キャンプに活躍するポータブル蓄電池とは?価格や用途・選び方を解説!
キャンプに活躍するポータブル蓄電池とは?価格や用途・選び方を解説!
家族や友人とキャンプに出かけた際に、「炊飯に失敗した」「クーラーボックスの氷が溶けて困った」など、苦い経験をした方も多いのではないでしょうか?
大容量・高出力な「ポータブル蓄電池」があれば、ミニ冷蔵庫や家電も動かせるため、キャンプでのさまざまな状況で大活躍してくれます。
本記事では、ポータブル蓄電池の特徴やモバイルバッテリーとの違い、キャンプやアウトドアでの「便利な4つの活用法」について徹底解説していきます。
記事の後半では、キャンプ用としての性能に優れた「おすすめ3モデル」の魅力もご紹介していますので、購入を検討中の方はぜひご覧ください!
目次
ポータブル蓄電池とは?【モバイルバッテリーとの違い】
ポータブル蓄電池とは運搬可能な大型バッテリー機器のことで、モバイルバッテリーより容量や出力が大きい点が特徴です。
スマホやタブレットの充電だけではなく家電製品も動かせるため、キャンプでの調理や体温調節、食材の保管や映画鑑賞などに利用できます。
別売りのソーラーパネルを使えば数時間でフル充電することも可能ですので、2泊3日のキャンプの際にも、バッテリー切れを気にせず使えます。
キャンプで大活躍!ポータブル蓄電池の「4つの活用法」とは?
つづいて、ポータブル蓄電池の「キャンプでの4つの活用法」についてくわしく解説していきます。
活用法①:サーキュレーター・電気毛布で体温を調節する
容量500Wh以上のポータブル蓄電池があれば、小型のサーキュレーターや電気毛布、電気ストーブなどで暑さや寒さを和らげることができます。
特に、メッシュ部分の少ないテントは「風が通り抜けにくい」というデメリットを持つため、夏場のサーキュレーターは非常に重宝するでしょう。
また、冬場の車中泊で電気毛布を活用すればアイドリングする時間を減らせますので、ガソリン代の節約効果も期待できます。
活用法②:ミニ炊飯器・スロークッカーで快適に調理する
ポータブル蓄電池にはACコンセントが複数搭載されており、ミニ炊飯器や小型ケトル、スロークッカーなどの調理家電を同時に動かすことも可能です。
キャンプでの炊飯・調理は「気温や風向き」の影響で失敗するリスクがありますので、野外調理の経験が少ない方ほど炊飯器などが使えるメリットを実感できるでしょう。
出力1,000W以上のポータブル蓄電池ならホットプレートなども使えるため、キャンプサイトで焼肉やたこ焼きパーティを楽しむのもおすすめです。
活用法③:ミニ冷蔵庫・冷温庫で飲み物や食材を保存する
大容量のポータブル蓄電池ならミニ冷蔵庫や冷凍庫も長時間動かせるため、いつでもキンキンに冷えた飲み物やお酒を楽しむことができます。
クーラーボックスでは氷の準備に手間取るうえに、上手く保冷できず食材が痛むリスクがありますが、冷蔵庫なら安定した温度管理が可能です。
また、温度を自由に調整できる「冷温庫」なら料理の保温もできるため、肌寒い季節にキャンプする際にも温かいメニューを満喫できます。
活用法④:PCやデバイス・プロジェクターを長時間動かす
調理家電に比べてPCやプロジェクターは消費電力が少ないため、小型のポータブル蓄電池でも長時間デバイスを使用できます。
テレワークやワーケーションでPCを使用する場合にもバッテリー切れを心配せずに済みますし、ソロキャンプで夜に映画鑑賞するのも楽しいですね。
ポータブル蓄電池があれば複数のスマホやタブレットを同時に充電できますので、小型モデルを1台持っておくとファミリーキャンプなどで活躍します。
知っておきたい!キャンプ用ポータブル蓄電池の「選び方のポイント」
キャンプに便利なポータブル蓄電池を選ぶために、以下の7つのポイントを押さえておきましょう。
①容量 | ・大容量モデルほどバッテリー切れの心配が少ないが、重くてかさばる ・3〜4人用なら500〜700Wh、1〜2人用なら300〜500Wh程度がおすすめ |
②出力 | ・炊飯器やケトルなど、調理家電を持ち込むなら700W以上を選びたい ・ミニ冷蔵庫とデバイス充電程度なら、300〜500Wの出力でも事足りる |
③ポート数 | ・メーカーによってポート構成が異なるため、購入前に必ず確認したい |
④寿命 | ・多少価格が高くても、サイクル数が多いモデルの方が長持ちしてお得 ・最近では3,000サイクル設計のモデルも多く、約10年使い続けられる |
⑤ライト機能 | ・本体LEDライト付きモデルなら、防災用品としても使えて便利 |
⑥防水性能 | ・防水・防塵機能付きのモデルなら、急な雨風でも安心して使用できる |
⑦耐久性 | ・運搬時や使用時に落下するリスクがあるため、高耐久なモデルを選びたい |
キャンプに最適!ポータブル蓄電池の「おすすめ3モデル」
ここからは、数あるポータブル蓄電池の中から「本当にキャンプで使える3モデル」を厳選してご紹介していきます。
まずは、おすすめ3モデルのスペックや価格を見比べていきましょう。
メーカー | Anker | PowerArQ | Jackery |
モデル名 | Solix C800 Plus | PowerArQ 3 | ポータブル電源 240 New |
税込価格 | 109,900円 | 99,000円 | 99,000円 |
バッテリー容量 | 768Wh | 555Wh | 555Wh |
サイズ | 横371 × 縦250 x奥行205mm | 横295 × 縦230 x奥行225mm | 横231 × 縦168 x奥行153mm |
重さ | 約10.9kg | 約7.9kg | 約3.6kg |
満充電までの最短時間 | 約58分 | 約3〜4時間 | 約1時間 |
AC出力(定格 / 瞬間) | 1,200W / 1,600W | 500W / 1,000W | 300W / 600W |
製品寿命 | 電池 3,000回 / 電子部品 50,000時間 | 電池 約500回 | 電池 4,000回 |
出力ポート数 | AC × 5 / USB-C × 2 / USB-A × 2 / シガーソケット × 1 | AC × 2 / USB-C × 1 / USB-A × 4 / シガーソケット × 1 | AC × 1 / USB-C × 2 / USB-A × 1 / シガーソケット × 1 |
本体LEDライト | あり(前面) | あり(背面) | あり(前面) |
保証期間 | 通常18か月 最長5年 | 通常2年 最長3年 | 通常3年 最長5年 |
おすすめ①:Anker / Solix C800 Plus【付属のキャンプライトが便利】
Solix C800 Plusは、天板に収納できるキャンプライトを2本搭載した、アウトドアでの使い勝手に優れる大容量ポータブル蓄電池です。
- 768Whの大容量ながら、最短約58分でフル充電できる
- ライトを本体に固定できる伸縮自在なポールも付属
- 出力が1,200Wと高く、ドライヤーやホットプレートも使える
- 独自の長寿命設計により、毎日使っても10年以上長持ちする
唯一無二のキャンプライトは「収納時に自動充電される」ため、キャンプでの利便性はもちろん、家庭での停電対策としても活躍してくれるでしょう。
おすすめ②:PowerArQ / PowerArQ 3【別売りバッテリーを交換可能】
PowerArQ 3は、国内メーカーならではの安心感・手厚いサポートと「交換可能なバッテリーシステム」が便利な、555Whの中型ポータブル蓄電池です。
- 別売りバッテリーはコンパクトで安く、直接充電もできる
- キャンプの日数や用途に合わせてバッテリーを追加できる
- LEDライトの明るさや色味を調整でき、間接照明としても使える
- 無期限の修理対応を行っており、防災用品としての安心感が違う
さらに、スマホやデバイスを置くだけで充電できる「ワイヤレス充電」にも対応しており、うっかり充電ケーブルを忘れてしまったときにも役立ちます。
おすすめ③:Jackry / ポータブル電源 240 New【小型モデルの大定番】
ポータブル電源 240 Newは同社の世界的ベストセラーモデルの新バージョンであり、容量や出力を強化しつつ、さらなるコンパクト化を実現しています。
- 旧モデルより充電性能がアップし、約1時間でフル充電できる
- 業界トップクラスの長寿命設計により、4,000回使っても劣化が少ない
- 2つの急速充電ポートを搭載し、PCとスマホを同時に充電できる
本モデルは停電発生時に0.02秒で給電する「UPS機能」が搭載されており、冷蔵庫や照明器具などに常時接続しておく防災用品としても活躍します。
まとめ:ポータブル蓄電池を活用して快適なキャンプを楽しもう!
本記事で解説してきた「キャンプに役立つポータブル蓄電池」について、要点を以下にまとめます。
- ポータブル蓄電池とは、持ち運び可能な大型バッテリー機器の総称
- モバイルバッテリーより容量や出力が大きく、家電やPCの充電にも使える
- サーキュレーターや電気毛布、冷蔵庫や炊飯器も動かせるため、キャンプに最適
- 大容量モデルほど重く高価になるため、用途にあった容量を厳選したい
- 出力ポートの種類や数はモデルによって違うため、購入までに必ず確認すべき
ポータブル蓄電池を車に積み込んでおけば、「強風で火が起こせない」「テントの中が蒸し暑い」など、キャンプでよくあるストレスを解消することができます。
いつでも冷たい飲み物を楽しめますし、PCやスマホをバッテリー切れの心配なく使える安心感も、モバイルバッテリーにはないメリットといえるでしょう。
キャンプ用のポータブル蓄電池は「家庭での停電対策」としても高性能ですので、ぜひこの機会に購入を検討してみませんか?
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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