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V2Hとは?導入メリットと費用相場を徹底解説

EV・V2H 2025年07月29日更新

V2H(Vehicle to Home)システムの基本概要

V2H(Vehicle to Home)とは、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)に搭載された大容量バッテリーを家庭用電源として活用するシステムです。車両から家庭への電力供給を可能にする革新的な技術として、近年注目を集めています。

従来の蓄電池システムとは異なり、V2Hは既に所有している電気自動車のバッテリーを有効活用できるため、新たに蓄電池を購入する必要がありません。一般的な電気自動車には40kWh~80kWhの大容量バッテリーが搭載されており、これは家庭用蓄電池の約5倍~10倍の容量に相当します。

V2Hシステムの仕組み

V2Hシステムは、電気自動車と住宅の分電盤を専用の機器で接続し、車両のバッテリーから家庭に電力を供給します。この際、直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナーが重要な役割を果たします。

太陽光発電システムと併用することで、昼間に発電した電力を電気自動車に蓄え、夜間や雨天時に家庭で使用するという効率的なエネルギー循環が実現できます。

V2H導入の主要メリット

停電時の非常用電源確保

V2Hシステムの最大のメリットは、停電時における安定した電力供給の確保です。一般的な家庭用蓄電池(4kWh~7kWh)では1日程度の電力しか賄えませんが、電気自動車の大容量バッテリーなら数日間の電力供給が可能です。

自然災害の多い日本において、長期間の停電に対応できる備えは非常に重要です。V2Hシステムがあれば、冷蔵庫、照明、通信機器などの重要な電気機器を継続して使用できます。

電気料金の削減効果

V2Hシステムを太陽光発電と組み合わせることで、大幅な電気料金削減が期待できます。昼間に太陽光で発電した電力を電気自動車に蓄え、電気料金の高い夜間に家庭で使用することで、電力会社からの電気購入量を大幅に削減できます。

さらに、時間帯別電気料金プランを活用すれば、安い深夜電力で電気自動車を充電し、高い昼間の電力として使用することも可能です。

環境負荷の軽減

V2Hシステムは、再生可能エネルギーの有効活用を促進し、環境負荷の軽減に貢献します。太陽光発電との組み合わせにより、化石燃料に依存しない持続可能なエネルギー利用が実現できます。

また、電気自動車の普及とともにV2Hシステムが拡大することで、社会全体の脱炭素化に向けた取り組みを支援できます。

V2H導入にかかる費用相場

基本的な費用構成

V2Hシステムの導入費用は、機器代金と工事費用に分かれます。一般的な費用相場は以下の通りです。

V2H機器本体価格:80万円~150万円程度

設置工事費用:20万円~50万円程度

総導入費用:100万円~200万円程度

機器の種類や性能、設置環境によって費用は大きく変動します。高性能な機器ほど価格は上昇しますが、変換効率や耐久性の面で優れた性能を発揮します。

追加費用の検討事項

既存の住宅設備との兼ね合いによって、追加的な工事費用が発生する場合があります。分電盤の交換や電気配線の変更が必要な場合は、さらに10万円~30万円程度の追加費用を見込む必要があります。

また、太陽光発電システムと併用する場合は、システム全体の調整費用も考慮する必要があります。太陽光発電システムの費用相場は、一般的には1kWあたり35万円~40万円程度です。

V2H対応車種と選び方

主要な対応車種

現在、V2Hシステムに対応している主要な電気自動車は以下の通りです。

国産車:日産リーフ、三菱アウトランダーPHEV、三菱エクリプスクロスPHEV

外国車:一部の輸入電気自動車(メーカーごとに対応状況が異なる)

車種によって対応するV2H機器が異なるため、購入前には必ず適合性を確認することが重要です。

車両選択時の注意点

V2H対応車両を選ぶ際は、バッテリー容量と日常的な使用パターンを考慮する必要があります。家庭での電力使用量と車両の走行距離のバランスを適切に保つことが、システムを効果的に活用する鍵となります。

また、車両の保証期間や充放電回数の制限についても事前に確認しておくことが重要です。

太陽光発電との組み合わせ効果

相乗効果による経済メリット

V2Hシステムと太陽光発電を組み合わせることで、大幅な経済メリットが期待できます。住宅用太陽光発電(10kW未満)の売電価格は1kWhあたり15円※(設置年度や電力会社によって異なります)ですが、家庭で消費する電気料金は25円~30円程度です。

この価格差を活用し、太陽光で発電した電力を電気自動車に蓄えて家庭で使用することで、実質的な電気料金削減効果が得られます。

エネルギー自給率の向上

太陽光発電とV2Hシステムの組み合わせにより、家庭のエネルギー自給率を大幅に向上させることができます。晴天時には太陽光発電で電気自動車を充電し、夜間や雨天時にはその電力を家庭で使用することで、電力会社からの電気購入量を最小限に抑えることが可能です。

一般的な家庭用太陽光発電システム(4kW~5kW)を導入する場合の費用相場は140万円~200万円程度が目安となります。

V2H導入時の注意点とデメリット

初期投資の高さ

V2Hシステムの最大のデメリットは初期投資の高さです。機器代金と工事費用を合わせて100万円~200万円程度の投資が必要となるため、導入前には十分な検討が必要です。

ただし、電気料金の削減効果や災害時の備えとしての価値を考慮すると、長期的には投資回収が可能な場合が多いです。

車両との適合性確認

V2Hシステムは車種によって対応状況が異なるため、導入前には必ず適合性を確認する必要があります。また、車両の買い替え時には新しい車種との適合性も考慮する必要があります。

設置場所の制約

V2H機器の設置には適切なスペースと電気配線が必要です。駐車場の位置や住宅の構造によっては、設置が困難な場合があります。導入前には専門業者による現地調査を受けることが重要です。

補助金・助成金制度の活用

国の補助金制度

V2Hシステムの導入には、国や地方自治体から各種補助金が提供されています。経済産業省や環境省が実施する補助金制度を活用することで、初期投資を軽減できます。

※補助金制度は年度ごとに内容が変更されるため、最新の情報については各自治体や関連機関にご確認ください。

地方自治体の助成制度

多くの地方自治体では、V2Hシステムの導入に対して独自の助成制度を設けています。国の補助金と併用できる場合もあり、実質的な負担額を大幅に削減できる可能性があります。

お住まいの地域の助成制度については、各自治体のホームページや窓口で最新情報をご確認ください。

V2H導入の手順と流れ

導入準備段階

V2Hシステムの導入を検討する際は、まず現在の電気使用量と車両の使用パターンを分析することが重要です。月々の電気料金や走行距離を確認し、システム導入による効果を事前に試算しておきましょう。

業者選定と見積もり

V2Hシステムの設置は専門的な知識と技術が必要なため、実績のある業者を選定することが重要です。複数の業者から見積もりを取得し、価格だけでなく施工実績やアフターサービスも比較検討しましょう。

設置工事とアフターサービス

実際の設置工事は通常1日~2日程度で完了します。工事完了後は、システムの動作確認と使用方法の説明を受けてください。また、定期的なメンテナンスや故障時の対応についても事前に確認しておくことが重要です。

まとめ

V2Hシステムは、電気自動車の大容量バッテリーを家庭用電源として活用する革新的な技術です。停電時の非常用電源確保、電気料金の削減、環境負荷の軽減など、多くのメリットが期待できます。

初期投資は100万円~200万円程度と高額ですが、太陽光発電との組み合わせや各種補助金制度の活用により、長期的な経済効果が期待できます。導入を検討される場合は、お住まいの地域の助成制度や適合車種を確認し、複数の業者から見積もりを取得することをお勧めします。

V2Hシステムの導入について詳しく知りたい方は、お気軽にリノベステーションにお問い合わせください。

よくある質問

V2Hシステムはすべての電気自動車に対応していますか?

V2Hシステムは現在、日産リーフや三菱アウトランダーPHEVなど、限られた車種のみに対応しています。車種によって対応するV2H機器が異なるため、導入前には必ず適合性を確認することが重要です。今後は対応車種の拡大が期待されており、各メーカーの最新情報を確認することをお勧めします。

V2Hシステムの導入で電気料金はどの程度削減できますか?

V2Hシステムによる電気料金削減効果は、太陽光発電との組み合わせや使用パターンによって大きく変わります。一般的には月額5,000円~15,000円程度の削減が期待できますが、家庭の電気使用量や車両の利用頻度によって効果は変動します。導入前に専門業者による詳細なシミュレーションを受けることをお勧めします。

V2Hシステムの設置工事にはどの程度の期間が必要ですか?

V2Hシステムの設置工事は通常1日~2日程度で完了します。ただし、既存の電気設備の状況や追加工事の必要性によって期間は変動します。分電盤の交換や電気配線の変更が必要な場合は、さらに数日を要する場合があります。工事期間中は一時的に電気の使用が制限される場合があるため、事前に業者と詳細なスケジュールを確認しておくことが重要です。

V2Hシステムを使用することで車両のバッテリー寿命に影響はありますか?

V2Hシステムの使用により、車両のバッテリーには充放電回数の増加による影響が考えられます。しかし、現在の電気自動車用バッテリーは高い耐久性を持っており、適切な使用範囲内であれば大きな問題はありません。メーカーの保証条件や推奨使用方法を遵守し、過度な充放電を避けることで、バッテリー寿命への影響を最小限に抑えることができます。

V2Hシステムの導入に利用できる補助金制度はありますか?

V2Hシステムの導入には、国や地方自治体から各種補助金制度が提供されています。経済産業省や環境省の補助金制度に加え、多くの地方自治体で独自の助成制度が設けられています。補助金制度は年度ごとに内容が変更されるため、導入を検討される際は最新の情報を各自治体や関連機関にご確認ください。複数の制度を併用できる場合もあり、実質的な負担額を大幅に削減できる可能性があります。

 

この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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