パナソニックのエコキュートで使える入浴剤は？使用時の注意点も

エコキュートは、省エネタイプの電気給湯器として昨今人気が高まっています。しかし、懸念点のひとつとして「入浴剤が使えない種類がある」のです。一体どういうことなのでしょうか。

そこで今回の記事では、パナソニック製のエコキュートに特化して、入浴剤が使えるのか、使えない理由は何なのかなど、入浴剤について具体的に解説します。

パナソニックのエコキュートで入浴剤は使える？性能の種類も紹介！

パナソニックは、エコキュート業界TOP3に入る人気メーカーです。だからこそ、パナソニックのエコキュートの購入を前向きに検討している家庭も多いでしょう。

では、パナソニックのエコキュートでは入浴剤が使えるのでしょうか。具体的に解説します。

パナソニックのエコキュートの性能の種類

パナソニックのエコキュートは、以下の3種類が販売されています。

性能が高いほど（フルオート）、エコキュートの導入費用も高くなります。ただ、日々の暮らしの快適さを求めることができるので、ファミリー層では最低でもセミオートタイプがおすすめです。

入浴タイムを重視している家庭であれば、フルオートタイプのエコキュートを選ぶと良いでしょう。

パナソニックのエコキュートで入浴剤が使える種類は？

自由に入浴剤を選んで使えるのは、給湯専用タイプおよびセミオートタイプの2種類です。

日ごろから入浴剤を使った入浴タイムを楽しんでいる家庭には、セミオートタイプがおすすめといえるでしょう。

パナソニックのエコキュートは種類によって入浴剤が制限される！理由は？

パナソニックのエコキュートでは、お伝えしている通り、入浴剤が使える種類と使えない種類が存在しています。

では、エコキュートで入浴剤を自由に選べない理由は何なのでしょうか。具体的に解説します。

フルオートタイプで入浴剤が制限される理由

入浴剤を自由に選べずに使用が制限される理由は、配管の腐食やサビが発生するからです。

追い炊き機能を使えるフルオートタイプのエコキュートは、浴槽内のお湯を循環させることで浴槽内の温度を一定に保っています。

お湯を循環させる際には、入浴剤の成分が配管やポンプの中に入るのですが、入浴剤には配管を腐食させる恐れのある成分も含まれているのです。

そのため、フルオートタイプのエコキュートは、使える入浴剤を自由に選べないのです。

フルオートタイプ以外で入浴剤が制限されない理由

一方、フルオートタイプ以外の「給湯専用」「セミオート」タイプは、自分のお好きな入浴剤を自由に使うことができます。

これら2種類のエコキュートは、蛇口をひねってお湯や水を出すことしかできないからです。フルオートタイプのように浴槽のお湯を循環させる作業はできないので、配管の腐食トラブルもありません。

したがって、浴槽を傷つけないタイプの入浴剤であれば使用に制限はなく、気になる入浴剤を安心して使用できるでしょう。

パナソニックのエコキュートで入浴剤を使いたい！使える種類は？

パナソニックのエコキュートではお伝えしている通り、フルオートタイプに限定して入浴剤を自由には選べません。ただ「制限」になるので、市場に出回っている全ての入浴剤が使えないわけではありません。この点は安心してください。

ここからは、メーカー推奨の入浴剤を紹介すると共に、フルオートタイプで絶対に使ってはならない入浴剤についても紹介します。

【2025最新】フルオートタイプでも使える入浴剤一覧

パナソニックでは、フルオートタイプで使える入浴剤について公式に発表しています。2025年現在の最新の情報によると、以下の入浴剤の使用は許可されています。

ただ、すべての入浴剤で「にごりタイプ」「パウダー配合タイプ」の使用は禁じられています。エコキュート本体の故障を防ぐためにも、フルオートタイプで使う入浴剤は紹介したものの中から選ぶようにしましょう。

給湯専用・セミオートタイプのエコキュートは、入浴剤の使用に制限はありません。雑貨屋に売っているようなオシャレな入浴剤も使用できます。

フルオートタイプで絶対に使ってはいけない入浴剤

フルオートタイプで絶対に使ってはいけない入浴剤として、以下のものが挙げられます。

• 紹介した推奨入浴剤以外の入浴剤
• ミルク成分配合の入浴剤
• とろみ系の入浴剤
• 硫黄、酸、アルカリ、塩分を含んだ入浴剤
• 固形成分の入った入浴剤

これらの入浴剤を使うと、エコキュートが故障する恐れがあります。

ミルク成分が配合された入浴剤やとろみ系の入浴剤は、炭酸カルシウムという石炭などに含まれている成分が配合されています。これらの入浴剤をたびたび使うことで配管内に石炭成分が溜まり、配管の詰まりを引き起こす恐れがあります。

硫黄や酸、アルカリ成分を含む入浴剤も、配管の詰まりやサビを生んでしまいます。固形成分の入った入浴剤も、配管の詰まりを引き起こす恐れが高いです。

やはり、エコキュートを安心安全に使っていくためにも、メーカー推奨の入浴剤以外の使用は見直す方向で進めるのがベターといえるでしょう。

パナソニックのフルオートタイプのエコキュート！入浴剤を使う際の注意点は？

最後に、パナソニックのフルオートタイプのエコキュートで入浴剤を使用する際の注意点を紹介します。

これらの注意点は、フルオートタイプ以外のエコキュートでも適用されます。エコキュートの寿命を全うしたいのであれば、お伝えする注意点をしっかり頭に入れるようにしましょう。

注意点①入浴の最後には掃除をする

エコキュートで入浴剤を使った後は、入浴の最後に掃除することを心がけましょう。

排水した後に浴槽を手洗いするのはもちろん、浴槽フィルターの掃除も行いたいところ。見た目では汚れを感じなくても、入浴剤の成分や皮脂が詰まっている可能性が高いからです。

日ごろから浴槽フィルターを掃除できていれば、シャワーで洗い流すだけで構いません。掃除をさぼっている場合は、洗剤で洗ってあげましょう。

また、掃除を行うことで入浴剤による浴槽への色移りも最小限に留めることができます。

注意点②2つ以上の入浴剤を混ぜて使用しない

2つ以上の入浴剤を混ぜて使用しないのも守ってほしい注意点のひとつです。

2つ以上の入浴剤を混ぜると、入浴剤成分が過剰になります。エコキュートの配管に悪影響を及ぼすのはもちろん、お肌や体にも悪い影響を及ぼしかねません。

家族で別々の入浴剤を使いたい場合は、1日おきに交代するか、一度お湯を抜いて再びお湯張りをするなどの対策が必要です。

注意点③自動配管洗浄機能をONにする

自動配管洗浄機能をONにするのも忘れてはなりません。

この機能をONにしておくことで、浴槽の栓を抜くと同時に自動で配管の洗浄ができます。入浴剤の成分などが長い期間、配管内に沈殿することを防ぐことが可能です。

ただ、毎日のように入浴剤を使用する家庭では、自動配管洗浄機能だけでは対処しきれない場合もあります。この場合は、自動配管洗浄機能に加え、手動での配管洗浄を行いましょう。

注意点④推奨以外の入浴剤を使った場合は早急に対策を！

推奨以外の入浴剤を誤って使ってしまうリスクもあるでしょう。

仮に誤って推奨以外の入浴剤を使ってしまった場合は、早急に対応しましょう。

必ずやるべきこととして、以下のものが挙げられます。

• 追い炊き機能をOFFにする
• 自動保温機能をOFFにする
• 浴槽のお湯を排水する
• 浴槽や浴槽フィルターを丁寧に洗う
• （必要であれば）業者に対応をお願いする

フルオートタイプのエコキュートで推奨以外の入浴剤を使った場合、フルオートタイプ特有の機能が稼働しないように注意しなくてはなりません。

排水した後は浴槽や浴槽フィルターを丁寧に洗いましょう。必要に応じて業者に対応をお願いするのもひとつの手です。

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パナソニックのエコキュートは入浴剤が使える！制限をしっかり守ろう！

今回の記事では、パナソニックのエコキュートで入浴剤は使えるのかを見てきました。

残念ながら、最も性能の高いフルオートタイプのエコキュートでは、入浴剤の使用に制限がかかります。とはいえ、制限がかかるだけであって、市販されている入浴剤がすべて使えないというわけではありません。

フルオートタイプのエコキュートで入浴剤を使いたいのであれば、メーカーが公式発表している推奨入浴剤の使用を徹底しましょう。誤って推奨外の入浴剤を使った場合は、適切な対処法を心がけてください。