エコキュートの室外機(ヒートポンプ)を徹底解説!役割・仕組み・快適に使うコツまとめ

※本記事は、事業者から提供を受けた商品・サービスのPRを含む広告コンテンツです。
電気と空気の力で効率よく給湯するエコキュート。お湯を作る「室外機(ヒートポンプ)」は、設備の心臓部ともいえる重要な機器です。一方で、その仕組みやメーカーによる違い、選び方のポイントなどは意外と知らない方が多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、エコキュートのヒートポンプに焦点を当て、基本的な特徴や役割、性能を活かす使い方や故障のサイン、快適に使う「2つの工夫」についてわかりやすく解説していきます。
これからエコキュートの導入を検討している方はもちろん、すでに設置している方も「お得な使い方」の参考になる内容ですので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
目次
エコキュートの室外機(ヒートポンプ)の仕組みとは?特徴・役割を基礎から解説
一見すると「エアコン室外機」によく似たヒートポンプ。ところが、内部構造や役割はまったくの別物です。ここでは基礎知識として、エコキュートの特徴やヒートポンプの仕組み、メーカーごとの差についてくわしく確認していきましょう。
そもそも「エコキュート」ってどんな給湯器?
エコキュートとは、エアコンにも使われる「ヒートポンプ技術」を活用した給湯設備のことで、電気と「空気中の熱」を利用してお湯を作る点が特徴です。ヒートポンプで作られたお湯は、「貯湯タンク」に蓄えて好きなタイミングで使う仕組みになっています。
貯湯タンクは容量が370〜460Lほどと非常に大きいため、「深夜のお得な電気」でしっかり沸き上げておけば、家族の1日分のお湯を用意することも可能です。深夜電力は昼間より割安なため、「光熱費の削減効果が高い」点が最大のメリットといえるでしょう。
室外機(ヒートポンプ)の仕組みと役割をわかりやすく解説
エコキュートの「室外機(正式名称:ヒートポンプユニット)」は、「空気中の熱」を集めて水道水に伝え、お湯を作る装置です。ユニット内では、冷媒(れいばい)というガスが空気中の熱を吸収し、圧縮機で高温・高圧に変換。その熱を水に伝えることで、お湯ができる仕組みになっています。
従来の電気温水器では、電気ヒーターを発熱させてお湯を作っていたため、消費電力の高さが大きな課題でした。その点、電気を「熱源」ではなく「熱を移動させる力」として使うことにより、エコキュートは非常に高い省エネ性能を実現しています。
ヒートポンプの設置は屋外が基本!必要なスペースと条件は?
一部の機種ではベランダ設置も可能なものの、エコキュートのヒートポンプは、屋外への設置が基本となります。空気中の熱を取り込む機器のため、風通しがよく、直射日光や雪などの影響を受けにくい設置場所が理想的です。
設置スペースは機種によって異なりますが、本体の寸法は「幅80cm・高さ60cm・奥行30cm前後」が一般的。さらに、吸気や排気のために「前後左右に数十センチほどの空間」の確保も必要です。
建物の壁や塀に近すぎると性能が落ちたり、異音の原因になることも。設置前に必ずメーカーの設置基準を確認し、風通しとメンテナンス性のバランスを考えて設置することが大切です。
ヒートポンプの性能・機能はメーカーで変わる?選び方のコツも解説
エコキュートの貯湯タンクとヒートポンプは「セット販売」が原則。「家庭に合った組み合わせを選ぶ」ことで、満足のゆく買い物となります。一方で、ヒートポンプの運転音の大きさ(静音性能)はメーカーや機種によって変わるため、カタログなどで事前に確認しておくと安心です。
また、エコキュートの基本性能を比較するうえで「年間給湯保温効率(保温性の高さ)」をチェックすることも重要。保温効率が高いモデルほど「電気代の節約効果」が期待できますので、「2.8〜4.0」を基準に、予算の範囲内でなるべく高い数値のモデルを選びましょう。
室外機(ヒートポンプ)の性能を活かすコツとは?使用上の注意点も解説!
エコキュートのヒートポンプは「設置するだけでOK」ではなく、日常のちょっとしたお手入れや環境管理で本来の性能が維持される機器です。せっかくの高効率モデルも、周辺の状況が悪かったり、汚れやゴミが溜まっていたりすると、性能が低下して「ムダな電気代」や「不具合」の原因になることも。
そこで本項では、ヒートポンプの性能を最大限に発揮させるための「3つのコツと注意点」をわかりやすく解説していきます。
①室外機の周辺は「風通し良く」が鉄則!こまめに片付けよう
エコキュートのヒートポンプは「空気中の熱を取り込んでお湯を作る」のが大きな役割。そのため、機器の周辺は「風通しの良い環境」を維持することが重要です。ファンや吹き出し口の周囲に物が置かれていると、空気の循環が悪くなり、熱交換の効率が下がる原因となってしまいます。
ヒートポンプのすぐ近くに植木鉢やゴミ箱、物置などを置いている場合は、「前方60cm・左右30cm」を目安に、ある程度のスペースを確保しておくのが理想です。加えて、梅雨どきや夏場は「雑草」が周辺に生い茂る可能性もありますので、定期的に草刈りして風通しを改善しましょう。
②冬場は凍結することも!事前にできる予防対策とは?
冬場の冷え込みが厳しい地域では、ヒートポンプの配管や熱交換器が凍結してしまう可能性があります。凍結するとお湯が出なくなったり、リモコンに「エラーコード」として表示されるケースも。
予防対策として「冷気の影響を受けにくい場所に設置する」ことが有効ですが、一度設置した後に移動するのは難しいもの。その場合は、「保温材」を巻き付けたり、「凍結防止ヒーター」を取り付けるなどして対処を行いましょう。
また、翌日の寒波が予想される日には、リモコンで「凍結防止運転モード」をONにしておくか、給水側の蛇口から「1分間にコップ1杯程度」の水を出し続けることで、早朝や午前中に起こりがちな凍結を予防することができます。
③定期的なお手入れも大切!拭き掃除・異物チェックで長持ちさせよう
エコキュートのヒートポンプは屋外設置が基本のため、常に雨風や砂ぼこりに晒される機器でもあります。そのため、フィルターやファンなどに汚れやホコリが詰まっていると、熱交換の効率が下がり、余計な電気代の発生の原因となることも。
そのため、ヒートポンプの外装やファン部分に汚れやホコリを見つけたら、手の届く場所は乾いた雑巾などで優しく掃除してください。ファンに異物などが絡まっている場合、割り箸などを使って取り出しましょう。
注意点として、ヒートポンプ内部は精密部品が多いため、無理な力を入れて掃除したり、高圧洗浄機などを使用すると、かえって不具合の原因となってしまうケースも。自分では対処できない汚れや異物を発見した場合は、メーカーや販売店に相談するのが無難です。
【故障のサイン】エコキュートの室外機(ヒートポンプ)によくあるトラブル
エコキュートの室外機は屋外で24時間働く「給湯設備の心臓部」だけに、長年使ううちにトラブルが出ることもあります。異音や水漏れなどのサインを放置すると、性能低下や故障の悪化につながる恐れも。
そこで本項では、ヒートポンプでよくある2大トラブル「異音」と「水漏れ」について、考えられる原因と対応策をわかりやすく解説していきます。
①「異音」がしたら要注意!考えられる原因と対応策は?
運転中に「ゴーッ」「カラカラ」といった異音がする場合は、ヒートポンプ内のファンやコンプレッサーにトラブルが起きている可能性があります。まずは、周囲に落ち葉や枝、ゴミが巻き込まれていないか確認してください。異物を取り除いても音が続く場合、内部の部品が摩耗・破損していることも考えられます。
また、霜取り運転中には一時的に「ブーン」と音が大きくなることがありますが、これは正常な動作。異音が長く続いたり、振動を伴うようなら、メーカーや設置業者への点検依頼が必要です。面倒がらずに早めに対処することで、放置による大きな故障のリスクを予防し、修理費用の節約にもつながります。
②「水漏れ」を発見したらどうする?確認・対処すべきポイント
室外機の下に水たまりを見つけたら、まずはリモコン表示が「霜取り運転中」になっているかどうかを確認しましょう。霜を溶かす過程で排水が出るのは正常な動作であり、特に冬場によく見られる現象です。
ただし、常に水が漏れ続けていたり、「配管の接続部」などからポタポタと垂れている場合は注意が必要です。ドレンホース(ヒートポンプ下部・ジャバラ状のホース)の詰まりや、内部配管の劣化・破損などが原因のことも。無理に解決を試みようとせず、まずは電源を切って安全を確保し、業者に点検を依頼しましょう。
エコキュートの室外機(ヒートポンプ)をもっと快適に使う「2つの工夫」
比較的運転音の大きなガス給湯器に比べて、「静音性の高さ」も強みのエコキュート。一方で、設置場所によっては「運転音が気になる」「外観がちょっと目立つ」といった悩みを持つ人も少なくありません。
そこで本項では、DIYで気軽に実践できる「防音対策」と「見た目の工夫」の2つのアイデアをご紹介していきます。
工夫①:運転音が気になるなら「防音グッズ」で改善できる
夜間に沸き上げることの多いヒートポンプの運転音は、いくら静音性が高くても、深夜の静かな時間帯や隣家との距離が近い環境では意外と気になるもの。
そんなときにおすすめなのが「防音パネル」や「防振ゴムマット」です。室外機の下に防振マットを敷くだけでも、振動が地面に伝わりにくくなり、共鳴音を軽減できます。さらに、側面に防音ボードを設置すれば、音の反射を抑えて騒音レベルを下げられます。
ただし、通風を妨げるような覆い方はNG。ヒートポンプは空気を取り込みながら熱交換を行うため、風通しの確保が必須です。防音対策は「風の通り道を残す」ことを意識して、無理のない範囲で行いましょう。
工夫②:見た目もおしゃれに!「室外機カバー」の活用法とは?
庭や玄関まわりにある室外機は、せっかくの外観デザインを損ねてしまうことも。そんなときに便利なのが「室外機カバー」です。室外機カバーは木製・アルミ製・樹脂製など素材もさまざま。デザイン性の高いカバーを選べば、エクステリアと自然に調和させることができます。
また、直射日光や雨風から機器を守る役割もあり、耐久性アップや経年劣化の軽減にもつながります。注意点として、防音グッズと同様に「通風口をふさがない」ことに気をつけましょう。熱がこもると効率低下や故障の原因になるため、背面や側面に十分な空間を確保するのがポイントです。
まとめ:室外機(ヒートポンプ)はエコキュートの心臓部!正しく理解して快適に使おう
空気の熱を利用する「ヒートポンプ技術」によって、少ない電力で効率よくお湯を作り出すエコキュート。水道水を温める役割を担う室外機(ヒートポンプ)は、光熱費の節約や、日々の快適な給湯のために欠かせない機器です。
ヒートポンプは屋外への導入が基本のため、設置環境や使い方、メンテナンスの有無によっては、本来の性能を活かしきれないケースも。とくに、風通しの悪さや異物の放置、冬場の凍結などはトラブルの原因につながります。定期的な点検や掃除を行い、異音・水漏れといった不具合のサインには早めに対応することが長持ちの秘訣です。
「運転音や見た目が気になる」といった場合は、「防音・耐震グッズ」や「室外機カバー」などを上手に活用すれば、夜間もすやすやと眠れるようになり、日中はエクステリアとの調和を楽しめるでしょう。ヒートポンプの正しい使い方とお手入れ方法をしっかり理解し、これからもエコで快適な給湯生活を続けていきましょう!
この記事の監修者

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!
蓄電池
太陽光発電
パワーコンディショナ
エコキュート
IHクッキングヒーター
外壁塗装
ポータブル電源











蓄電池の選び方


























