一軒家にソーラーパネルを設置したい!相場やメリットデメリットは?

東京都で2025年より、新築の一軒家に対するソーラーパネルの設置義務化が始まります。ともなれば、一軒家にソーラーパネルを設置する場合、どれくらいの費用がかかるのか気になるところでしょう。
今回の記事では、一軒家にソーラーパネルを設置する際の相場や維持費はもちろん、ソーラーパネルのメリットやデメリットについても解説します。
目次
一軒家にソーラーパネルを設置したい!設置費用の相場や維持費は?
一軒家にソーラーパネルを設置したいと思っている方、ソーラーパネルの設置が義務化されることで渋々受け入れを容認する方、それぞれいるかと思います。では、ソーラーパネルを設置するにあたって、どれくらいの費用や維持費がかかるのでしょうか。具体的に解説します。
ソーラーパネルの設置費用の相場
ソーラーパネルの設置費用は100万円前後といわれています。ただ、ソーラーパネルの設置面積が広い(容量が大きい)場合や性能の良いソーラーパネルを導入する場合、100万円以上の初期費用が必要です。
2024年現在、残念ながらソーラーパネル単体に対する国の補助金制度はありません。ただ、断熱効果の高い家や気密性の高い家を建てることで、ソーラーパネルの設置費用を補助してもらえる可能性があります。
これから新築一軒家を建てる中でソーラーパネルの設置を検討しているのであれば、断熱効果や気密性の高い家にすることを前向きに検討してください。
ただ、自治体によっては補助金制度がある場合もあります。補助金制度の有無は自治体に委ねられていて、内容も自治体によって様々です。まずは、お住まいの自治体の公式ホームページなどで、補助金制度の有無を確認できると良いでしょう。
ソーラーパネルの維持費
平均寿命が約30年といわれているソーラーパネル。寿命の中で生まれるであろう出費は、パワーコンディショナーの買い替え費用として25〜40万円前後です。
一見、維持費がとても多く思えるでしょう。しかし、ソーラーパネルを設置すると支出が減って収入が増えるというおもしろい”からくり”があるのです。だからこそ、実際にメンテナンス費用などの出費は避けられませんが、最終的な損益はプラスになるといわれています。
一軒家にソーラーパネルを設置したい!設置するメリットは?
一軒家にソーラーパネルを設置するメリットを、具体的に4つ紹介します。
メリット①電気代が節約できる
一軒家にソーラーパネルを設置するメリットとして、電気代の節約が挙げられます。ソーラーパネルを設置すると、日中に使う電力を電力会社から買電する必要が無くなります。つまり、日中の電気使用分は電気代が節約できるということです。
メリット②停電対策ができる
停電対策ができるのも、一軒家にソーラーパネルを設置するメリットです。
日中はソーラーパネルが発電してくれるので、停電時も家庭で電力を使えます。夜間に電力を使えないのはデメリットですが、太陽光さえ出れば発電できるので、
- スマホの充電
- テレビの視聴
- 電子レンジの使用
- 洗濯機の使用
など、最低限の生活を送ることができます。
メリット③地球環境を考えた生活ができる
一軒家にソーラーパネルを設置すると、地球環境を考えた生活を送れるメリットがあります。
そもそもソーラーパネルは、発電時に二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギー(以下・再エネ)を使ったクリーンエネルギーです。地球温暖化が深刻化している今だからこそ、東京都が2025年より新築一軒家に対してソーラーパネルの設置を義務化するのです。
メリット④売電収入を得ることができる
売電収入を得ることができるのも、一軒家にソーラーパネルを設置するメリットです。
ソーラーパネルを設置した最初の10年間は、売電単価が割高のFIT制度を利用できます。FIT制度の売電単価は、国が年度ごとに全国一律で定めています。2023年度の売電単価は16円です。最初の10年間は、発電した電力を自家消費ではなく売電することで、多くの売電収入を得ることができるのです。
ただ、今は電気代が高騰しているので、売電して得られるものは微々たるものです。経済的なメリットを実感したいのであれば、蓄電池を併用して電力の自家消費ができる家を作るのが良いでしょう。
一軒家にソーラーパネルを設置したい!設置のデメリットは?
一軒家にソーラーパネルを設置した場合、どういったデメリットを痛感するのでしょうか。具体的に解説します。
デメリット①初期費用が高い
一軒家にソーラーパネルを設置するデメリットは、初期費用が高いことです。具体的には、一般的な大きさの一軒家で100万円前後の初期費用が必要といわれています。つまり、土地の値段が比較的安く、広々とした家づくりができる地域は乗せられるソーラーパネルの量が多くなるので、初期費用が平均よりも高くなるということです。
最終的に、初期費用が回収できるといわれているソーラーパネル。ですが、最初に出ていくお金が多額なので、前向きに導入を検討できる家庭が少ない現状があります。
デメリット②国の補助金制度が終了している
国の補助金制度が終了しているのも、一軒家にソーラーパネルを設置するデメリットです。
ソーラーパネルはかつて、全国普及を目的とした補助金制度がありました。今と同じ容量で、初期費用が300万円以上もしたからです。だからこそ、割高単価で売電できるFIT制度が誕生し、初期費用に対する補助金制度もあったのです。しかし、ある程度の普及が見込めたことで、国の補助金制度は終了しています。
ソーラーパネル購入時に補助金制度を受けたいのであれば、断熱性能の高い家や気密性の高い家を建てる(もしくはリフォームする)必要があるので、注意しましょう。
デメリット③停電対策が心もとない
一軒家にソーラーパネルを設置するデメリットは、停電対策が心もとないことです。ソーラーパネルを設置すると、日中の停電は免れます。しかし、停電中に不便を感じる時間帯は夕方以降でしょう。だからこそ、ソーラーパネルを設置するだけでは、万全な停電対策とはいえないのです。
デメリット④発電量が天候に左右される
発電量が天候に左右されるのも、一軒家にソーラーパネルを設置するデメリットです。
最近のソーラーパネルは発電性能が非常に高いので、曇天時や降雪時でも発電できます。しかし、晴天時に比べて発電量が劣るのは避けられません。
天候次第で発電量が左右されるので、毎月どれくらいの売電収入を得られるか、どれくらいの電気代の節約が見込めるか、その時になってみないとわからないのがデメリットといえるでしょう。
一軒家にソーラーパネルを設置したい!より恩恵を受けるためには?
ソーラーパネルは経済的なメリットが大きいですが、デメリットで紹介した通りの欠点もあります。だからこそ、より多くの恩恵を受けるため、何かしらの対策が必要です。具体的に解説します。
対策①蓄電池を併用する
ソーラーパネル設置でより多くの恩恵を実感するためには、蓄電池の併用がおすすめです。蓄電池を併用することで、ソーラーパネルが発電した電力を夜間や翌朝に使用できるからです。蓄電機能を備えておけば、いつ発生するかわからない停電対策にもなります。
蓄電池を導入すると、電力会社との契約が「夜間:割安電力」「日中:割高電力」に変更されます。夜間の割安電力を使えるので電気代が節約できるのはもちろん、日中の割高電力を使わずソーラーパネルが発電した電力を蓄電できるメリットも実感できるでしょう。
対策②電気自動車とV2Hを併用する
電気自動車とV2Hを併用するのもおすすめです。電気自動車は蓄電池よりも大容量なので、停電対策や電気代の節約をより強く実感できます。V2Hを使うことで、電気自動車の蓄電残量を家庭で使うことができるといった恩恵も受けられます。
一軒家にソーラーパネルを設置したい!対策をして恩恵を得よう!
今回の記事では、一軒家にソーラーパネルを設置するメリットとデメリット、デメリットを補う対策を紹介しました。一軒家にソーラーパネルを設置すると、家計がプラスになる確率が高まります。だからこそ、最後の章で紹介した対策を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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