エコキュートは何年で買い替えになる?相場や補助金・注意点も解説!
エコキュートの導入を検討している人の中には、「何年で買い替えになるの?」「買い替え時の費用はどれくらい?」と懸念している人も多いでしょう。そこで今回の記事では、エコキュートの買い替えについて具体的に解説します。少しでも不安要素をなくして、エコキュートの導入に前向きな考えになれるといいですね。
目次
エコキュートは何年で買い替えになる?寿命や一部修理についても!
エコキュートは何年で買い替えになるのでしょうか。具体的な寿命や修理で済むケースも紹介します。
エコキュートの寿命について
エコキュートの寿命は、10〜15年前後といわれています。なかなか高額なエコキュートですが、意外と寿命は短いのです。だからこそ、買い替え時のことも考えた購入ができると良いですね。
エコキュートが一部修理になる場合
エコキュートが故障したり不具合を起こした場合、咄嗟に「買い替え」が脳裏を過るでしょう。しかし、焦って買い替える必要はありません。
買い替えではなく修理でも問題ないケースは、メーカー側が修理箇所について明確に公式ホームページなどで明記している場合です。また、修理業者に点検をしてもらって「一部修理で問題ない」といわれた場合も、エコキュートの買い替えは不要です。
エコキュートはヒートポンプと貯湯タンクで成り立っていますが、どちらか一方に不具合が生じた場合、買い替えなのか修理なのかの判断に困るでしょう。テレビのリモコンなどと原理は同じで、古い乾電池と新しい乾電池を併用するのはリモコンの故障に繋がるため推奨されていません。エコキュートも、どちらか一方だけを修理もしくは買い替えするのは推奨されていないので、どちらか一方に不具合が生じたら、思い切ってエコキュート自体の買い替えを検討しましょう。
エコキュートの故障は基本的に買い替えを!相場や費用を抑える方法も!
エコキュートが故障したら、基本的には買い替えをおすすめします。では、買い替えにかかる相場はいくらなのでしょうか。具体的に解説します。
エコキュートの買い替えの相場
エコキュートの買い替えの相場は、40〜65万円前後です。一般的なガス給湯器の買い替え費用は10〜20万円前後なので、エコキュートがかなり割高であることがわかるでしょう。しかし、ご存じの通り、エコキュートは省エネ給湯器。初期費用は大きくかかりますが、必ず元は取れます。給湯器の買い替えを検討しているのであれば、光熱費削減のためにエコキュートも検討材料に入れてみてください。
補助金制度を利用してお得に買い替えを!
エコキュートには、国や自治体が実施している補助金制度があります。国が実施している補助金制度は「給湯省エネ2024事業」および「子育てエコホーム支援事業」です。「給湯省エネ2024事業」は、エコキュート1台あたり8万円の補助金を受け取ることができます。そして、エコキュートのランクが高ければ2〜5万円の上乗せも可能です。
「子育てエコホーム支援事業」では、エコキュート1台あたり3万円の補助金を受け取れます。両者の併用はできないので、家庭にとってお得だと思える補助金制度を利用できると良いでしょう。
自治体独自にエコキュートに対する補助金制度を出している場合もあります。こちらは、国の補助金制度どちらかとの併用が可能です。補助金制度の有無や具体的な内容は自治体ごとに異なります。お住まいの自治体の公式ホームページなどを確認し、補助金制度の具体的な内容を手に入れましょう。
火災保険を利用できる場合もある!
エコキュートの買い替えには、火災保険を利用できる場合もあります。
ただ、エコキュートの買い替えに火災保険が適用できるか否かは、契約している保険会社や契約内容により異なります。ちなみに、以下のようなケースでエコキュートの買い替えに火災保険を適用できるので、覚えておいて損はないでしょう。
- 火災による故障
- 落雷の影響でエコキュートの基盤がショートした
- 子どもがエコキュートにボールをぶつけて故障した
- エコキュートの設備を何者かに盗まれた
- 洪水や浸水によってエコキュートの設備が水没した
- 強風でエコキュートに飛来物がぶつかって故障した
将来的なエコキュートの買い替えを見据え、火災保険の保証内容も一度見直してくださいね。
エコキュートの買い替え時の注意点は?具体的なポイント5選!
最後に、エコキュートの買い替え時の注意点を7つ紹介します。細かな注意点なので、しっかり目を通してみてください。
注意点①複数業者から見積もりをもらう
エコキュートの買い替え時の注意点として、複数業者から見積もりをもらうことを徹底してください。エコキュートを取り扱っている業者は複数あり、その中から家庭に合う業者を見つけるのは至難の業です。だからこそ、複数業者から見積もりをもらい、金額面・施工面・口コミなど総合的に納得のいく業者と契約を結びましょう。
注意点②マンション住まいなら管理会社に連絡を
エコキュートの買い替えで気を付けるポイントは、マンション住まいなら管理会社に連絡することです。
賃貸物件の場合、エコキュートの所有権は基本的に管理会社にあります。なので、勝手に個人でエコキュートを買い替えしてはなりません。まずは、管理会社に連絡をして、必要であれば管理会社がエコキュートの買い替えなり修理なりの対応をしてくれるでしょう。
分譲マンションの場合も、まずは管理会社に連絡をします。工事の許可が降りた後、エコキュートの買い替えの手続きをしましょう。一戸建ての場合は、許可取りは不要です。
注意点③既存のエコキュートの貯湯タンクの水は抜く
既存のエコキュートの貯湯タンクの水を抜いておくのも、エコキュートの買い替え時の注意点です。貯湯タンクに水が入っていると、数百kgの重量になります。撤去作業を行う際にそれでは運べないので、水を抜く作業から始めなくてはならず、作業時間が長くなるでしょう。作業の効率化のためにも、エコキュートの買い替え時は貯湯タンクの水は抜いておくのが優しさです。
注意点④既存のエコキュートの周辺は綺麗にしておく
既存のエコキュートの周辺を綺麗にしておくのも、エコキュートの買い替え時の注意点です。こちらも、③「貯湯タンク内の水を抜く」同様に義務ではありません。しかし、エコキュートの周辺を綺麗にしておくと、エコキュートの交換作業が効率的に進みます。作業時間短縮のためにも、既存のエコキュートの周辺は綺麗にしておきましょう。
注意点⑤工事中に使う水を確保しておく
エコキュートの買い替え時の注意点として、工事中に使う水を確保しておくことも忘れてはなりません。エコキュートの工事中はお湯が使えないのはもちろんですが、実は水も使えなくなります。したがって、工事中に使う水をあらかじめ確保しておくことが大切です。
注意点⑥既存のエコキュートの保証期間を確認する
既存のエコキュートの保証期間を確認するのも忘れてはなりません。
保証期間はメーカーによって異なりますが、保証期間内の故障であれば、メーカー側が無償で修理を行ってくれます。つまり、実費でエコキュートの買い替えをする必要はないのです。延長で有償保証制度を設けているメーカーもあるため、万が一のために保証期間は最長にしておけると安心でしょう。
注意点⑦既存のエコキュートよりランクアップは難しい
既存のエコキュートよりランクアップは難しいということも忘れてはなりません。エコキュートには、フルオートタイプ・セミオートタイプ・給湯専用タイプといった3つの給湯タイプがあります。
給湯専用タイプからフルオートタイプに買い替えを検討する場合はランクアップになるので、外壁に穴を開けて配管を新設する作業が必要です。つまり、エコキュートは基本的にランクアップの買い替えはできません。
その点を踏まえ、最初に購入するエコキュートの給湯タイプを決められると良いでしょう。
エコキュートの買い替えは注意ポイントが多数!調べてから行動しよう!
今回の記事では、エコキュートの買い替えについて紹介しました。買い替えは10~15年頃に検討するものかと思いますが、最初から買い替えを見越したエコキュートを購入しておくと安心です。後にも先にも後悔しないエコキュート選びを心がけましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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