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リノベーション物件って何?メリットとデメリットを紹介!

その他リフォーム 2024年01月04日更新

リノベーション物件について、正しく理解していますか?

実は、一口にリノベーション物件といっても、大きく2つの使われ方があるため注意が必要です。

本記事ではそんなリノベーション物件のメリット・デメリットを解説します。
購入を検討する際のチェックポイントも紹介しているので、参考にしてみてください!

リノベーション物件を知る前に!リフォームとリノベーションの違い

リノベーションと似たようなニュアンスで認識されている言葉として、リフォームを挙げることができます。

実際に、リノベーションとリフォームには明確な定義や線引きがありません。
ですが、一般的にリフォームは、大規模な改築から模様替えまで含んでいるものの「老朽化した物件を新築時に近づけること」を指し、リノベーションは「物件を暮らしに合わせて一新し、新たな価値を与えること」を表しています。

壁紙の張り替えや外壁塗装の塗り直し、配管の修理などはリフォームに該当します。
リフォームはマイナスをゼロに近づけるイメージです。

一方で、耐震性能の向上や間取り・デザインの大幅な変更などはリノベーションに該当します。
リノベーションはマイナスをプラスに変えるイメージで認識しておくと間違いないでしょう。

【2種類ある】リノベーション物件とは?基本を解説!

冒頭でも述べましたが、リノベーション物件と一口に言っても、その使われ方は「リノベーション済みの中古物件」「リノベーションされる前提で売られている中古物件」の2種類があります。

それぞれについて、簡単に解説します。

リノベーション済みの中古物件

リノベーション済みの物件とは、すでにリノベーションがおこなわれて状態で売りに出されている中古物件のことです。
リノベーションが住んでいることで、見かけとしては新築物件のように見えることもあります。

ただし、基本的にはそれなりに築年数が経過していると想定しておきましょう。

リノベーションされる前提で売られている中古物件

現時点ではリノベーションされていないものの、購入後リノベーションされる前提で売られている中古物件のことも、リノベーション物件といいます。

つまり、購入時点では物件のグレードが低かったとしても、自身でリノベーションをすることで自分に合った家に造り替えることができます。
そのため、立地が良く、リノベーションされる前提で売られている物件は人気になりやすい傾向があります。

新築よりも費用が安く済む?リノベーション物件のメリット

ここでは、そんなリノベーション物件のメリットを4つ紹介します。

新築物件を買うよりも費用を抑えられる

基本的に、リノベーション物件は新築物件よりも費用を抑えることが可能です。

物件は「新築」であるだけで価値があるため、グレードのわりに費用が高くなってしまうことも多いです。
「新築が理想ではあるけれど、費用面で厳しい。」という場合には、築年数が浅めのリノベーション物件を検討するなど、柔軟に考えてみてはいかがでしょうか。

好みやライフスタイルに合った設計を実現できる

リノベーション前提の物件を購入する場合には、自分の好みやライフスタイルに合った設計を実現できます。

新築ほど自由度が高いわけではないですが、フルリノベーションをする場合には、理想を叶えることが十分可能です。
リノベーション前提の中古物件を探す際には、どのようにリノベーションするかをイメージしながら探すようにしてくださいね。

新築物件よりも物件の選択肢が多い

当たり前のことですが、すでに建物がある場所に新しく家を建てることはできません。

そのため、家を建てられる場所は意外と限られています。
住みたい場所があるけれど、空いている土地がないため住めない、というのはよくあるケースです。

リノベーション物件を選択肢に入れることで、住むことのできる場所の範囲は確実に広がります。
物件の選択肢が増えることで、立地も含めて理想的な物件を見つけることが可能です。

「必ず○○市内」「絶対実家に近いところ」など、住みたい場所に強い希望がある場合には、リノベーション物件を積極的に検討してみましょう!

また、リゾート物件と言われるような眺望の良い物件の中にも、リノベーション物件は多くあります。
セカンドハウス用の物件を探している方にも向いていると言えるでしょう。

空き物件の有効活用に貢献できる

近年、空き家が増加していることが問題視されています。
特に地方でこの傾向は顕著であり、有効活用できていない建物や土地が多くあります。

自分の理想の生活を叶えることが最優先ではありますが、リノベーション物件を購入することで、空き家問題の解決に貢献することができます!

さらに、老朽化して住む人がいない物件は取り壊されてしまうため、環境に良い影響を及ぼしません。
リノベーションをおこなうことで住宅の寿命を延ばすことに寄与し、環境に貢献できます。

築年数が経っているからこそ?リノベーション物件のデメリット

リノベーション物件にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
後悔しないように、正しく理解しておきましょう!

耐震性に問題を抱えている可能性がある

築年数が古いリノベーション物件は、耐震性に問題を抱えている可能性があります。

日本は地震大国であることから、耐震基準が見直されてきています。
そのため、古い物件であるほど現在の耐震基準を満たしていない可能性が高くなります。

ですが、築年数だけで耐震性を判断することはできません。
必ず物件の構造や立地についてチェックを忘れないようにしましょう!

何より安全性が大事です!

目に見えない部分が劣化していることがある

リノベーション物件は、外見上よく見えていても、目に見えない部分が劣化している可能性があります。
排水管や柱、床下の基礎などを直接見て確認することはできませんが、売主や工事業者に必ず確認しましょう!

すぐに入居できない場合がある

リノベーションされる前提で売られている物件については、すぐに住むことができません。

一般的に、リノベーションの規模が大きくなればなるほど、施工に時間がかかります。
そして、その間には賃貸物件で生活する人が多いです。

そのため、新しく購入したリノベーション物件の住宅ローンと、家賃の2つを両方支払う必要性が出てきます。

「この日までには新居での生活をスタートさせたい。」という強い希望がある場合には、早めに検討を進めるようにしましょう!

新築物件よりは安いもののそれなりの費用がかかる

リノベーション済み物件は新築より費用を抑えられるものの、やはり物件の購入にはそれなりのお金が必要です。
そのため、慎重に検討する必要があります。

【注意点】リノベーション物件を購入する際に気を付けるべきこと

リノベーション物件の購入を検討している方に向けて、注意すべきポイントを紹介します!

事前に物件のスペックを細かくチェックする

リノベーション物件の購入を考える上で最も大切なのが、物件のスペックを正しく把握することです。

物件のスペックは、築年数や広さ、性能、立地など、多くの要素によって決定されます。
築年数が古くても最新の設備を導入していたり、建物自体は小さくても庭が広かったりするなど、色々な状況が考えられるため、様々なことを総合的に判断することが求められます。

また、きちんと修繕されているかをチェックし、安全性を確保することは必須です。

項目ごとに優先順位や全体に譲れないポイントを整理して、自身に合った物件を見つけましょう!

保証内容や契約の確認を怠らない

上にも書きましたが、リノベーション物件には基礎や配管など目に見えない所に問題を抱えている可能性があります。

事前に性能等をチェックしておくことは必須ですが、全てのリスクに備えることは不可能であると言えます。
そこで大切になるのが保証です。

購入時には説明を受けていなかった点に瑕疵が発見された場合にどうするか、事前に協議しておくことによって、追加で費用がかかることを防げます。

文書として残しておくことが大切なので、気になる点は前もって契約に含めておくようにしたいですね。

ゆとりを持ったスケジュール設定をおこなう

上述したように、リノベーションされる前提の中古物件を購入した場合、すぐに住むことができません。

「物件探し→購入→リノベーション→引き渡し→入居」というステップには、半年以上かかる場合もあります。
スケジュールはゆとりをもって設定しておきましょう。

金銭的に余裕があるか慎重に判断する

リノベーション物件を購入する最大の目的は、理想の生活を実現することです。
そのため、様々な要素を検討した結果、費用がかさんでしまうことも多くあります。

ですが、目先の事だけでなく、今後の生活にかかる費用も含めて検討することが大切です。

「良い物件を購入できたけれど、経済的にその後の生活が苦しい。」という状態になってしまったら、意味がないですよね。

大きな買い物であるからこそ、金銭的に大丈夫かを慎重に判断しましょう!

【まとめ】良いリノベーション物件を見つけ理想の生活を実現しよう

ここまで、リノベーション物件と言う言葉の意味や特徴、購入時の注意点などについて紹介してきました。
簡単にまとめると、リノベーション物件には以下のような魅力的なメリットがあります。

  • 新築で購入するよりも費用を抑えられる
  • ライフスタイルや好みに合った物件を実現できる
  • 物件の選択肢が広がる
  • 物件の長寿命化を通して社会に貢献できる

その一方でデメリットがある点には注意しなければいけません。

  • 耐震性や目に見えない部分に問題を抱えている可能性がある
  • リノベーション前提の物件の場合、すぐに入居できない
  • それなりに費用がかかる

正しい知識を持って、リノベーション物件の購入を前向きに検討してみてください!

 

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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