エコキュートの交換費用はいくら?買い替えるメリット・費用節約のコツを徹底解説!
電気代(給湯費)の節約効果の高さ、快適で便利な入浴機能などで人気のエコキュートですが、「他の給湯設備より交換費用が高そう…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、2024年におけるエコキュートの交換費用の目安や、エコキュートに交換することで得られる独自メリットを徹底解説していきます。
記事の後半では、エコキュートの交換費用を抑える「3つの効果的な方法」もご紹介していますので、給湯器の買い替えを検討している方はぜひご覧ください!
目次
既存の給湯設備をエコキュートに交換するメリットとは?
エコキュートとは、空気中の熱を利用してお湯を沸かす「ヒートポンプ」が搭載された給湯設備であり、非常に高い「省エネ性能」「光熱費節約効果」で注目されています。
現在使用中の給湯設備を、エコキュートに交換するメリットを以下にまとめました。
- 給湯効率が高く、ガス給湯器に比べて光熱費が「約2分の1〜3分の1」程度で済む
- 深夜のお得な電気でタンクの沸き上げを行えば、さらに多くの電気代を節約できる
- スマホアプリに対応しているモデルも多く、外出中でも沸き上げなどの操作ができる
- 給湯時に火を使わないため安全性が高く、タンクのお湯は災害時の生活用水として使える
- 国や自治体から補助金が交付されており、交換費用を節約できる
2024年のエコキュートの価格相場はどれくらい?
一般的なエコキュートの本体価格は「約20〜80万円」ほど、工事費用は「約15〜30万円」程度が2024年における交換費用の相場となっています。
シンプルな給湯機能に絞ったモデルなら30万円以下での購入も可能ですが、上位モデルに比べて省エネ性能や「貯湯タンクの保温性能」が低く設計されている点に注意が必要です。
また、本体価格や工事費用は「現在設置している給湯設備」や「契約する業者」によっても上下するため、お得に交換するには複数社の見積もり比較が重要となります。
エコキュートの交換時期(寿命)は何年くらい?
近年販売されているエコキュートの交換時期(製品寿命)は「約10〜15年」が目安とされており、15年を過ぎると故障や不具合が起こる確率が増加します。
一方で、一般的なエコキュートのメーカー保証期間は「本体1〜2年・ヒートポンプ3年・タンク5年」ほどと短めのため、有償で「延長10年保証」などに加入しておくと安心です。
定期的な点検・メンテナンスを実施すれば「20年」を超えての使用も充分可能ですので、無料の定期点検サービスを提供してくれる販売店との契約もおすすめです。
エコキュートの交換費用はいくら?既存の給湯設備別に解説!
つづいて、2024年におけるエコキュートの交換費用の目安を、「3つのケース」に分けて解説していきます。
ケース①:エコキュートからエコキュートに交換する場合
既存のエコキュートを新品のエコキュートに交換する費用は、工事費用を含めて「約36〜100万円」ほどかかるのが2024年の相場となります。
交換費用の内訳(エコキュートからエコキュート) | |
エコキュート本体価格 | 約20〜80万円 |
工事費用(撤去費用を含む) | 約15〜20万円 |
エコキュートからエコキュートへ交換する際には、既存の配管や設置スペースを再利用できるため、他の給湯設備に比べて工事費用が安く済むケースが大半です。
ケース②:ガス給湯器からエコキュートに交換する場合
既存のガス給湯器をエコキュートに交換する費用は、工事費用を含めて「約40〜110万円」ほどかかるのが2024年の相場となります。
交換費用の内訳(ガス給湯器からエコキュート) | |
エコキュート本体価格 | 約20〜80万円 |
工事費用(撤去費用を含む) | 約20〜30万円 |
ガス給湯器からエコキュートに交換する際には「ガス配管の撤去作業」や「新たな配管の設置作業」が必須となるため、工事費用や撤去費用が比較的割高になります。
ケース③:電気温水器からエコキュートへに交換する場合
既存のガス給湯器をエコキュートに交換する費用は、工事費用を含めて「約37〜105万円」ほどかかるのが2024年の相場となります。
交換費用の内訳(電気温水器からエコキュート) | |
エコキュート本体価格 | 約20〜80万円 |
工事費用(撤去費用を含む) | 約17〜25万円 |
電気温水器からエコキュートへは、既存の配管などが再利用できるケースも多く割安な傾向ですが、貯湯タンク設置スペースの基礎工事などに費用がかかります。
エコキュートの交換費用を抑える「3つの節約方法」をご紹介!
他の給湯設備に比べて高額になりがちな、エコキュートの交換費用を抑える「3つの節約方法」は以下のとおりです。
- 国や地方自治体の補助金を活用する
- なるべく多くの販売店の価格を比較する
- 必要な機能を絞ってエコキュートを選ぶ
それぞれのポイントをくわしく解説していきます。
節約方法①:国や地方自治体の補助金を活用する
省エネ性能が高いエコキュートは国や地方自治体も導入を推奨しており、それぞれの補助金制度をフル活用することで「10万円」を超える交換費用を節約できます。
たとえば、経済産業省が実施する「給湯省エネ2024事業」の補助金額は「8〜13万円」と高額であり、地方自治体の補助金制度を「併用」することも原則的に可能です。
2024年度のエコキュート補助金は締め切りが近づいていますが、2025年度も同様の制度が実施される可能性は高いため、今から準備しておけば充分間に合うでしょう。
節約方法②:なるべく多くの販売店の価格を比較する
エコキュートの交換費用を抑えるためには、なるべく多くの販売店の見積価格やサービスを比較する「相見積もり」も非常に効果的な方法です。
エコキュートの販売価格は「オープン価格表示」であることも多く、実際の交換費用は販売店によって大幅に変わるため、相見積もりを取らないと後悔するケースもあるでしょう。
見積もりを比較する際には価格だけで選ばずに、販売店の営業実績やアフターフォローにも着目し、「信頼できる業者」を選ぶことも重要です。
節約方法③:必要な機能を絞ってエコキュートを選ぶ
エコキュート本体の購入費用をなるべく安く済ませるためには、あなたの家庭にとって「本当に必要な機能」を絞ってエコキュートを選ぶ方法もおすすめです。
いわゆるプレミアムモデルは80万円を超えるケースも多いですが、シンプルなモデルなら「30万円台」でも交換も現実的なため、50万円の節約も難しくありません。
一方で、シンプルなモデルは保温性能や省エネ性能が控えめな場合もありますので、多少高くても「長期的なランニングコスト」が安いモデルを選ぶことも大切です。
まとめ:エコキュートの交換費用は既存設備によって変わる!補助金利用も効果的
本記事でくわしく解説してきた「エコキュートの交換費用・買い替えるメリット」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- エコキュートは省エネ性能が高く、ガス給湯器の「2分の1〜3分の1」の光熱費で済む
- 深夜電力や太陽光発電とエコキュートを連携すれば、さらに多くの電気代を節約できる
- 工事費用を含むエコキュートの交換費用は「約35〜110万円」ほどが2024年の相場
- 国や地方自治体のエコキュート補助金を活用すれば、10万円以上の費用を削減できる
- エコキュートの販売価格は業者によっても違うため、相見積もりで決めるのがおすすめ
ガス給湯器や電気給湯器より格段に光熱費が安いエコキュートは、ますます電気代・ガス代の高騰が心配される昨今の経済情勢にマッチしたおすすめの給湯設備です。
「他の給湯設備より交換費用が高め」というデメリットはあるものの、長期的なランニングコストを考えれば断然お得ですので、多少高くても損するケースは少ないでしょう。
2024年度に実施されている国や地方自治体の補助金制度は、2025年度以降も継続する可能性が高いですので、ぜひこの機会に交換を検討してみてくださいね!
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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