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太陽光発電の屋根貸しとは？購入との違いやメリット・デメリットも！
昨今、多くの一般住宅で太陽光発電を設置するようになりました。
2025年には東京都が太陽光発電の設置を義務化するという発表もあり、太陽光発電の重要性が注目されていますよね。
ただ、太陽光発電に1つだけ問題点を指摘するのであれば、初期費用がかなり高額なこと。
この高額すぎる初期費用がゆえに、太陽光発電の導入を前向きに検討できないと考えている人は非常に多いのです。
そこで今回の記事では、太陽光発電の屋根貸しの仕組みや購入時との違い、屋根貸しをするメリットとデメリットを紹介します。
太陽光発電を所有できる新サービス「太陽光発電の屋根貸し」は一体どういう仕組みなのでしょうか。
早速見ていきましょう。
目次
屋根貸しとは？太陽光発電の屋根貸しの概要や購入との違いを解説！
太陽光発電の屋根貸しという新サービスが気になっている方も多いでしょう。
今回の章では、太陽光発電の屋根貸しの仕組みはもちろん、購入した場合との違いを紹介します。
太陽光発電の屋根貸しの仕組み
太陽光発電の屋根貸しは、太陽光発電を所有したい個人が太陽光発電事業者に住宅の屋根を貸し出し、その対価として太陽光発電を家庭で使える新しいサービスです。
住宅の屋根を太陽光発電事業者に貸し出しているので、屋根貸し出しの賃料を受け取ることができるメリットがあります。
一方、太陽光発電事業者は、太陽光発電が発電した電力を売電することで収益を得ることが可能です。
さらに、太陽光発電を設置する場所の選定がいらないため、とてもスムーズに太陽光発電事業に望めるというのもメリットだといわれています。
太陽光発電を購入した場合との違い
太陽光発電の屋根貸しをした場合、屋根の貸し出し賃料が得られるメリットがありますが、太陽光発電を購入した場合とどのような違いがあるのかが気になりますよね。
具体的な部分は次章以降で解説しますが、太陽光発電の屋根貸しと購入には以下のような違いがあります。
屋根貸しの場合 | 購入の場合 | |
初期費用 | 不要 | 必要（100万以上） |
メンテナンス費用 | 不要 | 必要（1回数万～10万円程度） |
収入源 | 屋根の賃料 | 余剰電力の売電料 |
売電 | できない | できる |
どちらを選んでも一長一短あるので、家庭に合うほうで太陽光発電を所有できたら良いのではないでしょうか。
屋根貸しは損？！太陽光発電の屋根貸しのメリット4選！
太陽光発電の屋根貸しのメリットが気になりますよね。
今回の章では、太陽光発電の屋根貸しのメリットを4つ紹介します。
メリット①太陽光発電設置の初期費用がかからない
太陽光発電の屋根貸しのメリット1つ目は、太陽光発電の初期費用がかからない点です。
太陽光発電はスペックや容量などによって異なりますが、一般的に100万円以上の初期費用がかかります。
つまり、多くの家庭で太陽光発電の初期費用を住宅ローンに組み入れたり、新たにソーラーローンなどを組むことになるのです。
月々の収入増は見込めないのにローン返済額が増えるのは、家計にとってマイナスといえるでしょう。
だからこそ、太陽光発電の購入を前向きに考えられないと思っている家庭は非常に多いのです。
しかし、太陽光発電の屋根貸しは初期費用がかからないので、新たにローンを組む必要もないですし、大金を用意する必要もありません。
とても素晴らしいシステムではないでしょうか。
メリット②太陽光発電のメンテナンス費用が不要
太陽光発電の屋根貸しのメリット2つ目は、太陽光発電のメンテナンス費用が不要という点です。
太陽光発電を屋根貸しすると、4年に1度は必要になる定期メンテナンス費用を業者側が支払ってくれます。
初期費用だけでなくランニングコストについても考えなくて良いのは、かなり大きなメリットといえるでしょう。
メリット③契約終了後に太陽光発電が無償で手に入る
太陽光発電の屋根貸しのメリット3つ目は、契約終了後に太陽光発電が無償で手に入ることです。
太陽光発電の屋根貸しをすると、初期費用やメンテナンス費用が一切不要にも関わらず、毎月、屋根の貸し出し料としてわずかながら収入を得ることができます。
つまり、家計にダメージを与えずにプラス要因である収入を得ることが可能なのです。
さらに、契約終了後は、初期費用を一切払っていない太陽光発電をそのまま手に入れることができます。
とても魅力的ではないでしょうか。
メリット④毎月の電気代を削減できる可能性がある
太陽光発電の屋根貸しのメリット4つ目は、毎月の電気代を削減できる可能性があることです。
太陽光発電を屋根に設置することで、屋根が直射日光を浴びないので、住宅最上階の温度上昇を緩やかにすることができます。
つまり、エアコンの使用頻度を減らしたり、設定温度を適温にできるので、電気代の削減が狙えるのです。
太陽光発電の屋根貸しにはデメリットもある？主なデメリット4選！
ここまで、太陽光発電の屋根貸しの良い部分ばかり見てきましたが、残念ながら良い部分ばかりがあるシステムではないのです。
最後に、太陽光発電の屋根貸しのデメリットを4つ紹介します。
デメリット①余剰電力の売電ができない・収入源が少ない
太陽光発電の屋根貸しのデメリット1つ目は、余剰電力の売電ができないことです。
太陽光発電を購入した場合、最初の10年間は売電価格が割高に設定されているFIT制度というお得なプランを使うことができます。
FIT制度を積極的に利用することで、太陽光発電の初期費用の回収ペースを上げることに成功するのですが、太陽光発電を屋根貸ししている場合はFIT制度どころか余剰電力の売電そのものができません。
つまり、得られる収入は、屋根の貸し出し料のみということになります。
デメリット②太陽光発電が発電した電力を使うことはできない
太陽光発電の屋根貸しのデメリット2つ目は、太陽光発電が発電した電力を使うことができない点です。
太陽光発電を購入した場合、日中に太陽光発電が発電した電力をその場で使ったり、蓄電池に貯めるなどして、電気代の削減を狙うことができます。
しかし、太陽光発電の屋根貸しは、太陽光発電が発電した電力はすべて事業者側のものになるので、屋根を貸している個人が使用することはできません。
デメリット③途中解約の場合は多額の違約金が発生する
太陽光発電の屋根貸しのデメリット3つ目は、途中解約の場合は多額の違約金が発生することです。
太陽光発電の屋根貸しは契約期間が20年前後と、比較的長い期間、企業と契約を結ぶ必要があります。
太陽光発電で利益を生み出すためには、長期運用が最低条件だからです。
20年という期間の中では、住宅の屋根補修や外壁補修などが入る可能性があります。
また、場合によっては転居する可能性も考えられますよね。
しかし、どのような理由であろうとも、契約の途中解約をする場合は違約金の請求がそれなりに来ることを覚悟しなければなりません。
太陽光発電を購入した場合はこのあたりの融通が効きやすいですが、太陽光発電の屋根貸しの最中は太陽光発電の所有権が業者側にあるため、屋根を貸している消費者側は条件遵守になかなか苦しい思いを強いられる可能性もあります。
デメリット④太陽光発電の撤去費用が自腹になる
太陽光発電の屋根貸しのデメリット4つ目は、太陽光発電の撤去費用は自腹という点です。
太陽光発電の屋根貸しの契約期間は最長20年と定められていますが、太陽光発電自体の平均寿命は30年以上といわれています。
つまり、太陽光発電の屋根貸し契約が終了後10年前後は、自宅で太陽光発電を使うことができるのです。
ただ、太陽光発電の屋根貸しを終えた後のメンテナンス・故障・撤去費用は完全に自腹になるので、その分のお金を屋根貸しを始めた日からコツコツと貯めていく必要があるといえるでしょう。
太陽光発電の屋根貸しはメリットとデメリットの見極めが大切！
今回の記事では、太陽光発電の屋根貸しの概要やメリットとデメリットを紹介しました。
初期費用なしで太陽光発電が手に入る太陽光発電の屋根貸しという新サービス。
とても斬新で面白いですよね。
ただ、太陽光発電を購入した場合と比較すると、使い方に少しばかり制限があるのが大きなデメリット。
したがって、太陽光発電を所有したい場合は、屋根貸しなのか購入なのか、どちらを選択するのかを家族でしっかり話し合えると良いでしょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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