ソーラーフロンティアとは?太陽光パネルや蓄電池を徹底解説!
ソーラーフロンティアという太陽光パネルや蓄電池の販売会社をご存じでしょうか。
とても有名な会社なのですが、一体どういう太陽光パネルや蓄電池を製造・販売している会社なのか気になりますよね。
そこで今回の記事では、ソーラーフロンティアの会社概要はもちろん、太陽光パネルと蓄電池のそれぞれの特徴を紹介します。
目次
ソーラーフロンティアとは?会社概要や太陽光パネルの特徴も!
まずは、ソーラーフロンティアという会社の概要、製造・販売している太陽光パネルの特徴を紹介します。
ソーラーフロンティアとは
ソーラーフロンティアは出光興産グループで、太陽光パネル・蓄電池の製造や販売を手掛けるメーカーです。
2021年10月時点で、約800MWのメガソーラー建設、約500MWの運営・保守サービス(O&M)の実績を誇っています。
東京都千代田区に本社を構え、宮城県大衡村と宮崎県国富町の国内2箇所にある工場で太陽光パネルや蓄電池の製造を行っている、完全国産メーカーとしても知名度が高いです。
ただ中国メーカーの急激なシェア率上昇により、2020年度の売上高が2013年にたたき出した過去最高値の10分の1となりました。
その結果、ソーラーフロンティアは太陽光パネルの国内生産から撤退。
現在はOEM調達に切り替えて会社運営をしています。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの特徴3選
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの特徴を見ていきましょう。
太陽光パネルの特徴①多くの発電量が期待できる
ソーラーフロンティアの太陽光パネルの特徴として、多くの発電量を期待できることが挙げられます。
ソーラーフロンティアの太陽光パネルで多くの発電量が期待できる理由は、熱や影に強いCISモジュールを使っているからです。
太陽光パネルの特徴②国内生産だから安心できる
国内生産だから安心できるというのも、ソーラーフロンティアの太陽光パネルの特徴です。
しかしこちらに関しては、過去形になります。
太陽光パネルは、30年以上も寿命が続くといわれている長寿命システムです。
したがって、初期費用が少し高くなったとしても国内生産のものを使いたい、と考えている人は多いでしょう。
ソーラーフロンティアは長年、国内生産を貫いてきたメーカーですから、安心をお金で買いたいと思っていた人にとって、とても良いメーカーだったといえます。
太陽光パネルの特徴③保証内容が充実している
ソーラーフロンティアの太陽光パネルは、保証内容が充実しているという特徴があります。
具体的には、モジュール出力保証が20年間付いています。
天災や鳥類のふんなどで発電量が落ちてしまっても、長期的な保証期間を実現しているので安心できるでしょう。
また、公式ホームページには、修理や故障時に具体的にどれくらいの金額が必要になるのかの目安が記載されています。
万が一のために、一度目を通しておくと安心できるでしょう。
ソーラーフロンティアは蓄電池も販売している!主な特徴は?
続いて、ソーラーフロンティアが販売している蓄電池について、主な特徴を4つ紹介します。
蓄電池の特徴①商品ラインナップが充実している
ソーラーフロンティアが販売している蓄電池は、商品ラインナップが充実しているという特徴があります。
具体的には、以下のような選択肢があります。
- 全負荷型蓄電池or特定負荷型蓄電池
- ハイブリッド型蓄電池or単機能型蓄電池
蓄電池といっても、家庭でどのように使いたいかによって選ぶものが異なります。
しかし、ソーラーフロンティアの蓄電池は商品ラインナップが充実しているため、家庭に合った蓄電池を賢く選択できるでしょう。
蓄電池の特徴②選べる容量の幅が広い
選べる容量の幅が広いというのも、ソーラーフロンティアの蓄電池の特徴です。
具体的には、以下の3種類の容量があります。
- 6.5kWh
- 9.8kWh
- 16.4kWh
大中小それぞれの取り扱いがあるので、家庭に合った蓄電池を購入できるでしょう。
蓄電池の特徴③保証期間が長くて内容が充実している
ソーラーフロンティアの蓄電池には、保証期間が長くて内容が充実しているという特徴もあります。
具体的には、機器保証および容量保証がそれぞれ15年間付帯しています。
そもそも蓄電池の平均寿命は15年前後といわれていますから、かなり安心できる保証制度といえるでしょう。
蓄電池の特徴④家庭に合わせたモード選択が可能
ソーラーフロンティアの蓄電池の特徴として、家庭に合わせたモード選択が可能ということも挙げられます。
具体的には、以下のようなモードがあります。
モード名 | モードの内容の詳細 |
グリーンモード | 自家消費を優先する |
安心モード | 停電に備える |
経済モード | 売電を優先する |
蓄電池をどのように活用するのかは、各家庭によって様々です。
だからこそ、3つの運転モードから家庭に合ったものを選択できるのは、嬉しいメリットといえるでしょう。
ソーラーフロンティア製品が欲しい!主なデメリットには何がある?
最後に、ソーラーフロンティア製品の主なデメリットを紹介します。
非常に有名なソーラーフロンティアですが、ソーラーフロンティア製品には一体どのようなデメリットがあるのでしょうか。
太陽光パネルの主なデメリット
まずは、太陽光パネルにある主なデメリットを3つ紹介します。
デメリット①発電効率が悪い
ソーラーフロンティアの太陽光パネルのデメリットは、発電効率が悪いことです。
一般的な家庭では太陽光パネルを4kW前後乗せるといわれていますが、ソーラーフロンティアで4kWの太陽光パネルを設置するためには28.9㎡が必要になります。
東芝やシャープなどの太陽光パネルの大手メーカーの場合、4kWを設置するために必要な太陽光パネルの面積は20.0㎡前後というデータがあるので、ソーラーフロンティアの太陽光パネルの発電効率の悪さがお分かり頂けることでしょう。
デメリット②パネルに重量がある
ソーラーフロンティアの太陽光パネルのデメリットは、重量があることです。
競合他社製品とどれくらいの違いがあるのかについては、以下の表をご覧ください。
太陽光パネル1枚の重量 | 発電できるW数 | |
ソーラーフロンティア製 | 18.5kg | 190W |
カナディアンソーラー製 | 20.5kg | 375W |
太陽光パネル1枚の重量はわずか2kgの違いですが、発電できるW数は倍違うことがわかります。
つまり、4kW前後の太陽光パネルを搭載した場合、ソーラーフロンティアの太陽光パネルを乗せるほうが、屋根の負担が倍近くになるということです。
蓄電池の主なデメリット
続いて、ソーラーフロンティアの蓄電池にある主なデメリットを2つ紹介します。
デメリット①増設ができない
ソーラーフロンティアの蓄電池は、増設ができないというデメリットがあります。
蓄電池を増設できる場合、初期費用を抑えることができる他、二世帯住宅になった・子どもが大きくなって使う部屋が増えたなどという場合に柔軟な対応が可能です。
しかし、ソーラーフロンティアの蓄電池は増設ができないため、購入時に将来のことをある程度考えた容量選びを強いられてしまうでしょう。
デメリット②知名度が低い
ソーラーフロンティアの蓄電池は、知名度が低いというデメリットもあります。
ソーラーフロンティアといえば太陽光パネルのメーカーと回答する人は多いですが、蓄電池を製造・販売しているとは知らない人が多いという事実が。
知名度が低いということは、ソーラーフロンティア製の蓄電池を所有している人が少ないということ。
人と同じが良い、という日本人気質な人には、不向きな商品といえるでしょう。
ソーラーフロンティア製品は総合して魅力的!ぜひ前向きに検討を!
今回の記事では、ソーラーフロンティアの会社概要や太陽光パネル・蓄電池の魅力やマイナス点を紹介しました。
一長一短あるソーラーフロンティア製品ですが、ぜひ店頭に足を運んで、ソーラーフロンティア製品の魅力を肉眼で確かめてみてはいかがでしょうか。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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