蓄電池が欲しい!賢い選び方のポイントや導入時の注意点を徹底解説!
電気代を節約できたり、停電対策ができたり、太陽光発電のデメリットを回収できたり…。様々な魅力がある蓄電池。太陽光発電の需要が高まっていることもあり、蓄電池も比例して需要が高まっています。では、家庭に合う蓄電池の選び方は何なのでしょうか。今回の記事では、蓄電池の賢い選び方、選ぶ際に気を付けたいポイントを解説します。蓄電池の導入を検討している方、必見です。
家庭に合う蓄電池が欲しい!賢い選び方のポイントは?
初期費用の相場が150万円前後の蓄電池。だからこそ、購入するものはしっかり選びたいですよね。そこで今回の章では、蓄電池の賢い選び方のポイントを5つ紹介します。蓄電池選びの参考にしてください。
選び方のポイント①ハイブリッド型なのか単機能型なのか
蓄電池の賢い選び方として、ハイブリッド型なのか単機能型なのかを決めることが重要です。それぞれの購入できるタイミングは、以下の通りです。
購入できるタイミング | |
ハイブリッド型 | ・蓄電池と太陽光発電を同時導入する際に購入できる ・太陽光発電のパワコンの買い替え時に蓄電池を後付けする場合に購入できる |
単機能型 | ・蓄電池を単独で使う場合に購入できる ・太陽光発電のパワコンの寿命が残った状態で蓄電池を後付けする場合に購入できる |
大まかにいうと、太陽光発電と連携する場合はハイブリッド型が良く、蓄電池を単独使用する場合は単機能型が良いといったところです。
ハイブリッド型蓄電池を選ぶと、太陽光発電が発電した電力を最大限、家庭で利用できます。したがって、蓄電池を後付けする場合も、できれば単機能型ではなくハイブリッド型を購入できるよう、タイミングをしっかり見定めましょう。
選び方のポイント②全負荷型なのか特定負荷型なのか
全負荷型なのか特定負荷型なのかも、蓄電池の選び方の重要なポイントです。それぞれの特徴は、以下の表をご覧ください。
特徴 | |
全負荷型 | ・停電時に家庭内すべての回路に送電できる ・子ども部屋や書斎にも送電するので、停電時はそれなりに節電の意識が必要 ・200Vの機器は使用できる。 |
特定負荷型 | ・停電時は予め定めておいた回路にしか送電しない ・多少の不便を強いられるものの、必要最低限の回路にしか送電しないので、節電意識を強く持つ必要はない |
停電時も平常時と変わらぬ生活を求めるのであれば、全負荷型蓄電池の導入がおすすめです。しかし、特に重要性のない部屋にも送電してしまうので、それなりに節電意識を持つ必要があるでしょう。一方で、必要最低限の回路にのみ送電してくれれば良いという考えであれば、特定負荷型がおすすめです。
選び方のポイント③屋外設置なのか屋内設置なのか
屋外設置なのか屋内設置なのかについても、蓄電池を選ぶ際に重要なポイントです。それぞれのメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット | |
屋外設置 | ・動作音を気にせず暮らせる ・床の耐荷重を気にしなくて良い ・容量の大きな蓄電池を導入しやすい | ・天災や盗難のリスクがある ・近隣住民から動作音について苦情が入る可能性がある ・塩害地域や豪雪地域は屋外設置できない可能性がある |
屋内設置 | ・天災や盗難のリスクを減らせる ・近隣住民とのトラブルリスクを減らせる | ・屋内での設置場所の確保が必要 ・床の耐荷重を気にする必要がある ・容量の大きな蓄電池を導入しにくい |
屋外設置・屋内設置どちらも、一長一短あることがわかります。だからこそ、家庭内や近隣住民との間柄・距離感を客観的に見て、購入できる蓄電池を決められると良いでしょう。
選び方のポイント④小容量なのか大容量なのか
蓄電池の賢い選び方として、小容量で足りるのか大容量が良いのかの見極めも大切です。それぞれの特徴は、以下の表の通りです。
メリット | デメリット | |
小容量タイプ | ・初期費用が安く済む ・設置場所を屋外・屋内どちらも選べる可能性が高い | ・停電対策として心もとない ・節電対策としての期待が薄くなる |
大容量タイプ | ・停電時に大きな恩恵が期待できる ・太陽光発電が発電した電力を自家消費しやすい | ・屋外設置になる場合がほとんど ・初期費用が高い |
蓄電池をどういった意図で使いたいかによって、選ぶべき容量が変わってきます。まずは、蓄電池の導入意図を家族でしっかり話し合いましょう。
選び方のポイント⑤100V型なのか200V型なのか
100V型なのか200V型なのかも、蓄電池を選ぶ上で重要なポイントです。それぞれの違いは、以下の表の通りです。
使える電化製品 | |
100V型 | 冷蔵庫・テレビ・洗濯機など、家庭に基本的にある電化製品 |
200V型 | エコキュート・IHクッキングヒーター・リビングで使用する消費電力が多いエアコンなど |
100V型で問題ないのは、基本的な電化製品しかない家庭です。一方、オール電化家庭は消費電力の多い電化製品が多いので、200V対応型の蓄電池を選ぶ必要があります。
家庭に合う蓄電池が欲しい!選ぶ際に気を付けるポイントは?
蓄電池の選び方として、気を付けるべきポイントもあります。具体的な部分を見ていきましょう。
保証期間ができるだけ長いものを選ぶ
蓄電池の選び方として、保証期間ができるだけ長いものを選ぶことが大切です。蓄電池の保証期間は、10〜15年が一般的です。中には、標準で10年の保証期間を設け、以降は有償で保証期間を延長できる場合もあります。
蓄電池の寿命は15年前後といわれているので、15年前後で何かしらの不調が出る可能性が高いです。だからこそ、長期的に安心して使っていけるよう、保証期間が長い蓄電池を選べると良いでしょう。
ちなみに、弊社リノベステーションでは、各蓄電池の保証期間を20年にできる独自の保証制度を持っています。保証期間が長いということは、長期的に蓄電池を安心して使えるということです。ぜひ弊社リノベステーションでの契約も検討に入れてみてください。
定格出力数を確認する
定格出力数を確認するのも、蓄電池を選ぶ際のポイントです。
定格出力数が示しているものは、同時に使える電力です。たとえば、定格出力数が4kWの場合、同時に使える電化製品は4kWまでになります。同時に使っている電化製品が4kWを越えた場合、蓄電池からの電力供給がストップし、停電状態に陥ります。平常時のブレーカーと同じ原理です。
多くの電化製品を一度に使いたい家庭では、定格出力数がある程度大きなものを選択できると良いでしょう。
1日の稼働サイクル数を確認する
蓄電池を選ぶ際には、1日の稼働サイクル数を確認することも大切です。
蓄電池には、それぞれサイクル数(寿命)が決められています。一般的には6,000〜12,000サイクルで、1日に何サイクル稼働するかで寿命が変わってきます。
1日に1サイクル(蓄電は夜間の割安電力のみ)の場合、サイクル数が少ないものでも問題ありません。ただ、太陽光発電と連携する場合は1日に2サイクル稼働する(蓄電は夜間の割安電力と太陽光発電が発電した電力の2回)と思うので、サイクル数が多いものを選ぶべきです。
許容範囲の出費で済むものを選ぶ
許容範囲内の出費で済む蓄電池を選ぶのも重要です。
蓄電池は初期費用が高いので、数十万円の誤差であればすんなり受け入れられるかもしれません。しかし、初期費用が高いということは、受けられる恩恵が少なくなる可能性があるということ…。最初に決めた価格設定を大きく変えない範囲内で、購入できる蓄電池を探しましょう。
太陽光発電と同一メーカーの蓄電池を後付けする
既存の太陽光発電に後付けする形で蓄電池を導入する場合、できれば太陽光発電と同一メーカーのものを選びましょう。というのも、太陽光発電と蓄電池が異なるメーカーの場合、太陽光発電側の保証が切れてしまう可能性があるからです。
太陽光発電のメーカーによっては、連携が推奨できる他社製蓄電池を発表している場合もあります。将来的に蓄電池の導入を検討しているのであれば、太陽光発電の導入時から蓄電池のことを考えたメーカー選びをしましょう。
蓄電池が欲しい!選び方の基準が難しいので慎重に検討しよう!
今回の記事では、蓄電池の賢い選び方や選ぶ際の注意点を紹介しました。太陽光発電と併用することで、より多くの恩恵を実感できる蓄電池。だからこそ、導入する蓄電池選びには細心の注意を払わなければなりません。家庭に合った蓄電池の導入ができると良いですね。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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