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ニチコンV2Hの価格と性能は?【三菱製との比較も】

EV・V2H 2024年01月04日更新
  • 将来、V2Hの設置ができるように準備することは?
  • ニチコン製のモデルの性能や価格の違いは?
  • 三菱・ニチコン製の2択なら、性能・価格どっちがおすすめ?

上記のことをメインにお答えします。

三菱・ニチコン製で悩んでいる方は多いかと思います。

性能や価格で大きな違いがあります。

それぞれのメリット・デメリットやニチコン製の2つのモデルの違いについて紹介します。

そもそもV2Hとは?【車から家庭へ!賢く使う電力システム】

「Vehicle to Home」の略語で、(ビークル・トゥ・ホーム)と読みます。

電気自動車に蓄えた電力を、お家で電気を使えるようにすることです。

電気自動車を蓄電池の代わりとして活用できるシステムです。

※V2Hについて詳しくはこちら↓

ニチコン製V2Hの特徴と3つのメリット【低価格を実現】

2020年、ニチコンV2Hの出荷台数は、7割を占める高機能かつ低価格の人気製品です。

そんな圧倒的な人気を誇るニチコンV2Hの特徴・メリットを紹介します。

低コストで設置できる

ニチコン製のV2Hは、お財布に優しく低価格で導入することができます。

V2Hのモデルは、2種類あります。

低コストで人気のスタンダードモデルは、およそ40万円です。

従来よりも小型サイズで設置しやすい特徴があります。

また卒FITを迎えたご家庭でも導入しやすいメリットがあります。

倍速充電機能で約2倍のスピード

倍速充電は、200V対応とくらべると、およそ半分の時間で充電が可能です。

200V充電におよそ13時間かかるところ、V2Hの倍速充電は、7時間ほどでフル充電できます

ニチコンV2Hの倍速充電には、たくさんの電気量がかかります。

そのため、契約アンペア数を60A以上に切り替えることを忘れずに行いましょう。

スマートフォン1台で充放電をカンタン操作

ニチコンV2Hは、スマートフォンを使って給電・売電・運転履歴の操作や確認ができます。

専用アプリを使って、スマートフォンのみ充電と放電の操作が可能です。

この機能はプレミアムモデルのみに対応しており、スタンダードモデルには接続できません。

スマホで充放電の管理をしたい方は、プレミアムモデルがおすすめです。

ニチコンV2Hのデメリット【知識を深めて導入効果を高めよう】

ニチコンV2Hのデメリットを知ることで、欠点を補うことができます。

ここからは、ニチコンV2Hのデメリットを紹介します。

重量が重い

ニチコンV2Hの重量は、本体だけでも88~91kgの重さがあります。

設置工事では、重量に耐えられるように、駐車スペースにコンクリートブロックの基礎を作ります。

重さをしっかり固定するため、設置後も安心です。

操作リモコンがない

ニチコンV2Hは、リモコンを付属していません。

自立運転の操作は、スマートフォンのみ操作ができます。

リモコンがないため、本体またはスマート

フォンから操作する必要があります。

いっぽうで三菱のV2Hは、リモコン1つで全ての操作ができるため、ニチコンに買い替えた方は、少し不便に感じることもあるようです。

停電時の給電が大変

ニチコンV2Hは、停電時にシガーソケットから電源を取らなければなりません。

自立運転させるためには、ケーブルを延ばしてEV車のシガーソケットから電力を供給する必要があります。

夜間に停電した場合は、懐中電灯の明かりを使いながら、ケーブルの接続作業を行わなければなりません。

懐中電灯の置き場所は、目の届く場所に固定しましょう。

ニチコンV2Hのスタンダードモデルとプレミアムモデルの違い

ニチコンV2Hは、スタンダードモデルとプレミアムモデルがあります。

2つのモデルの価格や性能、特徴などの違いについて紹介します。

プレミアムモデル・スタンダードモデル価格・工事費用

スタンダードモデル・プレミアムモデルの価格と工事費用は以下のとおりです。

 

価格

設置工事費

プレミアムモデル(VCG-666CN)

87万7800円(税込)

約30~40万円(税込)

スタンダードモデル(VCG-663CN3)

43万7800円(税込)

約30~40万円(税込)

本体費用・設置工事費とは、別にEVコンセントの設置費用がかかります。

EVコンセントの費用と設置工事費は、以下のとおりです。

  • EVコンセント費用:22,000円
  • 設置工事費用:66,000円

本体とEVコンセントの設置費用をあわせると、およそ80万~130万円ほどの費用が必要になります。

ニチコンV2H製モデルの性能の違い

スタンダードモデルとプレミアムモデルの性能や機能の違いは以下のとおりです。

使用・操作

スタンダード

モデル

プレミアム

モデル

停電時

×

遠隔操作

×

エコキュート

×

200V家電

×

塩害地域

×

スタンダードモデルは、使える機能は限られる点がありますが、お求めやすい価格です。

いっぽうプレミアムモデルは、価格が高い分、たくさんの機能が使えます。

ニチコン製と三菱製の二強対決!【V2Hの性能・価格を徹底比較】

ニチコン製と三菱製のV2Hの性能・価格を比較してみました。

 

三菱

ニチコン

スタンダード モデル

ニチコン

プレミアムモデル

サイズ

1219×842×451mm 

809 ×855 ×337mm

809×855 ×337mm

重さ

158kg 

88kg

91kg 

出力

6.0kW

3.0kW

6.0kW

耐熱温度

-20~+40℃

-20℃~40℃

-20℃~40℃

ケーブルの長さ

7m

3.7m

7.5m

充電時間

100V 約13時間、200V 約4.5時間

約16時間

約8時間

リモコン

あり

なし

なし

保証期間

1年

2年

5年

価格

約197万円 

約40万~45万円

約80万円

ニチコンのスタンダードモデルを除き、両者とも停電時にエコキュートの使用が可能です。

長引く停電も、太陽光発電の電気を両方のV2Hに蓄えることができます。

価格重視ならニチコン、操作方法では、三菱が選び方の決め手になるでしょう。

【三菱がV2H撤退】低コスパのニチコン製が熱い!

2021年3月に三菱がV2H事業を撤退し、ニチコンがより注目を集めています。

2030年にはガソリン車の販売を禁止することを政府が発表し、EV車の普及とともに、V2Hの導入も加速しています。

将来にむけてV2Hを導入したい方は、先に配線の設置を済ませましょう。

後の設置は、配線が目立ち設置費用が高くなります。

EV車の普及に伴い、低コストで設置できるニチコンV2Hを検討してみてはいかがでしょうか?

 

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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