庭や、停電時にも動揺したくない家庭におすすめです。

特徴④ アプリで確認・操作可能

テスラの蓄電池は、専用のアプリを使用することで、太陽光発電の発電量や電気使用量をリアルタイムで見ることができます。

さらに、アプリで蓄電池の設定を変更することが可能です。

外出先で蓄電池の稼働状況を確認したり、運転モードを変更することができるので、いつでも自宅の電気の状況を最適化することができます。

特徴⑤ 蓄電容量が大容量

テスラの蓄電池は、13.5kWhと大容量なことが特徴です。

テスラのパワーウォールは、全負荷・200V対応・大容量なので、長引く停電にも対応することができるでしょう。

テスラの蓄電池「パワーウォール」のスペックと保証は?

次に、テスラ蓄電池「パワーウォール」の価格を含めたスペックと保証を紹介します。

テスラの価格は、ホームページ等から削除されていたので、販売店の販売価格を参考にしています。

テスラの蓄電池のスペック

テスラの蓄電池の性能は以下の表の通りです。

テスラ蓄電池の価格は、公式ホームページやカタログから削除されていました。

しかし、テスラ蓄電池の認定工務店のホームページに記載されている内容を見ると、工事費込みで130万円から180万円程度で取り付けが可能なようです。

テスラの蓄電池の販売店によって価格や工事費用が異なるので、必ず見積もりを取るようにしましょう。

販売価格

130万円から180万円

蓄電容量

13.5kWh

寸法

1150mm×753mm×147mm

重量

114kg

最高出力

7kW(ピーク)/ 5kW(連続運転)

停電時の切り替え

即時

テスラの蓄電池の保証

テスラの蓄電池には、10年間の無償保証が付帯しています。

蓄電容量の保証は10年間で70%、本体保証が10年間です。

また、販売店によっては有償で延長保証を付帯させることが可能です。

テスラ蓄電池にはデメリットあり!導入前にチェックしよう!

デザイン性がよく、低価格が魅力のテスラの蓄電池ですが、蓄電容量が大きすぎるなどのデメリットがあります。

また、設置する業者が限られている点も、テスラの蓄電池を導入しにくい原因となっています。

デメリット① 蓄電容量の選択肢がない

テスラの蓄電池は、2023年現在13.5kWhの「パワーウォール」のみしかありません。

テスラの蓄電池は、最大で10台まで設置することができます。

しかし、1台の蓄電容量が多いので、2台導入した場合は27kWh、3台導入すると40.5kWhの蓄電容量となります。

他にはない大容量蓄電池を導入したい場合には問題ありませんが、細かい蓄電容量のニーズに応えることができない点は、テスラの蓄電池の大きなデメリットです。

13.5kWhよりも小さい蓄電池が欲しい場合には、テスラの蓄電池は選択肢に残らなくなってしまいます。

デメリット② 壁に取り付けは推奨されていない

テスラの蓄電池は、海外では壁への取り付けが可能です。

しかし、日本の住宅では壁の強度が足りず、壁付けすることが難しいのが現状です。

どうしても壁付けしたい場合には、壁の強度を上げるための補強が必要で、工事費用が高くなってしまいます。

この先、蓄電池本体の軽量化が進めば、蓄電池を壁付けすることも可能になるかもしれませんが、現時点で蓄電池の壁付けは現実的ではありません。

デメリット③ 設置できる業者が限られる

テスラの蓄電池は、テスラが認定している工務店しか取り付けることができません

もし、認定されていない工務店で設置をお願いした場合には、保証の対象外となってしまいます。

近くにテスラの蓄電池を設置できる工務店がない場合や、エリア対象外の場合には、テスラの蓄電池を導入することができません。

デメリット④ 売電価格が下がる可能性がある

テスラの蓄電池は、ダブル発電に該当する「押上効果のある」蓄電池です。

押上効果とは、太陽光発電システムが発電している時に放電できることを指します。

テスラの蓄電池を導入した場合、ダブル発電と判断されて売電価格が下がってしまう恐れがあるので注意しましょう。

デメリット⑤ 補助金が受け取れない

テスラの蓄電池は、国が行っている蓄電池の補助金対象の蓄電池ではありません。

都道府県や市町村では補助金が受け取れる可能性がありますが、国からの補助金は受け取ることができないので注意しましょう。

【最新版】テスラ蓄電池と他社の蓄電池を徹底比較!

最後に、テスラの蓄電池と他社の蓄電池を比較してみましょう。

今回の比較内容は、蓄電容量・価格・保証です。

比較するメーカーは、日本国内でも人気の高いパナソニック・シャープ・ニチコン・HUAWEI・長州産業の蓄電池です。

それぞれテスラの蓄電池の容量に近い蓄電池を選び、比較してみましょう。

 

蓄電容量

価格

保証

テスラ

13.5kWh

150万円前後

無償:10年

パナソニック

12.6kWh

希望小売価格:

5,487,900円(税込)

無償:10年

有償:15年

シャープ

13.0kWh

希望小売価格:

6,094,990円(税込)

無償:10年

有償:15年

ニチコン

14.9kWh

希望小売価格:

5,060,000円(税込)

無償:15年

HUAWEI

15kWh

希望小売価格:

5,500,000円(税込)

無償:10年

有償:15年

長州産業

16.4kWh

希望小売価格:

6,241,400円(税込)

無償:15年

テスラ×パナソニック

パナソニックの創蓄連携システムS+は、3.5kWh・5.6kWh・6.3kWhの蓄電ユニットを組み合わせることで、多彩な容量を実現することができる蓄電池シリーズです。

テスラの蓄電池に比べると、多彩な蓄電容量を実現できる点が魅力的です。

パナソニックの創蓄連携システムS+の希望小売価格は、テスラ蓄電池に比べて高い5,487,900円(税込)

上記の値段に、工事費用が別途追加されます。

保証は有償で15年まで延長することが可能です。

テスラ×シャープ

今回テスラの蓄電池と比較するのは、EVと連携することができるパワコンを搭載したシャープの蓄電池です。

テスラの蓄電池は、EVやV2Hを導入する場合、V2H用のパワコンが必要です。

対してシャープの蓄電池は、太陽光発電システム・蓄電池に加えて、V2HやEVも同時制御することができます。

導入するパワコンも1台で賄うことができるので、高性能な蓄電池シリーズだと言えるでしょう。

ただし、パナソニック同様にテスラの蓄電池に比べると、価格が高く設定されています。

テスラ×ニチコン

ニチコンのトライブリッドシリーズは、シャープの蓄電池同様に、太陽光発電・蓄電池・V2Hを同時制御できるパワコンが搭載されています。

さらに、無償保証は15年で、テスラの蓄電池よりも保証が長い点が魅力です。

ニチコン「トライブリッド」の希望小売価格は5,060,000円(税込)で、テスラよりも高くなっています。

ただし、ニチコンの蓄電池は、今回比較したテスラ以外の蓄電池のなかでは最安です。

太陽光発電・蓄電池・V2Hを同時制御できる高性能さを考えると、かなりコスパがいいと言えるでしょう。

テスラ×HUAWEI(ファーウェイ)

スマートフォンなどの電子機器で有名なHUAWEIは、家庭用蓄電池を販売しています。

HUAWEIの蓄電池は、テスラの蓄電池に似ているシンプルな見た目で、自宅の外観を壊しません。

また、HUAWEIの蓄電池はコンパクト設計なので、蓄電池を置くスペースが狭い家にも最適だと言えるでしょう。

テスラの蓄電池と比べると、HUAWEIの蓄電池の価格は高めに設定されています。

HUAWEIの蓄電ユニットは組み合わせることで最大30kWhの蓄電容量を実現することができます。

HUAWEIの蓄電池は、テスラの蓄電池に比べると、多彩な蓄電容量を実現することができる点が魅力です。

テスラ×長州産業

品質にこだわった製品作りで人気の高い長州産業の蓄電池。

保証は無償で15年付帯しており、見守り機能も搭載されています。

長州産業の蓄電池は、今回紹介した蓄電池の中で一番高価です。

しかし、テスラの蓄電池とは、また異なる特徴があるので、品質にこだわりたい場合には長州産業の蓄電池が有力候補となるでしょう。

テスラの蓄電池を導入する場合デメリットをしっかり確認しよう!

今回は、テスラの蓄電池について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

テスラの蓄電池は、他のメーカーの蓄電池に比べても価格が安いことが特徴です。

また、スタイリッシュなデザインで、家の外観を壊さずに導入できる点が嬉しいポイント。

しかし、認定を受けた工務店でしか設置できなかったり、補助金が受け取れなかったりなどのデメリットがあります。

テスラの蓄電池は、デメリットをしっかり把握した上で導入しましょう。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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