EVの充電場所まとめ!設置数や急速充電・普通充電の違いも徹底解説
「ガソリン代が高いからEVに乗り換えたいけど、充電場所が少なそうで心配」とお悩みの方は多いのではないでしょうか?
一部の情報では「減少傾向にある」とも言われており、これからEVを買おうか迷っている方にとっては確実な情報が欲しいところですよね。
そこで本記事では、現在のEV充電スポットの数や、将来どうなっていくのか詳しく解説していきます!
普通充電と急速充電の賢い使い分け方や、外出先で簡単に充電スポットを見つける方法もご紹介しますので、EVを検討中の方はぜひご覧ください。
目次
EVの充電場所は多い?現在の設置数や今後の増減を解説
はじめに、現在のEV充電スポット数や、減少している原因、今後増えていくのか解説していきます。
現在のEV充電場所の数はどれくらい?
ゼンリンの調べによると、2021年2月の時点でのEV充電スタンドの数は、全国でおよそ3万基ほどです。
3万基の内訳は、急速充電器が約7,950基、普通充電器が約2万1,700基となっています。
充電スタンドの数は調査団体によって多少上下するため、あくまで目安としてお考えください。
EVの充電場所は減っている?理由を詳しく説明
前項でお伝えした約3万基というスポット数ですが、実は前年度に比べて1,000基以上減っています。
充電場所が減っている主な理由は、2010年あたりに国の補助金で一気に増えた充電スタンドが、耐用年数を超えて老朽化したからです。
現在まだまだEVやPHEVは定着化しているとは言いがたいため、1台につき数百万の費用がかかる充電スタンドの再設置を諦める自治体や事業者が多いのも事実です。
このまま充電スタンドが減り続けた場合、「EVの購入を控える原因になるのでは?」と心配する声も上がっています。
【導入しても大丈夫】EVの充電場所は今後確実に増えていく
2021年6月に、政府は「2030年までに全国の充電スタンド数を15万基まで引き上げる」目標を発表しました。
この政策の背景には、「2050年までに世界の温室効果ガス排出ゼロを目指す」という国連の方針が大きく関わっています。
EVの普及に関しては欧米諸国より大幅に遅れを取っている日本政府としては、充電スタンドの増設は多大な予算を割くべき課題です。
現在は設備の交換時期も重なって減少している充電スタンドですが、2030年までには5倍以上に増えることが確実と言えます。
EVの急速充電と普通充電の特徴や違い・使い分けるコツは?
EVの充電器には「急速充電器」と「普通充電器」の2つの種類があります。
両者の特徴や違い、選び方のポイントを解説していきます。
急速充電の特徴とメリット・デメリット
急速充電器とは、家庭用コンセントの3倍以上のスピードでEVを充電できるシステムのことです。
「3相200V」という高電圧コンセントを採用し、わずか30分ほどで空のバッテリーを80%程度まで充電できることが大きなメリットです。
すばやく充電できることから、サービスエリアや商業施設、道の駅などに幅広く導入されています。
一方で、充電スタンドの設置費用が高く、機器も大型なため、家庭用の充電設備としては適していません。
普通充電の特徴とメリット・デメリット
普通充電器とは、家庭用コンセント(単相100Vまたは単相200V)からEVを充電できるシステムのことです。
EV充電用のコンセントへの変換工事は必要ですが、比較的少ない費用で家庭でのEV充電が可能になる点がメリットです。
急速充電器に比べて充電コストが大幅に安いため、通勤などで毎日EVに乗る方ならすぐに充電スタンド設置費用の元が取れるでしょう。
一方で、満充電までに8時間以上かかるというデメリットもあり、急いで充電したいときには不向きと言えます。
2つの充電方法をうまく使い分けるコツは?
「外出中や緊急時には急速充電を利用し、家に帰ったら普通充電」という使い分けが、もっともおすすめの充電方法です。
屋外施設などにも普通充電器は設置されていますが、休日の遠出やレジャーには気軽にすばやく充電できる急速充電器が便利でしょう。
自宅に普通充電器を設置すれば、充電費用を節約できるだけでなく、EVを「大型の家庭用蓄電池」として活用できます。
どちらかに限定せず、状況に応じて急速充電と普通充電をうまく使い分け、利便性と経済性を両立しましょう。
急なバッテリー切れも安心!EVの充電場所の探し方を3つご紹介
最後に、スマホ、PC、ガラケーや公衆電話を使ったEV充電スポットの探し方をご紹介します。
①スマホのマップアプリで探す【スマホ向け】
「Google Maps」や「Yahoo!カーナビ」などの、スマホのマップアプリで充電スポットはすぐに探せます。
アプリを起動し、「充電」「EV 充電」などと検索するだけで、最寄りの充電場所まで案内してくれます。
EVの充電が切れそうなときでも、マップが表示する電話番号にかけておけば、「到着したのに充電器が故障中だった…」といったトラブルをなくせます。
週末に遠出するときも、あらかじめルート上の充電スポットを登録しておけば、予想外のバッテリー減少などにも対応できて便利です。
②充電スタンド情報サイトで探す【スマホ・PC向け】
PCやスマホのブラウザで探すなら、「EVsmart」や「GoGoEV」をはじめとしたEVスタンド情報サイトの利用も便利です。
マップアプリに比べて充電スタンドの情報に特化しているため、「駐車場の何階にスタンドがあるか」「充電器の種類やタイプ」などのより詳しいデータを手に入れられます。
「無料のコーヒーサービスがあった」「近隣のレストランが美味しい」といった口コミやレビューが見られるのも情報サイトならではのメリットです。
最低でも30分は移動できない充電中も快適に過ごしたい方は、情報サイトでしっかり下調べしてみてはいかがでしょうか?
③ディーラーや自治体に問い合わせる【ガラケー向け】
スマホを持っていない方や使い方が分からない方でも、ガラケーや公衆電話だけで充電スポットを探すことができます。
地方自治体や車のディーラーにはたいてい充電スポットがあるため、自宅の近くでお探しなら、機器の有無や種類を電話で確認してから向かえば確実です。
「携帯の充電も無い…」「電話番号を登録していない…」場合なら、公衆電話からでも電話番号案内サービス(104)にかければ最寄りの自治体や商業施設の番号を教えてくれます。
104のオペレーターも、さすがにEV充電スポットの稼働状況までは把握していませんので、教わった施設の番号にも電話して確認すると良いでしょう。
【まとめ】EVの充電場所は今後ますます増加傾向!便利に活用しよう
設備の老朽化などが原因で減少しているEV充電スポットですが、政府は「2030年までに設置数を15万基まで増やす」ことを発表しています。
「EVを買っても、充電場所で困るのでは?」と心配している方も、安心して購入に踏み切れますね。
EVを充電する際に上手に使い分けたい充電器の種類の違いを、以下におさらいしていきます。
- 急速充電器…わずか30分で80%まで充電できるスピードが魅力。外出先での利用がおすすめ
- 普通充電器…簡単な工事だけで家庭で安く充電できる。充電には8時間ほどかかるのが難点
政府は脱炭素社会(カーボンゼロ)実現に向けて、今後もEV関連の補助金をどんどん追加投入していくことは確実です。
補助金を利用すればお得に新車でEVを購入できますので、そろそろ新しい車に乗り換えたい方はぜひ検討してみてくださいね!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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