蓄電池が地震対策に役立つ!【万が一に備える】
目次
はじめに
2011年3月11日に起きた東日本大震災から10年の月日が流れました。節目の年を迎え、地震への備えが必要だと国民全員が再確認したのではないでしょうか。
前ぶりもなくやってくる地震の対策として、防災セットの完備や備蓄、避難経路の確保などが必要になって来ます。
また、地震対策として、地震の影響で起きる停電・断水などの対策も必要です。
実際に、東日本大震災の際も広域停電だけではなく、計画停電も行われました。
家庭用蓄電池は、停電の時に活躍するだけではなく、日常的にも電気代の節約など、幅広く活躍してくれます。
今回は、停電の時から日常まで幅広く活躍してくれる、蓄電池のメリット・デメリットなどをまとめてみました。
停電時の蓄電池の役割って?
また、特に夏はエアコンや扇風機などの温度管理を行えなくなってしまうと、最悪の場合熱中症になってしまいます。
特にお年寄りや小さな子供がいる家庭では、万が一停電が起こってしまっても、蓄電池があればエアコンや扇風機が使用できるので安心して生活することができます。
「容量」と「出力」を確認しよう
家庭用の蓄電池の設置を検討する時に、まず確認してほしいのは「容量」「出力」です。
容量も出力も、大きければ大きいほど沢山の電気を使用できますが、同時に価格も比例して高くなっていきます。
ですが、万が一の時にきちんと役に立つように、家族の人数と使用したい家電の数をしっかりと想定し、適切なものを選ぶようにしましょう。
家庭用蓄電池を購入する際は、必要だと思われる容量の少し上の容量の物を選ぶと安心です。
停電時はどのくらい持つの?
では、実際に停電してしまって蓄電池を使用する場合、どのような生活ができるのでしょうか。
停電してしまった際に、冷蔵庫・エアコン・テレビ・照明・携帯の充電は最低でも使いたいとします。
その場合の1時間の消費電力は、1105wとなるので約1.2kwの電力が1時間に必要となります。
- 冷蔵庫(40ℓ)190w
- エアコン (冷房) 650w
- テレビ 150w
- 照明 100w
- 携帯の充電 15w
1日5時間分の電力をまかなえる蓄電池は6kwhから7kwhあれば、まかなえるということになります。
もちろん、エアコンの温度を下げたり、テレビを付けなかった場合には電力を節約することができ、もっと長い時間電気を使用することができます。
蓄電池と太陽光発電で万全対策
地震などの停電で活用できる蓄電池ですが、電池なので定期的な充電が必要になります。
しかし、太陽光パネルと同時に設置がされていた場合、蓄電池を昼間に充電することが可能で、数日電気を使用することができます。
なので、蓄電池を設置する際は、太陽光パネルも同時に設置するのがおすすめです。
災害時以外にも使用して電気代の節約ができる
地震などの災害時に非常に役に立つ蓄電池ですが、停電時だけではなく日常的に活躍してくれます。
さらに、太陽光パネルと同時に使用している場合には、太陽光パネルの発電で余った電力を貯めておき、夜間に使用することで電気の自給自足も可能となります。
蓄電池のメリットとデメリット
普段の生活から停電時まで幅広く活躍する蓄電池ですが、メリットとデメリットがあります。
蓄電池の1番のメリットは、停電の時に電気の心配がなくなることです。
対して、設置や購入にお金がかかることはデメリットとして挙げられます。
蓄電池のメリット
家庭用蓄電池のメリットは主に4つあります。
- 停電した時に役に立つ
- 日常的に使用できて電気代の節約になる
- 太陽光パネルと合わせて使用することでエコに繋がる
- 後付けもできる
特に非常時に安心して家電を使用できることや、日常的に電気代を節約できるのは嬉しいポイントです。
停電の時も安心
家庭用蓄電池の購入を考えるきっかけで1番多いのは、やはり停電に備えてということです。
また、小さな子供やお年寄りがいる家庭では、特に夏などに熱中症の危険を避ける意味でも、エアコンや扇風機などの家電を使用できることは、メリットとしてかなり大きいと言えます。
なので、電気が使用できなくなってしまうと命にかかわる家族がいる場合には、蓄電池の設置をおすすめします。
電気代の節約になる
日常的にも使用できる蓄電池は、太陽光パネルと合わせて使用することで、電気をほとんど買わなくて済んでしまう場合もあります。
太陽光パネルがない住宅であっても、夜間の電気を日中に使用することが可能になるので、大幅な電気代の節約になると言えます。
太陽光パネルと合わせてエコ
太陽光パネルと家庭用蓄電池は、お互いのデメリットを補いあい、電気の自給自足を可能にします。
ZEH住宅とは、電気を自宅で発電し自宅で消費する、高気密・高断熱の家の仕様です。
高気密・高断熱の家に、太陽光パネルと蓄電池を設置し、電気代をほとんど買わない暮らしが可能になります。
後付けも可能
太陽光パネルをすでに設置している住宅でも、パネルがない住宅でも設置することが可能なので諦めてはいけません。
また、新築を建てようとしていて、蓄電池はもう少し考えたいという場合にも後から設置することが可能なので、1度ハウスメーカーの営業の方に相談してみることをおすすめします。
蓄電池のデメリット
家庭用蓄電池は、非常時から日常まで幅広くメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
蓄電池のデメリットしてあげられるのは主に4つです。
- 価格が高い
- 設置場所が必要になる
- 容量や出力が合っていないと役に立たない場合がある
- 寿命がある
特に、どの点も価格についてのデメリットが大きいといえます。
価格が高い
いざ、蓄電池を購入しようとして、1番のネックになってくるのは価格ではないでしょうか。
家庭用の蓄電池の価格は、年々下落していますが、5kwhの物で約90万円からと決して安いものではありません。
特に、家族が多く、容量の大きい蓄電池が欲しいとなれば、比例して値段も高くなってしまいます。
工賃や設置費用は、購入する場所により異なるので本体価格だけではなく、全て合わせた金額を提示してもらい、比較・検討することをおすすめします。
設置場所が必要
家庭用蓄電池は、室内に設置できるものと、外に設置するものがあります。
室内に設置できる蓄電池は、室温などの環境を考える必要はありませんが、蓄電池から多少の運転音がする場合があるので、寝室などの静かにしておきたい部屋の近くに設置することは、避けるべきです。
外に設置するタイプの蓄電池は、音の心配はありませんが、直射日光が当たらないなどの条件がそろっていないと設置できない場合もあるので、設置できそうな場所をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
容量や出力が合っていないといけない
家庭用蓄電池には、様々なタイプのものがあります。
こういったことから、家族の人数や使用している家電などをあらかじめ決めておき、蓄電池を選ぶ必要があると言えます。
寿命がある
家庭用蓄電池は、充電回数に限りがあります。
ですが、蓄電池が寿命を迎えてしまっても、全て買い直さなければいけないわけではなく、電池部分の交換のみで済む場合もあります。
特に蓄電池は、大きな買い物となりますので、保障期間が長く保障期間内であれば無料で交換してくれるメーカーもあります。
なので、蓄電池を設置する際は、メーカーの保障もよく比較・検討するようにしましょう。
蓄電池を購入する時に補助金が出る
家庭用蓄電池を新しく設置する場合、自治体からの補助金を受け取ることができることがあります。
また、新たに家を建てる場合、蓄電池と太陽光パネルを導入し、ZEH住宅仕様にすると、先着順で補助金を受け取ることができます。
新築を建てる予定の方は、公式サイトをチェックしてみてください。
さいごに
他の国に比べて、とても地震の多い日本。
災害対策、特に停電対策のために家庭用蓄電池は、とてもメリットが大きいです。
さらに、日常的にも電気代の節約に役立ったり、太陽光パネルと合わせて使用することで、自家発電をすることも可能になります。
記事を終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。
リノベステーションではオムロンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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