太陽光発電のデメリットやメリットは?メリットを実感する方法も!
需要が高まっている太陽光発電。
だからこそ、太陽光発電のメリットだけではなく、デメリットも気になるところですよね。
そこで今回の記事では、太陽光発電にある具体的なデメリットを紹介するのはもちろん、メリットや多くのメリットを実感するための方法も紹介します。
ぜひ参考にしてください。
目次
太陽光発電のデメリットは?主なデメリット7つを徹底解説!
需要が高まっている太陽光発電ですが、どういったデメリットがあるのでしょうか。
具体的に7つ紹介します。
デメリット①初期費用が高い
太陽光発電のデメリットとして、初期費用が高いことが挙げられます。
具体的には、100〜150万円前後の初期費用がかかるので、多くの家庭で「それだったら購入するのは諦める」という結論に至ってしまうことでしょう。
しかし、太陽光発電には補助金制度があることから、実質の負担額は軽減するので安心してください。
デメリット②受けられる恩恵が発電量で決まる
太陽光発電のデメリットとして、受けられる恩恵が発電量で決まることも挙げられます。
太陽光発電はその名の通り、太陽光を元に発電するシステムのことです。
つまり、太陽光が望めない日の発電量は少なく、反対に太陽光が望める日の発電量は多くなります。
日々の発電量が一定ではないので、やりくりに苦労する可能性が考えられるでしょう。
デメリット③全ての家庭に設置できるわけではない
全ての家庭に設置できるわけではないというのも、太陽光発電のデメリットです。
太陽光発電は、発電量がある程度確保される場合にのみ設置できるシステムになります。
つまり、元々の日射量が少ない家では、太陽光発電を設置できない可能性が高いことを頭に入れておかなければなりません。
さらに、塩害地域や豪雪地域なども、太陽光発電の設置には賛否両論いわれています。
このように、昨今流行っている太陽光発電ですが、設置したいと思っても設置できない可能性があるのがデメリットといえるでしょう。
デメリット④近隣住民とトラブルになる可能性がある
太陽光発電のデメリットは、近隣住民とトラブルになる可能性があることです。
基本的に住宅の屋根に設置する太陽光パネルですが、反射光が異様に眩しいというデメリットが。
過去には、太陽光パネルの反射光が原因で近隣トラブルが発生した事例もあるのだとか。
したがって、近隣住民との距離が近い家では、太陽光発電の設置に神経を尖らせる必要があるかもしれません。
デメリット⑤施工業者が倒産する可能性がある
施工業者が倒産する可能性があるのも、太陽光発電のデメリットです。
太陽光発電は、寿命が30年以上といわれています。
つまり、将来性の薄い業者から太陽光発電を購入してしまった場合、何かしらの不具合が生じる時期に会社が倒産している可能性があるのです。
ある程度、名の通った業者から太陽光発電を購入できると良いでしょう。
デメリット⑥売電単価が下落傾向にある
太陽光発電のデメリットとして、売電単価が下落傾向にあることも忘れてはなりません。
太陽光発電を導入すると、最初の10年間はFIT制度と呼ばれる、売電単価が割高のお得な制度を利用することができます。
このことから、FIT制度を利用できる期間中に積極的に売電すれば、太陽光発電の初期費用を短期間で回収できるともいわれているのです。
ただ、売電単価は下落傾向にあります。
具体的には、FIT制度が始まった2009年度の売電単価は48円(/kWh)でした。
しかし、2023年度の売電単価は16円(/kWh)なのです。
売電単価の下落がかなり深刻であることがわかるでしょう。
ただ、売電単価の下落と比例して、太陽光発電システム自体の販売価格も下落しているという事実があります。
FIT制度の売電単価は毎年度ごとに国が全国一律で定めており、今も昔も、消費者の最終的な初期費用の負担額はほとんど変わらないといわれています。
したがって、売電単価が下落傾向にある事実はあるものの、最終的な結果は昔とほとんど変わらないため、売電単価の下落については特に気に留める必要はないでしょう。
デメリット⑦停電対策として心もとない
停電対策として心もとないという点も、太陽光発電のデメリットです。
お伝えしている通り、太陽光発電は太陽光が出ている時間帯で活躍します。
つまり、停電時に夜間の非常用電源としては機能してくれないので、太陽光発電を所有しているだけで停電対策が万全とは言い切れないのです。
太陽光発電はデメリットだけではない!主なメリット4つを紹介!
太陽光発電のデメリットばかり紹介しましたが、当然のごとく太陽光発電にも多くのメリットは存在しています。
今回の章では、太陽光発電の主なメリットを4つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。
メリット①電気代を削減することができる
太陽光発電を導入すれば、最低限、日中の電力は太陽光発電が発電した電力で賄うことができます。
つまり、日中分の電気代を削減することが可能です。
メリット②地球環境に優しい生活を送ることができる
太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーの一種。
だからこそ、太陽光発電を所有することで、地球環境に優しい生活を送ることができるメリットがあります。
子供たち、孫たち、そのまた孫たちのことを考え、今できる地球環境問題への取り組みができるのは嬉しいポイントといえるでしょう。
メリット③停電対策になる
太陽光発電を導入することで、日中に停電が発生しても停電を免れる可能性が高いというメリットがあります。
冷蔵庫の中身や情報網であるスマホの充電など、通電していて欲しいものが通電している状況を作れることは、太陽光発電を導入する大きなメリットといえるでしょう。
メリット④断熱効果が高まる
断熱効果が高まるのも、太陽光発電のメリットです。
太陽光発電は、基本的に住宅の屋根に設置します。
太陽光発電を設置すると、屋根が二重になるようなものなので、家の断熱効果を高めることが可能です。
家の断熱効果を高めることで、エアコンの稼働率を下げることができるなど、地球環境を考えた生活を送ることができます。
太陽光発電にはデメリットもある!メリットを実感するための方法は?
最後に、太陽光発電のデメリットをカバーするための方法を紹介します。
より多くのメリットを実感するため、どのようなことを実践すれば良いのでしょうか。
蓄電池を併用する
太陽光発電を所有してより多くのメリットを実感するためには、蓄電池を併用することが求められます。
というのも、太陽光発電が発電した電力を蓄電池に貯めることで、それを夜間に使用することができるからです。
余剰電力を無駄にせず自家消費できることから、昨今は蓄電池の需要が高まっています。
また、蓄電池を併用すれば、夜間に停電が発生したとしても安心できるでしょう。
さらに、電力会社からの買電量を減らすことができるため、電気代の節約にも大きく貢献します。
電気自動車を導入する
電気自動車を導入するのも、太陽光発電でメリットを実感するための方法です。
電気自動車は蓄電池よりも遥かに大容量。
つまり、停電時に多くの恩恵を受けることができるのです。
ただ、自宅と駐車場が近い家でなければ、電気自動車の恩恵を受けることはできません。
自家用車をお持ちで一戸建て住まいの方は、ぜひ現状の自動車から電気自動車への乗り換えを積極的に検討してみてはいかがでしょうか。
太陽光発電のデメリットはカバーできる!蓄電池の併用はお忘れなく!
今回の記事では、太陽光発電のデメリットやメリット、デメリットを回収する方法を紹介しました。
太陽光発電にデメリットがあることは仕方ないですが、それを回収するための方法を実践すると、太陽光発電を所有するメリットを実感できることでしょう。
ぜひ、今回の記事の最後の章で紹介した対策を前向きに検討してみてくださいね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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