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ソーラーパネルでエアコンは動かせる?自立運転のメリット・デメリットを解説!

太陽光発電 2024年01月04日更新

太陽光発電だけで大きな電力を使うエアコンを使用できるのでしょうか。

今回は太陽光発電の自立運転やソーラーパネルでエアコンを自立運転させるメリット・デメリット、デメリットを解決するための解決策などをまとめます。

太陽光発電の自立運転とは

太陽光発電を利用した自立運転とは、災害などで停電が発生した時、電力会社から電力が供給されなくなっても、太陽光発電で生み出した電力により家電などを動かす運転方法のことです。

自立運転機能は多くのパワーコンディショナーに設置されているため、太陽光発電を設置している家であれば、概ね使用できる機能です。

ソーラーパワーでエアコンを自立運転させるメリット

太陽光によって生み出されるソーラーパワーでエアコンを自立運転させると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

メリットを2つ紹介します。

停電時でもエアコンが使える

1つ目のメリットは停電時でもエアコンが使用できることです。
短期間の停電であればともかく、災害などが原因で発生した停電は長期化してしまいます。

2018年9月に発生した胆振東部地震では、北海道全体の電源が失われるブラックアウト(大規模停電)が発生しました。
全道規模での停電は11時間にわたって続き、地域によっては停電が2日に及びました。

2011年に発生した東日本大震災では、東北地方の全域で停電が発生し、最大で466万戸が停電しました。
この時は被災後3日での復旧率が80%、8日間で94%の復旧率でした。
こうした長時間の停電時でも太陽光発電を利用すればエアコンは稼働可能です。

電気代を削減できる

2つ目のメリットは電気代を削減できることです。
エアコンは家電製品の中でも消費電力が大きい機器です。
太陽光発電で生み出した電力をエアコンを動かすために使用できれば、その分、電気代を削減できます

2022年は電力料金が高騰している年です。
世界的なインフレの加速やウクライナでの戦争による世界情勢の不安定化の結果、天然ガス価格が急騰しました。
こうした状況で電気代を減らすには、電力使用量を抑えるか太陽光発電設備を導入するかしかありません

ソーラーパワーでエアコンを自立運転させるデメリット

エアコンを自立運転させるデメリットは何でしょうか。

デメリットを2点紹介します。

自立運転の最大電力は1,500W

1つ目のデメリットは、自立運転の最大電力が1,500Wであることです
自立運転モードで使用できる最大電力は1,500Wと決まっているため、使用する家電を選ばなければなりません。

テレビや冷蔵庫、扇風機といった家電はいずれも500W以下ですので、同時に使用しても問題ありません。
しかし、電子レンジやドライヤーは1,000W以上の消費となるので同時に使用できません。

エアコンの消費電力は最大で1,000Wですので、エアコン使用時には同時に動かす家電を選択しなければならず、電子レンジやドライヤーはエアコンを止めて使用しなければなりません。

また、使用できるエアコンが限られる点もマイナスポイントです。
自立運転モードで使用できるのは100Vのエアコンであり、200Vのエアコンは使用できません。

夜間はエアコンが使用できない

2つ目のデメリットは、夜間にエアコンを使用できないことです。

太陽光発電は、太陽の光があたらなければ発電できないため、夜間にソーラーパワーによる自立運転でエアコンを使用することはできません。

蓄電池を導入してデメリットを解決

最大電力の問題や夜間に発電できないといったデメリットは蓄電池を導入することで解決できます
蓄電池があれば、日中に太陽光発電で生み出した電力を蓄え、夜間に使用できます。

また、貯めた電気を使用するのであれば、最大電力を気にする必要もなくなるからです。

さらに、蓄電池の容量を大きくすれば、停電時でも通常と同じように家電を使用できます。
家庭用と業務用を兼ねるような場合は、蓄電池があった方がリスクに対応できるといえます。

まとめ

今回は太陽光発電の電力でエアコンを動かすことのメリット・デメリットや解決策についてまとめました。

近年は異常気象により、猛暑を超えた酷暑の日々が増えつつあります。

自然災害の被害も大きくなっているため、停電リスクも増大しているといえます。

そんなとき、エアコンは命を守る生命線です。

停電時でもエアコンを動かせるのは生きるうえでとても大事なものといえるのではないでしょか。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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