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オール電化の電気代はいくら?ガス併用型との違い&節約方法も!

2024年01月04日更新

比較的新しい物件で進んでいる、オール電化

オール電化は、ファミリー世帯向け物件だけではなく、一人暮らし用の物件でも普及が進んでおり、物件を選ぶ際の一つの基準となっています。

では、オール電化の電気代は、月々いくらくらいが妥当なのでしょうか。また、電気+ガス型との電気代の違いや節約方法も解説します。

オール電化でかかる電気代!いくらが妥当?

オール電化は節約になる!という噂を耳にしたことのある方もいるでしょう。

では、実際にオール電化でかかる電気代はいくらが妥当な線なのでしょうか。

条件別に見ていきましょう。

一人暮らしや夫婦二人暮らしの場合

一人暮らしや夫婦二人暮らしの場合、オール電化でかかる電気代は以下の通りです。

 

  • 一人暮らし…10,751円/月
  • 夫婦二人暮らし…12,904円/月

 

あくまでも平均値ではありますが、光熱費が1万円足らずで済むというのは、オール電化が安いといわれている所以といえるでしょう。

ファミリー世帯の場合

ファミリー世帯の場合、オール電化でかかる電気代は14,914円です。

 

もちろん、子どもの年齢や人数によっても変動はありますが、先ほどの一人暮らしや二人暮らし同様、比較的安いように見受けられますね。

 

真夏や真冬の場合

続いて、気候条件による電気代について見ていきましょう。

 

  • 夏(7~9月)…13,363円
  • 冬(1~3月)…19,857円

 

夏よりも冬のほうが高いのは、ガス併用型も同じです。

とはいえ、真冬でも2万円を越さないのは、オール電化ならではと言えるのではないでしょうか。とても安いですね。

居住環境での違い

最後に、居住環境での違いについて見ていきましょう。

 

  • 一戸建ての場合…16,039円
  • 集合住宅の場合…14,956円

 

一戸建てのほうが冷暖房効果が薄れやすい特徴があるので、電気代が高くなってしまうのは致し方のないこと。とはいえ、とても安価な値をキープしているように感じます。

オール電化とガス併用型!電気代が安いのはどっち?

オール電化の一般的な電気代を見てきましたが、オール電化とガス併用型ではどちらのほうが電気代が安く済むのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

オール電化とガス併用型の年間電気代比較

オール電化とガス併用型の年間でかかる電気代を比較してみましょう。

 

  • オール電化の年間電気代…191,344円
  • ガス併用型の年間電気代…198,437円

 

結果、オール電化のほうが7,093円も安く済むことが分かります。

たった1年で7,093円もの差が生じるのです。何十年と済む家ですから、若いうちからオール電化を導入したほうがお得ということが分かりますね。

オール電化で電気代を節約する方法は?

最後に、オール電化で電気代を節約する方法を5つ紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

電気料金体系を見直す

オール電化で節約をしたいのであれば、まずは電気料金体系の見直しを考えましょう。

 

オール電化向けの電気料金プランは、以下のようなものが主流です。

 

  • 日中…電気料金が割高
  • 夜間…電気料金が割安

 

ただ、夜間の時間設定は、各電力会社によってさまざま。

たとえば、22時~翌8時までを夜間帯とする電力会社もあれば、23時~翌7時を夜間帯としている電力会社もあるなどします。したがって、家族の就寝および起床時間などを考慮し、極力損の出ない電力会社と契約を結ぶようにするのが節約の面で効果的といえます。

 

また、比較的電気代が高くなる夏期とその他の季節で、基本料金の単価を分けている電力会社もあります。

 

  • 年間を通して電気料金単価の変わらない電力会社と契約を結ぶのか
  • 季節によって電気料金単価が変わる電力会社と契約を結ぶのか

 

どちらがお得になるのかは、ご家庭の普段の過ごし方によって変わります。

 

家計簿や通帳など過去の電気料金が分かるものを確認し、どのタイプの契約を結ぶべきか、再度しっかり考えてみてください。

タイマー機能がある家電を使う

オール電化で節約をしたいのであれば、タイマー機能がある家電を使うのが効果的です。

 

前述の通り、オール電化の電力プランは、日中の電気代は割高に設定されているものの、夜間の電気代については比較的割安に設定されている場合がほとんど。

したがって、夜間にできる仕事は夜間に行うようにしましょう

とはいっても、電気代節約のために、眠い目をこすりながら夜間に起きていることはありません。家電のタイマー機能を使って、効率的に節約をしていきましょう。

 

  • 洗濯機のタイマー機能を使って、朝起きたら洗濯が終わっているように設定する
  • 食洗器のタイマー機能を使って、寝ている間に食器の洗浄を終えているようにする
  • 炊飯器のタイマー機能を使って、一日分のご飯を夜間のうちに炊くようにする

 

上記を見ても、特に面倒は感じないと思います。

これまで日中に行っていたことを、眠る前にタイマーをセットするようにするだけ。

とても簡単な上、節約に繋がるのですから、お得感たっぷりではないでしょうか。

熱伝導の良い鍋を使う&ヒーター部分をキレイに!

オール電化で節約をしたいのであれば、熱伝導の良い鍋を使ったり、ヒーター部分をキレイにしておく必要があります。

 

IHクッキングヒーターは、ガスコンロと違ってフラットな形でできています。したがって、鍋全体に均一に熱を加えるために、熱伝導の良い鍋を使う必要があります。

また、底がしっかり平な鍋を使うことも必須条件となるので、経年劣化している鍋を無理矢理使うのは節約の面で逆効果。初期費用が多少かかったとしても、新品の鍋を購入すべきです。

 

さらに、加熱を最小限の時間で終わらすため、ヒーター部分を常にキレイに保つことも重要です。

初期費用は必要ですが、圧力鍋を購入し、煮る時間を短縮するなどの対策も、効果的といえるでしょう。

蓄電池を導入する

オール電化の電気代を節約するため、蓄電池を導入するのも効果的です。

オール電化家庭で蓄電池を導入するメリットは、以下の通り。

 

  • 割安に設定されている夜間の電力を蓄電池に蓄えることで、割高に設定されている日中の電力をほとんど使わない生活が実現できる
  • 停電時にも平常時と変わらぬ生活を送ることができる

 

各メリットを、具体的に見ていきましょう。

蓄電池を利用して節約ができる

蓄電池は、その名の通り、電気を蓄えておける機械のことです。

したがって、割安に設定されている夜間の電力を蓄電池に溜め、割高に設定されている日中に利用するのです。

 

先ほど、オール電化で節約をするためには家電のタイマー機能を使ってできるだけ夜間に家電を動かすと紹介しました。しかし、どうしても限界が来てしまいますよね。

料理は日中の時間帯に作るでしょうし、真夏や真冬は日中に冷暖房を必要とします。在宅ワークが増えている今の時代は、日中の在宅確率が高く、どうしても日中の電気使用量が高くなってしまいがちです。

 

そこで活躍するのが、蓄電池

夜間の割安電力を蓄電池に溜めておき、日中にどうしても必要になった電力を蓄電池から賄うことで生活するのです。蓄電池から電力をもらっているだけなので、日中の割高料金を電力会社に支払う必要はありません。節約になりますよね。

蓄電池があれば停電時でも安心できる

節約とは別で余談になってはしまいますが、蓄電池に電力を蓄えてさえおけば、停電時にも平常時と変わらぬ生活を送ることができます

オール電化は、電気代が安いといったメリットはあります。しかし、大災害などで電力供給がストップしてしまった場合のリスクは、ガス併用型の住宅よりも大きくなってしまいます。

 

そこで活躍するのが、蓄電池

蓄電池に電力を蓄えておくことで、万一停電になった際も蓄電池から電力を供給し、普段と変わらぬ生活を維持できるというわけです。停電時に一番気になってしまう、冷蔵庫や冷暖房が使えるというのは、嬉しいメリットといえるでしょう。

太陽光発電を導入する

オール電化で節約をするために、太陽光発電を導入するのも効果的です。

 

オール電化家庭で太陽光発電を設置した場合のメリットは、以下の通りです。

 

  • 日中の割高電力を購入する必要がなくなる
  • 万一停電になった際も安心できる

 

各メリットを具体的に見ていきましょう。

日中の割高電力を購入する必要がなくなる

オール電化で太陽光発電を導入すると、日中の割高に設定されている電力を購入する必要が最小限で済みます

 

太陽光発電は、その名の通り、太陽光を元に発電するシステムのこと。昨今、多くの一般住宅で見る機会が増えましたね。

 

太陽が出てさえくれれば、太陽光をエネルギーに変換し、家庭の電力に使用することができる優れもの。したがって、日中の割高に設定されている電気を購入することなく、日中は太陽光に頼った生活を送ることが可能になります。

 

梅雨の時期など、太陽があまり顔を出さない時期だけ、日中の割高な電気を購入することにはなりますが、年間を通じて太陽が顔を出さない日はそこまで多くは有りません。したがって、太陽光発電を導入するのも節約のための一つの手段といえるでしょう。

万一停電になった際も安心できる

前述の通り、オール電化の最大の弱点は、停電時に電力供給がストップしてしまうことです。いくら節約を意識してオール電化を導入したとしても、停電時のリスクが大きいのはデメリットですよね。

 

しかし、太陽光発電を導入することで、オール電化のリスクを最小限に抑えることができます。

 

たとえば大災害が起こり自宅周辺が停電になったとしても、太陽光発電を設置していて太陽さえ出てくれていれば、自宅に電力が流れます。したがって、冷蔵庫の中身を心配しなくても良くなくなりますし、スマホの充電もできるので身内や友人たちと連絡を取り合うことも可能になります。

 

オール電化は節約になりますが、メリットだけではなくリスク面も一緒に考えていきたいですね。

オール電化で電気代を節約!蓄電池や太陽光を導入して更なる節約も!

オール電化は、電気代が安いことが分かりました。

とはいえ、すべてを電気で一本化してしまうことで、懸念されるリスクも大きいというデメリットも存在しています。

 

 

上記をクリアするため、蓄電池や太陽光発電の導入を検討してみると良いでしょう。もちろん初期費用はかかってしまいますが、長期的に見てお得感を得られること間違いなしですよ!

 

安いといわれているオール電化。電気代の相場はいくらなのでしょうか。ガス併用型と比べ、電気代は本当に安いのでしょうか。また、オール電化でさらに節約する方法も解説します。節約を考えている方、必見です

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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