太陽光発電の設置で損をした!?対処法を教えます!
「太陽光発電を設置したら損をするって聞いたけど、それは本当?」
「今から太陽光発電を設置しても効果ある?」
このような疑問を抱えている方はいませんか。
太陽光発電はここ10年でニュースや新聞を通して知っている方も多いでしょう。
しかし、中には、ネガティブな情報を聞くこともあると思います。
そこで今回は、太陽光発電を設置すると損するケースとそうでないケースを紹介します。
目次
1.「太陽光発電で損した」は本当?(契約時)
1-1. 契約時での損をする場合がある
先にお伝えしておくと、太陽光発電を設置して損をした方は少数です。
しかし、損をした方もいらっしゃるので、その事例をまずは契約時での観点から見ていきましょう。
1-1-1. 訪問販売業者で契約をする
最初は訪問販売で太陽光発電を契約した場合です。
太陽光を広めることになった2009年頃から流行り出した訪問販売ですが、十分な注意が必要です。
もちろん訪問販売する人の中にもしっかりした業者もいますが、悪質業者も多くいます。
では、どういったことから悪質と判断されるのでしょうか。
それは、「工事の質の悪さ」「契約関係」です。
工事の質の悪さに関しては、太陽光は屋根につけることもあり、しっかり工事しないと雨漏りが発生する可能性があります。
雨漏りが発生する理由は、施工コストをできるだけ抑えようと、3流業者を使ったり、メーカーの認定を受けていなかったりする会社が行うからです。
太陽光を設置したが故に雨漏りが発生した、なんてなったら失敗ですよね。
そして、契約関係にも注意が必要です。
悪質業者の場合、解約しようとしてもできないことがあります。
最悪の場合、相手が詐欺師で、お金だけ払って太陽光を設置されないケースも耳にします。
契約する際には、自分一人で判断せず、信頼できる人や他社にも相談すると良いでしょう。
1-1-2. 海外製の安い太陽光を設置した
次は、海外製の値段が安い太陽光を設置した場合です。
太陽光は現在、世界で注目されています。
そのため、太陽光を作っているのは技術力のある日本だけではありません。
中国や韓国などのメーカーで作られたものも輸入して入ってきています。
そして、その価格は日本のメーカに比べて安いものが多いです。
太陽光は設置するのにある程度お金がかかるため、安いのを選びたくなる気持ちはわかります。
しかし、安さだけに惹かれて購入すると、すぐに後悔する可能性があります。
例えば、「EL検査」と呼ばれる、全てのパネルが正常に働くかを調べる検査についてみましょう。
日本のメーカーであれば、EL検査を潜り抜けている場合がほとんどです。
しかし、海外の場合はEL検査を行っている会社は少ないです。
そのため、1年中屋根の上で紫外線や雨風にさらされる環境だと故障する可能性が高くなります。
そういった、日本のメーカーが安全のために行う検査や作りを省略して販売していることが多いです。
安さだけで選ばないようにしましょう。
1-1-3. 相場より大幅に高い金額で契約した
最後は、相場よりも断然高い値段で契約したケースです。
これは訪問販売で最もみられます。
情報がない中で相手にうまく話をされると、高い金額でも購入してしまうことがあります。
「足場代が通常よりも多く発生する」「申請費用がかかる」などの言葉に騙されないようにしましょう。
相場としては「30万円/kWh以下」と覚えておくと良いです。
2. 「太陽光発電で損した」は本当?(設置後)
2-1. 設置後に損をする場合がある
ここからは、設置後に後悔するケースについていくつか見ていきます。
紹介するケースによっては、事前に対策を打てる場合があるため、どういった事例があるのか確認していきましょう。
2-1-1. 積雪による問題
1つ目は、積雪によって太陽光がうまく動かなくなることです。
積雪が多い地域であれば、発電量への影響や設置角度などを注意する必要があります。
仮に雪の降る頻度がとても多い場所で太陽光を設置した場合、日射量を十分に確保できず、発電量も少なくなります。
また、毎年数メートルにも及ぶ雪が積もる場合、太陽光パネルが雪の重さに耐えきれず、壊れる可能性があります。
あまりに降雪量が多い地域の方は、業者の方としっかり相談する時間を設けましょう。
2-1-2. 台風でパネルが飛散
2つ目は、台風で飛来物がパネルに当たって、破損するケースです。
太陽光パネルは傷がない状態で使わないと、効率よく発電できません。
そのため、台風による飛来物で損傷した場合、復旧する必要があります。
もちろん修理や弁償などのお金がかかり、そこで費用が嵩むと後悔する方がいます。
ただし、自然災害補償や火災保険なども現在は整えられているため、それらに加入しておくと安く済む場合があります。
補償の適用条件や額は会社によって異なるため、保険に加入する際は入念に確認するようにしましょう。
2-1-3. 雨漏りの発生
3つ目は、雨漏りです。
先ほどの訪問販売業者のところでも少し触れましたが、太陽光は屋根に設置するため、雨漏りが発生することがあります。
雨漏りが起こると、屋内の壁が変色したり、虫に侵食されたりする場合があるため、できるだけ避けたいトラブルです。
雨漏りが起こるのは、実績がほとんどない業者の場合が多いです。
そのため、業者に依頼する際には、その業者の歴史や実績を調べ、雨漏りが万が一起きた場合の対応などを確認しましょう。
2-1-4. 補助金がもらえない
4つ目は、補助金をうまく受け取れない場合です。
現在は政府が太陽光の設置を推進していることもあり、多くの自治体で太陽光発電設備の導入にあたって補助金を提供しています。
しかし、太陽光の補助金申請を行うことは人生で初めての場合が多いため、手違いがあったり、十分な書類の提出ができなかったりが原因で、うまく補助金をもらえないことがあります。
補助金申請は多くの場合、施工業者が行ってくれます。
ただし、しっかり対応してくれないケースも考えられるため、太陽光を設置する際には自治体のホームページを入念に調べましょう。
2-1-5. 発電量が少ない
5つ目は、発電量が少ないというケースです。
想定よりも発電量が少なかった、というのは頻繁にみられます。
この場合に考えられる原因としては、「シミュレーションの前提が違う」または「設備がしっかり設置できていない」ことが考えられます。
ただし、正確な原因については、専門家でない人が判断するのは難しいです。
そのため、できるだけ実績のある会社を探すのが最も効果的です。
2-1-6. 売電で利益が得られなかった
6つ目は、売電収入が得られなかったことです。
太陽光で発電し、使いきれなかった場合は電力会社に電気を売りお金を得ることを売電収入といいますが、
中には売電収入をほとんど得られず後悔する方がいます。
これは発電量の少なさと関係があるので、同様に実績のある会社を探すようにしましょう。
3.太陽光発電で損したと思わないためには?
最後は、太陽光発電で損をしない方法を紹介します。
上記のことも頭に入れながら、読み進めていきましょう。
3-1. 蓄電池の導入がおすすめ
まずは蓄電池の導入です。
蓄電池とは、電気を溜めておくことができるものです。
なぜ蓄電池の導入がおすすめかというと、電気の自家消費が可能になるからです。
先ほど紹介した中に「売電収入が得られない」というの事例がありましたが、
これから電気の買取価格は下がっていきます。
そのため、電気は売るのではなく、自分の家で使うのが正しい選択となるでしょう。
しかし、太陽光の設置のみだと、電気を溜めておくことができず自家消費として十分に効率よく使用することができません。
そこで蓄電池を購入し、電気をためるようにしましょう。
また、蓄電池があれば、災害時にも安心して過ごせます。
災害で停電が起きた場合でも、蓄電池にためた電気を使えば、普段通りの生活が可能になります。
災害の多い日本だからこそ、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
3-2. 太陽光パネルを載せ過ぎない
次は、太陽光パネルの載せすぎです。
「パネルを大量に載せれば、自家消費と売電できる。」
このように考えている方はいませんか。
この考えはやめた方が良いです。
先ほど紹介したように、これから電気の買取価格は下がっていきます。
そのため、家庭で使いきれないほどの電気を生み出すと、設置費用の回収が難しくなります。
目安としては、4人家族では4.2〜5kw程度が適切でしょう。
自分に合った太陽光を選ぶことがとても大切です。
3-3. 補助金を確認する
最後は補助金の確認です。
補助金はとても大切な制度です。
補助金制度を利用すれば、60〜120万円程度受け取れる場合があります。
ただでさえ設置費用が高いので、使えるものはできる限り使っていきましょう。
ただし、補助金については予算に限りがあるためお安く蓄電池を購入したい方は、お早めにお申し込みください!
補助金情報は蓄電池補助金ページからでも確認することができます。
4. 太陽光発電で損しない方法を実践しましょう!
今回は、太陽光発電の設置で後悔したケースと損しない方法について紹介しました。
太陽光発電は世界で導入が推進されているように、とても注目の発電方法です。
しかし、その流行りに乗じて、悪徳業者があらわれているのも事実です。
今回紹介したいくつかのポイントを押さえて、業者の安全性を確認することが大切です。
「設置してから損をした」ということにならないように注意しましょう。
リノベステーションではニチコンやファーウェイを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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