オール電化のマンションは後悔する?後悔しないためのポイントも!
オール電化と聞くと一戸建てを想像するかと思いますが、昨今ではオール電化のマンションも流行ってきています。
ともなれば「オール電化のマンションは大丈夫?」という疑問が湧いてくる方も多いでしょう。
そこで今回の記事では、オール電化のマンションに住むと後悔するのか、オール電化のマンションのメリット、後悔しないための対策ポイントを紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
オール電化のマンションに住むと後悔するって本当?主な理由4選!
オール電化のマンションに住むと後悔するという噂があります。
では、一体なぜ後悔するといわれているのでしょうか。
具体的な理由を4つ紹介します。
後悔する理由①電気代が高くなるから
オール電化のマンションで後悔するといわれる理由は、電気代が高くなるからです。
オール電化はその名の通り、家庭内すべてを電気でまかなう必要があるので、基本的にガス契約はしません。
したがって、ガス併用時のガス代がそのまま電気代として請求されるイメージです。
電気代が高くなったと感じるのは当然といえるでしょう。
さらに、昨今の電気代高騰によって「オール電化にしたら電気代が異様に高くなった」と感じる人は結構多いようで、その結果「オール電化のマンションにして後悔」と感じてしまうのです。
後悔する理由②停電時に不便を感じるから
停電時に不便を感じるのも、オール電化のマンションで後悔する理由です。
たとえば、ガス併用住宅で停電に見舞われた際、電気は送電されないもののガスは使用できます。
したがって、ガスコンロを使って調理ができるので、食事の面で困ることはほとんどないでしょう。
しかし、オール電化はガス契約をしていないので、停電が発生してしまうと家庭内すべての機能が停止してしまいます。
不便を強いられるのは容易に想像できますよね。
後悔する理由③湯切れが頻繁に起こるから
オール電化のマンションで後悔する理由は、湯切れが頻繁に起こるからです。
オール電化にすると、エコキュートのようなエネルギーを貯めるシステムが必要になります。
エコキュートは機能面でとても優れているものなのですが、湯切れが発生するデメリットがあるのです。
湯切れとは、エコキュート内のお湯がなくなってしまうことで、ひとたび湯切れが発生すると、次にお湯を使うまでに長時間待たなくてはなりません。
時間に余裕がない時は、大きなデメリットですよね。
したがって、オール電化のマンションは後悔するといわれているのです。
後悔する理由④調理器具の寿命が短いから
調理器具の寿命が短いのも、エコキュートのマンションで後悔するといわれている理由です。
オール電化にすると、ガスコンロではなくIHクッキングヒーターに変わるため、IH専用の調理器具に新調しなくてはなりません。
IHクッキングヒーターは、鍋底とIHヒーターが密着している部分のみ電気で加熱する仕組みで、鍋底が変形してしまった場合は調理器具を新調しなくてはなりません。
ガスコンロ時代は、鍋底が変形しようと問題なく使えていた調理器具が、IHクッキングヒーターに変わった瞬間に使用期限が生まれるのです。
不便を感じて当然ですよね。
後悔しないために!オール電化のマンションにあるメリットはなに?
オール電化のマンションには、様々な後悔ポイントがあることがわかりました。
ただ、当然のごとくメリットもあるので安心してください。
今回の章では、オール電化のマンションで実感できるメリットを紹介します。
メリット①火災のリスクが少ない
オール電化のマンションのメリットは、火災のリスクが少ないことです。
もちろん、火災のリスクがゼロというわけではありませんが、ガスを引っ張っていない分、ガス爆発や引火などのリスクは最小限に済みます。
小さなお子様や高齢者と同居の場合も、安心して暮らすことができますよ。
メリット②火災保険などで優遇を受けやすい
火災保険などで優遇を受けやすいという点も、オール電化のマンションのメリットです。
オール電化は、ガスを家に引っ張っていない分、安全です。
したがって、火災のリスクも最小限にできるので、火災保険などで優遇を受けやすいといわれています。
メリット③光熱費の削減が狙える
オール電化のマンションのメリットは、光熱費の削減が狙えることです。
一般的に、オール電化にすると光熱費が下がるといわれています。
ガスの基本料金が不要になること、深夜の割安電力を使用できることが大きな要因です。
オール電化にする初期費用はかかりますが、ランニングコストが低いというのは嬉しいポイントといえるでしょう。
メリット④災害時の復旧スピードが早い
災害時の復旧スピードが早いのも、オール電化のマンションのメリットです。
電気・ガス・水道といったライフラインが何らかの理由で止まってしまった場合、最も早くに開通するのは電気だといわれています。
逆に、復旧までに最も時間が必要なのはガスです。
したがって、オール電化家庭で仮にライフラインがすべて遮断されてしまった場合も、数日程度で電気が開通するので、以後は通常の暮らしを送ることができるのです。
メリット⑤キッチンの掃除が楽
オール電化のマンションのメリットは、キッチンの掃除が楽なことです。
IHクッキングヒーターは基本的にフラットな作りになっているため、日々のキッチンの掃除がとても楽になります。
炊事は毎日のことですから、掃除が楽なのはとても嬉しいポイントといえるのではないでしょうか。
オール電化のマンションで後悔したくない!対策ポイントは?
最後に、オール電化のマンションで後悔しないための対策ポイントを3つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
ポイント①電力会社や電力プランを変更する
オール電化のマンションで後悔しないため、電力会社や電力プランの変更は忘れずに行ってください。
おすすめの電力会社は大手ではなく新電力といわれる会社で、おすすめの電力プランは、オール電化専用プランやスマホやネット回線などとのセット割ができるプランです。
ポイント②蓄電池を設置できるマンションに住む
蓄電池を設置できるマンションに住むのもおすすめです。
蓄電池が設置できれば、夜間の割安電力を積極的に貯めることで、節約効果を高めていけるからです。
ただ、蓄電池はそれなりに重量があったり設置工事が必要だったりするので、勝手に購入してはいけません。
管理組合などに相談をして、蓄電池を設置しても良いかの判断を仰ぎましょう。
ポイント③家族で節電の意識を高める
最も簡単にできる対策は、家族で節電の意識を高めることです。
たとえば、お風呂は家族で続けて入る、食器は基本的に手洗いする、洗濯物は外干しする、冷暖房の使用時間を短くするなど、家族全員で簡単にできる節電を実践しましょう。
オール電化のマンションは後悔だけではない!メリットもたくさん!
今回の記事では、オール電化のマンションで後悔するのか、オール電化のマンションのメリットは何なのか、オール電化のマンションで後悔しないためのポイントをそれぞれ紹介しました。
オール電化が流行っているからこそ、オール電化をウリにしたマンションが多く出回っています。
だからこそ、オール電化の一長一短をしっかり見極めて、家庭に合っているのかを判断し、合っていると判断した場合はオール電化の恩恵を感じる生活を送っていけたら良いですよね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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