停電対策の準備は何をすべき?停電復旧までの時間についても!
オール電化家庭が増えていることから、停電が発生すると多くの被害が生じる可能性があります。
そこで今回の記事では、停電が発生するシチュエーションを紹介すると共に、停電の復旧スピードやおすすめの停電対策を紹介します。
本格的な寒い時期が訪れる前に災害対策を今一度見直したいと考えている方、必見です。
目次
停電対策の準備は何をすべき?停電が発生するシチュエーション!
日本では、停電が発生する確率は極めて低いです。
しかし、絶対に停電が発生しないとも言い切れません。
では、停電はどのようなシチュエーションで発生してしまうのでしょうか。具体的に解説します。
停電が発生するシチュエーション①地震や台風などの自然災害
停電が発生するシチュエーションとして最も可能性が高いのは、地震や台風などの自然災害です。
地震の影響で電柱や電線に損傷が確認されると、万が一を察知して停電が発生します。
また、台風による強風で飛ばされた浮遊物が電線に接触することで電線が損傷し、停電が発生する可能性も。
大雨の影響で地盤が緩んだことで土砂崩れが発生し、その影響で電柱や電線に影響が出て停電が発生する可能性もあります。
停電が発生するシチュエーション②落雷や大雪による影響
停電が発生するシチュエーションとして、落雷や大雪によるものも挙げられます。
雷が送電線などに落ちると、設備が故障して停電が発生します。
さらに、大雪とその後の強風により電線同士が接触し、停電が発生する可能性もあるでしょう。
停電が発生するシチュエーション③電柱や送電線の損傷
電柱や送電線の不具合によって停電が発生するケースもあります。
自然災害が原因になるケースもありますが、工事車両が地中に埋まっているケーブルを損傷させてしまったり、背の高いクレーン車が地上にある送電線に触れてしまうことで危険を察知し、辺り一体が停電に見舞われてしまうケースも。
また、交通事故の衝撃で電柱が曲がってしまった場合なども、万が一に備えて停電が発生する可能性が高いです。
停電対策の準備は何をすべき?停電はどれくらいで復旧する?
停電が発生すると、特にオール電化家庭で大きな不便を感じてしまうことでしょう。
ガス併用住宅でも、冷暖房を付けることができなかったり、冷蔵庫の中身が心配になったり、やはり不便や不安を感じてしまうことかと思います。
では、停電はどれくらいで復旧するのでしょうか。
直近で発生した2つの巨大地震発生時のデータを元に解説します。
例①東日本大震災では3日
2011年3月11日に発生した東日本大震災。
マグニチュード9.0・最大震度7という巨大地震に加え、巨大津波が主に東北地方を襲ったことで被害が拡大しました。
当然のごとく停電が発生し、原発も被害に遭ったことで東京電力管内でも約40%の家庭で停電が発生。
報告によると、最大466万戸が停電に見舞われたのだとか。
しかし、地震発生から3日後の3月14日に約80%の停電が復旧。
8日後の3月19日には約94%の停電が復旧したといわれています。
原発が被害に遭ったことで、東京電力管内では計画停電が継続されはしましたが、あれだけの甚大な被害をもたらした巨大地震・巨大津波からわずか3日でほとんどの停電が復旧したのは、とても素晴らしいことではないでしょうか。
例②熊本地震では5日
2016年4月14日に発生した熊本地震は、震度7と6強がそれぞれ2回、6弱が3回も発生したものです。
数時間のうちに巨大地震が何度も襲ったので、家屋の倒壊が相次ぎ、人的被害も大きなものになったといわれています。
ただ、最初の地震発生から5日後の4月19日には、ほとんどの電力が復旧したということです。
こちらに関しても、日本の技術の素晴らしさが分かりますね。
停電対策の準備は何をすべき?おすすめの停電対策7選!
停電が発生すると、様々な場面で不便や不安を痛感してしまいます。
そこで今回の章では、おすすめの停電対策を7つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
停電対策①太陽光発電や蓄電池を導入する
停電対策として有効なのは、太陽光発電や蓄電池を導入することです。
太陽光発電を導入すれば、日中の停電を免れることができます。
蓄電池を併用することで、余剰電力を蓄電し、その電力を夜間に使うことが可能です。
太陽光が出ることが最低条件にはなるものの、停電復旧まで停電知らずの家に住める可能性も。
とはいえ、太陽光発電と蓄電池を購入する費用が捻出できないという家庭も多いかと思います。
しかし安心してください。
国や自治体は、太陽光発電や蓄電池を購入する家庭に向けて補助金制度を実施しているので、初期費用の負担額を大幅に軽減できるでしょう。
太陽光発電と蓄電池を所有することで、平常時は電気代の大幅削減が期待できます。
平常時と非常時の両方で恩恵を実感できるシステムなので、ぜひセット導入を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
停電対策②懐中電灯やランタンを準備する
初期費用をあまりかけずにできる停電対策として、懐中電灯やランタンを準備することも挙げられます。
懐中電灯は頭に装着できるものを準備しておくと、何かと安心できるでしょう。
ランタンも、リビングやトイレなどに設置できるよう、複数個用意しておくと安心です。
停電対策③乾電池を常備する
乾電池を常備するのも、停電対策としておすすめです。
乾電池とモバイルバッテリーがあればスマホの充電が可能ですし、懐中電灯やランタンの電池が切れても安心です。
自然災害が原因の停電であれば複数日続くことが想定されるので、できるだけ多くの乾電池を用意しておきましょう。
停電対策④飲料水や非常食を常備する
停電対策として、飲料水や非常食を常備するのも忘れてはなりません。
停電が長期化すると、断水が発生する恐れが考えられるからです。
最近の新しいトイレを使っている場合、排水はすべて電気が賄っている場合も。
この時、汚水を流すために必要なのは水圧なので、非常水を用意しておくのがおすすめです。
自然災害が原因になっている停電の場合、スーパーなどの配達トラックが機能しません。
したがって、食料品を購入するという行為ができない可能性も高いです。
非常食を1人3日分ほど常備しておくことも忘れずにしてください。
停電対策⑤貴重品の保管場所を家族で共有する
貴重品の保管場所を家族で共有しておくのも、停電対策として有効です。
停電が発生すると、正常な判断ができなくなる恐れがあります。
避難所へ行くような停電であれば、すぐに自宅から退去しなくては…と、慌ててしまうこともあるでしょう。
そういったリスクを踏まえ、貴重品の保管場所を家族で共有しておくことが大切です。
停電対策⑥常備薬をわかりやすい場所に保管する
停電対策として、常備薬をわかりやすい場所に保管することも大切です。
特に避難場所へ行くような大災害の場合、万が一に備えて常備薬を持っていくことは必須です。
災害が発生する時に、家族の誰が在宅しているかはわかりません。
だからこそ、常備薬をわかりやすい場所に保管しておくことが大切です。
停電対策⑦救急用品を出しやすい場所に置いておく
救急用品を出しやすい場所に置いておくのも、停電対策として重要です。
特に夜間に停電が発生すると、二次災害として怪我などのリスクが伴います。
そのリスクを念頭に入れ、救急用品を出しやすい場所に置いておく対策を講じておきましょう。
停電対策の準備は前もって念入りに!家族でしっかり情報の共有を!
今回の記事では、停電(災害)対策の重要性を紹介しました。
いつ訪れるかわからない停電。そして大規模災害。
しかし、日本の停電復旧スピードはとても早いので、数日程度の停電対策を講じることで停電を免れる可能性が高いです。
ぜひ太陽光発電や蓄電池などを住宅に設置し、停電に強い家を作ってみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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