夏は電気代が高い!電気代を抑えるコツを紹介します!
「夏場は電気代がとてもかかる。」
「できるだけ節約したいけれど、どうしたら良いのだろうか。」
このようなお悩みを抱えている方はいませんか。
7月から9月上旬にかけて暑い季節になりますが、電気代が多く発生します。
その原因の一つとして、エアコン代がかかることが挙げられます。
しかし、電気代を抑えるコツを知っておくと、これまでよりも電気代による出費が少なくなるでしょう。
今回は、夏場に発生する電気代と電気代を抑える方法について紹介します。
目次
【夏場の電気代】平均額はいくらなの?
冒頭でも説明した通り、夏場には電気代が多くかかります。
では一体、どのくらいの電気代が発生しているかご存知ですか。
まずは、電気代がどの仕組みで発生し、どのくらいかかっているのか確認しましょう。
電気代の仕組みから見ていきます。
電気代は、「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」によって計算されます。
そして、「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)」は電力量と呼ばれています。
消費電力に関しては、その電化製品に書かれていますが、例えば、1200Wと記載されている商品を2時間使ったとしましょう。
その際、電力量は1200W×2h=2400Whとなります。
そして、料金単価に単位を揃えるために、WhをkWhにすると、2400Whは2.4kWhに変換されます。
仮に、1kWhあたりの料金単価が27円/kWhとすると、この電化製品を2時間使用した場合の電気代は2.4kWh×27円/kWh=64.8円になります。
このような仕組みで電気代が計算されます。
では、夏場の電気代の平均はどのくらいかかるでしょうか。
総務省家計統計調査によると、1人世帯は5330円、2人世帯は8832円、3人世帯は9965円、4人世帯は10867円、5人世帯は11306円と言われています。
そして、この電気代の多くを占めるのがエアコンということを知っていましたか。
夏場の電気代はエアコンが占める
夏場は電気代が高くなりますが、その多くはエアコンによる電気代です。
部屋を冷やしたり、暖めたりするためには、やはり消費電力が多くなり、必然的に電気代が多く発生します。
夏の日中の14時に使われている電気代を調べた調査によると、電気代の60パーセント近くがエアコン代とわかりました。
このようにエアコン代は夏場の電気代の多くを占めます。
「エアコンを使わなければ、電気代を半分に抑えられる!」
このように考えている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、この考えは避けることをお勧めします。
なぜなら、30~40度近い環境下で過ごした場合、熱中症になるリスクが高まるからです。
熱中症になると、作業を集中して続けることができず、次の日にも作業効率に影響を及ぼします。
また、仮に入院することになった場合、1泊するだけでも5~9万円程度の料金が発生します。
せっかくお金を節約するためにしたことが、電気代以上に発生したら嫌ですよね。
そのため、行うことは電気代の節約です。
続いては、電気代を節約する方法について紹介します。
電気代を節約する方法について
ここでは電気代を節約する方法を4つ紹介します。
先ほど紹介したように、エアコン代が大半を占めることから、エアコン代に関しての方法を紹介します。
1つ目:風向きを「上向き」もしくは「水平」にする
まずは、風向きを「上向き」もしくは「水平」にすることが大切です。
空気の性質上、冷たい空気は下の方に、暖かい空気は上の方に溜まります。
もし、エアコンの風向きを「下向き」にした場合、足元ばかり冷えてしまい、部屋全体を冷やすことができず、時間が経っても部屋は涼しくなりません。
そこで、より温度を下げようとして設定温度を下げると、電気代が多く発生します。
そのため、風向きを「上向き」もしくは「水平」にすることが大切です。
この風向きを変えるだけで、部屋中が涼しくなり、電気代を節約できます。
また、扇風機やサーキュレーターを使って、部屋の下にある冷たい空気を部屋中に循環させるのも良いでしょう。
2つ目:温度を上げる【理想は28度】
次は、設定温度をあげることを意識しましょう。
夏場はとても暑いため、エアコンの設定温度を24度くらいにする方もいらっしゃるでしょう。
設定温度を1度上げると、消費電力を10パーセント程度抑えられると言われています。
そのため、可能な限りエアコンの設定温度は高めにすると良いでしょう。
しかし、どのくらいの温度にすれば良いかわかりませんよね。
環境省が推奨しているのは28度です。
特別な理由がない限り、28度を設定温度にして生活しましょう。
3つ目:窓の断熱
続いては、窓の断熱を行いましょう。
窓ガラスは薄いため、屋外の熱を通しやすいです。
そのため、窓を断熱しなければ、自然と部屋が暑くなり、エアコン代も多くかかります。
では、窓の断熱方法はどういったものがあるでしょうか。
例としては、遮光カーテンを使う、屋外にすだれを設置する、断熱シートや断熱スプレーを使う、などがあります。
インテリアなどにも関わることなので、自分の部屋に合わせて、どの方法を使うか考えましょう。
4つ目:エコ商材を取り入れる【太陽光発電や蓄電池がおすすめ】
最後は、太陽光発電や家庭用蓄電池を取り入れましょう。
これらは今すぐに対応できることではないですが、長期的に見ると多くの節約につながります。
詳しいことは後述しますが、太陽光発電や家庭用蓄電池は売電できたり、エネルギーを賢く使えたりして、電気代を節約できます。
次は、「太陽光発電や蓄電池はそもそもどういったもの?」「メリットってなに?」というった疑問に応えていきます!
【最強コンビ:太陽光発電×蓄電池】で夏の電気代を一気に見直し!
先ほどから太陽光発電と蓄電池について触れていますが、そもそも太陽光発電や家庭用蓄電池とは一体どういったものでしょうか。
最初にそれらの説明からします。
太陽光発電について
まずは太陽光発電です。
太陽光発電と聞くと、屋根にパネルを設置しているイメージを持つ方も多いと思います。
なぜ近年になって太陽光発電が増えているのでしょうか。
太陽光発電は再生可能エネルギーだからです。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出することなく、発電することができます。
また、排気ガスや騒音問題を引き起こすこともありません。
その仕組みとしては、まず「太陽電池パネル」が太陽の光エネルギーを吸収し発電する、そして「接続箱」が電気を収集し、「パワーコンディショナー」が家庭で使用できる電力に変換した後、「分電盤」が家中に電気を送ります。
そして、もし電気が余った場合、電力会社に売ることもできます。
太陽光発電のメリットは?
太陽光発電のメリットは大きく4つあります。
1つ目:電気料金の削減
1つ目は、電気料金を削減できることです。
太陽光発電システムで作った電気は勿論自分の家で使用できるため、電力会社から電気を購入する必要がありません。
その分のお金が節約できるため、長期的な視点で見ると節約できます。
2つ目:売電できる
2つ目は、余った電力を売ることができることです。
「太陽光発電で電気を作るけれど、家で使いきれないと無駄になるのかな。」
このような不安を抱えている方もいると思いますが、そこは安心してください。
電力会社に余った電気を売電できます。
つまり、太陽光発電を導入すると、電力会社から電気を買わずに済むだけでなく、余った電気を売れる、という非常に大きなメリットがあります。
2020年度における取引価格は、10kW以上50kW未満の場合は1kWhあたり13円、50kW以上250kW未満は12円とされています。
3つ目:緊急時でも対応可能
3つ目は、災害時や停電時でも電気を使えることです。
太陽光発電は太陽の光を使って発電するため、災害時や停電時でも電気を使用し続けられる場合があります。
ただし、使用するためには、自立運転機能付きパワーコンディショナー、もしくは蓄電池の導入が必要となります。
これらを備えている場合、緊急事態においても電力は確保されるため、安心して生活できるでしょう。
4つ目:断熱効果
4つ目は、パネルによる断熱効果が期待されることです。
屋根に太陽電池パネルを設置しますが、それによって断熱効果が期待されます。
なぜなら、太陽電池パネルによって、屋根の表面温度を下げることにつながり、部屋が暖かくなりづらくなるからです。
蓄電池について
次に、家庭用蓄電池について紹介します。
家庭用蓄電池は、太陽光発電と比較すると、あまり馴染みがないでしょう。
しかし、節電にはとても大事な役割を果たします。
家庭用蓄電池は二次電池やバッテリーと言い換えることができます。
つまり、充電して電気をためておき、必要な時に使用することができます。
もし大容量の家庭用蓄電池を導入した場合、停電が発生したとしても、10時間以上使用することができます。
現在では、国や自治体からの補助金制度、リース、レンタルなども充実してきているため、昔よりも導入しやすくなっています。
ここからは、太陽光発電と家庭用蓄電池のメリットについて確認していきましょう。
家庭用蓄電池のメリットは?
続いては、家庭用蓄電池を導入するメリットについて紹介します。
ここではメリットを3つ紹介します。
1つ目:賢くエネルギーを使える
まずは、エネルギーを賢く使えることです。
家庭用蓄電池は太陽光発電と組み合わせると、エネルギーを非常に賢く使えます。
太陽光発電は太陽の光を使って発電しますが、逆に言えば、太陽が出ていない時は発電することができません。
つまり、早朝や夜の間、太陽光発電は行えません。
しかし、家庭用蓄電池は電気をためておくことができます。
そのため、太陽が出ている日中は太陽光発電でまかない、早朝や夜は家庭用蓄電池にためておいた電気を使用することができます。
これをすることによって、一日中、電力会社から電気を購入することなく生活できます。
2つ目:非常時にも対応
次は、非常時でも使用できることです。
近年、日本では地震や台風といった予測できない自然災害が多いですよね。
そんな時に電気がなければ、さらに不安が募るでしょう。
そんな時は、家庭用蓄電池がお勧めです。
家庭用蓄電池は電気を溜めておけるので、停電や災害時にも対応可能です。
先ほど、太陽光発電のメリットでも紹介しましたが、これも大きなメリットです。
3つ目:電気自動車との好相性
最後は、電気自動車との相性が良いことです。
最近では、環境に配慮して電気自動車が増えてきました。
読んでくださっている方の中にも、すでに持っている方や、購入を検討されている方がいらっしゃるでしょう。
家庭用蓄電池と太陽光発電、電気自動車内蔵蓄電池の3つの組み合わせは非常に相性が良いです。
例えば、昼間に電気自動車でお出かけをするとしましょう。
その際は、太陽光発電で作った電気を家庭用蓄電池に溜めておくことができます。
そして、家に帰ってくると、家庭用蓄電池で溜めておいた電気で電気自動車を充電できます。
以上のように非常に効率的に電気を使用できます。
夏のエアコン代節約のために太陽光と蓄電池を取り入れよう【まとめ】
今回は、夏の電気代はエアコン代が多く占めること、エアコン代の節約方法、太陽光発電や家庭用蓄電池の導入による節電などについて紹介しました。
夏はエアコンを多く使用するため、電気代が高くなります。
そんな時は、エアコンを使わないという選択肢ではなく、節約するという意識を持って使っていきましょう。
また、長期的な視点で節約を考えている場合、太陽光発電や家庭用蓄電池の導入はお勧めです。
節電できるだけでなく、非常事態の時にも活用できるので、検討している方はぜひ導入してみましょう。
リノベステーションではニチコンやファーウェイを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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