電化上手が最強って本当?!概要やスマートライフプランとの比較も!
東京電力エナジーパートナーが提供していた電力プランの中に、電化上手という最強説が唱えられていたものがあります。
では、電化上手とはいったいどういう特徴のある電力プランなのでしょうか。
今回の記事では、電化上手の基本情報はもちろん、スマートライフプランとの比較もチェックしていきたいと思います。
目次
電化上手って何?最強説がある電化上手の基本情報!
最強説がある電化上手。
では、いったいどういった特徴がある電力プランなのでしょうか。具体的に解説していきます。
東京電力がオール電化家庭に向けて提供していた電力プラン
電化上手は、東京電力がオール電化家庭向けに提供していた電力プランです。
蓄電池やエコキュートなど、夜間の割安電力を溜めておける機械を所有している家庭向けの電力プランで、東京電力管内にお住まいのオール電化家庭は、電化上手の契約が必須でした。
電化上手は2016年3月31日で新規契約を終了した
オール電化家庭がよりお得を感じられる電化上手でしたが、実は2016年3月31日に新規申し込みが終了してしまっています。
2016年4月1日以降、電化上手に置き換わって存続しているのが、現行のスマートライフプランです。
名称変更をした理由は、2016年4月1日に電力自由化になったから。
つまり、企業名が変わったので、電力プラン名も変わったということです。
電化上手は最強?!プランの概要を徹底解説!
最強説のある電化上手ですが、どのように最強なのでしょうか。
今回の章では、電化上手の電力プランの具体的な内容を紹介します。
季節ごとの区分
まずは、季節ごとの区分についてです。
電化上手では、1年を「夏季」と「その他季」に分けて電力単価を設定していました。
- 「夏季」に分類される期間………7月1日~9月30日まで
- 「その他季」に分類される期間…10月1日~翌年6月30日まで
季節ごとの区分を把握していないと、請求書を見たときに「なんで電力単価が違うの?!」と驚いてしまうかもしれません。十分に注意すべき点といえるでしょう。
時間ごとの区分
電化上手は、時間ごとの区分も以下の通り定められています。
朝晩時間帯 | AM7:00~AM10:00&PM5:00~PM11:00 |
昼間時間帯 | AM10:00~PM5:00 |
夜間時間帯 | PM11:00~翌AM7:00 |
時間ごとの区分に関しては、特にしっかり把握しておく必要があります。
というのも、電化上手は特に夜間時間帯の電力単価が割安に設定されている電力プラン。
したがって、夜間時間帯の認識を誤っていると、電気代の請求額に大きな差が生じてしまう可能性があるからです。
基本料金
続いて、電化上手の基本料金を紹介します。
一般的な家庭では、契約アンペア数は10A〜60Aです。
10Aよりも60A契約のほうが、一度に多くの電力を使えるというメリットがあります。
しかし、電化上手の基本料金は契約アンペア数が何であれ、1年を通じて1,320円(税込み)で共通です。
したがって、契約アンペア数が高ければ高いほど、基本料金でお得を感じることができるでしょう。
電気料金
続いて、電気料金について紹介します。
電気料金は、先ほど紹介した「季節ごとの区分」および「時間ごとの区分」で金額が異なるので、十分に注意しておきたい点です。
具体的には、以下の表の通り。
| 夏季(/kWh) | その他季(/kWh) |
朝晩時間帯 | 26.49円 | 25.94円 |
昼間時間帯(夏季) | 39.44円 | 34.16円 |
昼間時間帯(その他季) | 32.32円 | 30.67円 |
夜間時間帯 | 12.48円 | 15.12円 |
朝晩時間帯および昼間時間帯の電力単価は、夏季よりもその他季のほうが割安に設定されています。
しかし、夜間時間帯の電力単価は、その他季よりも夏季のほうが割安です。
電化上手は本当に最強?スマートライフプランとの比較をチェック!
前章で、電化上手が最強といわれている理由が何となくでもお分かり頂けたかと思います。
では、電化上手と現行のスマートライフプランの違いは何なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。
スマートライフプランとは?
スマートライフプランは、2016年4月1日より東京電力エナジーパートナーが提供している電力プランの一つです。
具体的な内容は電化上手と同じで、オール電化家庭や蓄電池などの蓄電機能を兼ね揃えた機械を保有している家庭向けの電力プランになっています。
主なプランは、以下の通り。
スマートライフS | 10A~60Aまでの家庭向け |
スマートライフL | 60A以上の事業者向け |
スマートライフプラン | 電気使用量実績によって電力単価が決定する |
ちなみに、スマートライフプランは2022年4月現在、新規契約を停止しています。
再開の目途も立っていないようなので、スマートライフプランを目的に東京電力エナジーパートナーへの移行を検討している家庭は要注意といえるでしょう。
電化上手とスマートライフプランの基本料金の違い
電化上手とスマートライフプランの基本料金の違いは、以下の表の通りです。
電化上手の基本料金 | 1,320.00円(1契約) |
スマートライフSの基本料金 | 286.00円(10Aにつき) |
スマートライフLの基本料金 | 286.00円(10Aにつき) |
スマートライフプランの基本料金 | 458.33円(/kW) |
スマートライフSを40Aで契約している場合、基本料金は1,144円となります。
同じ条件で50A契約した場合の基本料金は1,430円となるので、電化上手は50Aおよび60A契約の家庭でお得になることが分かります。
スマートライフプランの基本料金に関しては、過去1年の電気使用量を元に算出されるので、節電を意識した生活を送ることで、電気の基本料金が大幅減になる期待が持てます。
電化上手とスマートライフプランの電気料金の違い
最後に、電化上手とスマートライフプランの電気料金の違いについて見ていきましょう。
| AM6:00~翌AM1:00 | AM1:00~AM6:00 |
スマートプランS・L スマートライフプラン | 25.80円 | 17.78円 |
スマートプランS・Lおよびスマートライフプランは、料金体系が共通です。とても分かりやすいですよね。
ちなみに、電化上手の電気料金の表になります。
| AM7:00~AM10:00 PM5:00~PM11:00 | AM10:00~PM5:00 | PM11:00~ 翌AM7:00 |
7月1日~ 9月30日 | 26.49円 | 39.44円 32.32円 | 12.48円 |
10月1日~ 6月30日 | 25.94円 | 34.16円 30.67円 | 15.12円 |
スマートプランS・Lおよびスマートライフプランの簡潔さを見ると、電化上手の料金体系の複雑さが目に付いてしまいますね。
しかも、電化上手は、夜間時間帯の電気単価が割安な代わりに、日中の電気料金単価が高いことが分かります。
蓄電池やエコキュートを所有していて、日中に電力を買うことはほぼないという家庭であれば、電化上手は最強といえるでしょう。
しかし、オール電化とはいえ、日中にも少しばかり買電をしてしまうという家庭にとっては、現行のスマートプランS・Lおよびスマートライフプランのほうがお得を感じられると思われます。
電化上手は最強!東京電力で乗り換えるならスマートライフプランを!
今回の記事では、電化上手にある最強説は本当なのかについて解説しました。
とはいえ、電化上手は2016年3月31日をもって新規契約が停止してしまっているので、最強だと思っても契約を結ぶことはできません。
そこでおすすめなのが、同じ東京電力エナジーパートナーが提供しているスマートプランS・Lおよびスマートライフプランです。
一般家庭向けのスマートプランSは、電化上手よりも料金形態が鮮明で、とても分かりやすいメリットがあります。
ぜひ、一度公式ホームページをチェックしてみてくださいね。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
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手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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