GSユアサの蓄電池の特徴とは?実績や歴史・ラインナップを解説!
自動車やバイクのバッテリー販売で知られる「GSユアサ」ですが、実は日本で初めて蓄電池を製造したメーカーであることをご存じでしょうか?
本記事では、蓄電池メーカーとしてのGSユアサの特徴や実績、販売する蓄電池のバリエーションや、家庭用蓄電池が開発される可能性について解説していきます。
記事の後半では、家庭用蓄電池をあなたの自宅に導入するメリットや、「業者選び」の重要性なども解説していますので、ぜひ目を通してみてくださいね!
目次
GSユアサってどんな会社?【日本初の蓄電池メーカー】
GSユアサ(株式会社ジーエス・ユアサコーポレーション)は、「日本電池」と「ユアサコーポレーション」が2004年に統合して誕生した大手バッテリーメーカーです。
「GS」とは日本電池の創業者である島津源蔵氏のイニシャルが由来であり、同氏は1895年に日本で初めて鉛蓄電池を製造したパイオニアとしても知られています。
国内17か所・世界11か国に拠点を持っており、マクラーレンF1チームやボーイング787へのバッテリー供給を行うなど、幅広い分野で蓄電池の開発・販売を手掛けています。
蓄電池メーカーとしてのGSユアサの実績
GSユアサは自動車・バイク用の鉛蓄電池で国内No.1のシェアを誇り、世界でも第2位の市場占有率を持っています。
一般的にはバッテリーメーカーとして有名ですが、業務用のバックアップ電源システムやUPS(無停電電源装置)などの分野でも国内有数のシェアを維持しています。
国内のH2ロケットや人工衛星、国際宇宙ステーションなどにも同社のリチウムイオン電池が搭載されており、高品質な蓄電池メーカーとして世界的に認知されています。
全国に広く普及!GSユアサが手掛ける蓄電池の一例
ここからは、世界的バッテリーメーカーであるGSユアサが販売する蓄電池の一例を、特徴や魅力を踏まえつつ徹底解説していきます。
①自動車やバイク・電動車両のバッテリー
国内No.1の車載バッテリーシェアを持つGSユアサですが、鉛蓄電池以外にも多種多様な充電式バッテリー製品を販売しています。
- 自動車やバイク、タクシーや大型バス用の鉛蓄電池
- 農業用トラクターやフォークリフト、船舶用の大型鉛蓄電池
- 電気自動車やプラグインハイブリッド車のリチウムイオン電池
自動車・バイクの鉛蓄電池のバリエーションは特に多く、アイドリングストップ車用や欧州ブランド車用など、他メーカーにはないラインナップを取り揃えています。
②商業施設や工場・太陽光発電所の蓄電システム
GSユアサの蓄電システムは、商業施設やビルなどの民間施設はもちろん、高速道路や空港などの交通機関、学校や市役所などの公共施設にも多く採用されています。
- オフィスビルや医療施設、公共施設の電源バックアップ用鉛蓄電池
- 水道や電気などのライフライン、道路や鉄道の管理・維持用蓄電システム
- 航空機や国際宇宙ステーション、ロケット用の大型リチウムイオン電池
さらに、太陽光発電所向けのリチウムイオン蓄電システムや電気自動車用の急速充電器など、近年需要が高まっている分野も幅広くカバーしています。
③オフィスや家庭用のUPS(無停電電源装置)
UPS(無停電電源装置)とは、停電や電圧低下などのトラブル時に瞬時に電気供給を行う機器のことで、GSユアサは本文やにおいても国内で多くのシェアを獲得しています。
- 大型サーバーや医療施設、金融機関向けの高性能な大規模UPS
- 商業施設やテーマパークの防災・防犯システム用のUPS
- 小規模サーバーやオフィス、家庭用の小型・軽量UPS
GSユアサはUPS管理用のソフトウェア開発や出張での修理対応・保守サービスも手掛けており、大企業から町工場まで高い信頼を得ています。
GSユアサは「家庭用蓄電池」を販売している?
結論から言えば、2024年現在において、GSユアサは家庭用のリチウムイオン蓄電システムの販売を行っていません。
しかしながら、リチウムイオン電池を搭載した産業用蓄電システムや、家庭用の小型UPSは販売しているため、将来的に家庭用蓄電池が発表される可能性は充分あるでしょう。
宇宙ステーションにも採用された高性能なGSユアサ蓄電池。家庭用が販売されれば話題になること間違いなしですので、こまめに情報をチェックしておきたいですね。
停電対策や電気代節約に蓄電池を導入するメリット
家庭での電気代節約や停電対策として、ますます導入数が増えているリチウムイオン蓄電池。
あなたの家庭に導入する具体的なメリットを以下の表でくわしく確認していきましょう。
蓄電池のメリット | ポイント |
停電対策ができる | ・蓄電池を充電しておけば停電時に家中の電力をバックアップ可能。停電復旧までの数時間、普段どおり快適に生活できる ・200V出力に対応した蓄電池なら、停電時にエアコンやIHクッキングヒータも動かせるため、オール電化住宅にも最適 |
電気代が節約できる | ・深夜のお得な電気を蓄電池に充電し、電気代の高い時間帯に使うだけで、毎月の請求額を「数割」カットできる |
太陽光発電と連携できる | ・太陽光発電で作った電気を蓄電池に充電しておけば、発電できない夕方以降もコスト0円で電気が使える ・数日にわたる大停電が起きても「電気の自給自足」が可能となるため、家庭の防災対策を強化したい方に特におすすめ |
「2024年」は家庭用蓄電池の導入に最適なタイミング
まとまった初期費用が必要な家庭用蓄電池ですが、2024年は「国や地方自治体の補助金」が豊富なため、導入を決断するには最適なタイミングといえます。
以下に、2024年に使える国や地方自治体の補助金の一例をご紹介します。
補助金制度の名称 | 家庭用蓄電池の補助金額 |
子育てエコホーム支援事業 | 1台あたり定額6.4万円 |
DR補助金 | 容量1kWhあたり3.7〜4.6万円 (上限60万円) ※補助金額は機種によって異なる |
家庭における蓄電池導入促進事業(東京都) | 容量1kWhあたり15〜19万円 |
基本的には、国と地方自治体の補助金は「両方申請して両方もらう」ことができるため、容量によっては100万円を超える補助金を受け取れます。
補助金制度の活用で初期費用を抑え、毎日の電気代節約に取り組めば「10年以内」に元を取ることも充分可能ですので、ぜひこのタイミングで検討してみましょう。
家庭用蓄電池を導入するなら「業者選び」が大切
家庭用蓄電池の取り扱いラインナップや販売価格、工事費用や工事のクオリティは「契約する業者」によって大きく変わるため、後悔しない業者選びが非常に大切です。
たとえば、訪問販売を行う業者は営業マンが歩合給のため割高になる傾向がありますし、反対に安すぎる業者も「突然の倒産によるアフターサービス終了」などのリスクが心配です。
業者選びを失敗しないためには、実績や口コミなどを事前調査することはもちろん、複数の見積もり内容・販売プランをじっくり比較して判断しましょう。
まとめ:GSユアサは世界トップクラスのシェアを持つ蓄電池メーカー
本記事でくわしく解説してきた「GSユアサの蓄電池の特徴や実績」についての重要ポイントを、以下にもう一度まとめていきます。
- GSユアサは、2004年に日本電池とユアサが統合して誕生した大手バッテリーメーカー
- 1859年に日本で初めて鉛蓄電池を製造した「島津源蔵」氏のイニシャルが社名の由来
- 自動車やバイクのバッテリー国内No.1ブランドであり、世界でもトップクラスの売上
- 航空機や宇宙ステーションに採用されるなど、リチウムイオン蓄電池の評価も高い
- 家庭用蓄電池の販売は現在行っていないが、今後発表される可能性は充分にある
- 2024年は国や自治体の補助金制度が豊富なため、蓄電池の導入には最適のタイミング
世界中に幅広く普及しているGSユアサの蓄電池。近年ではリチウムイオン蓄電池の業績もますます伸びているため、家庭用蓄電池への参入も待ち遠しいですね。
家庭用蓄電池の需要増加にともない、国や地方自治体の補助金制度は今後も実施される見通しですので、導入の際には積極的に利用して初期費用を抑えましょう!
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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