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【2023年】オール電化のリフォーム費用はいくら?

オール電化 2024年01月04日更新

オール電化の需要が高まっていますが、従来のガス契約を解除してオール電化に交換するためには、いくら必要なのでしょうか。

今回の記事では、オール電化の概要や普及率、オール電化のメリットとデメリット、オール電化の交換費用やオール電化がおすすめの家庭を紹介します。 

オール電化に交換する費用はいくら?そもそもオール電化って何? 

オール電化に交換するための費用を知る前に、そもそもオール電化とはどういうシステムのことを指すのか、また、オール電化の普及率はどれくらいなのかについて解説します。 

すべてを電気で賄うシステムのこと 

オール電化は、その名の通り、家庭内すべての機能を電気でまかなうシステムのことです。

冷暖房はもちろん、調理や給湯などもガスを使わず電気でまかないます。

ガス契約が不要になるので、安全性の高い家を作りだすことが可能です。

しかも、オール電化にすると、電力会社との電気契約が「深夜:割安電力」「日中:割高電力」というように変更されます。

つまり、今までと同じ買電量だとしても、深夜の割安電力を上手く利用して蓄電池やエコキュートなどに電力を貯めることができれば、電気代の大幅削減が期待できるのです。

電気代の高騰が問題視されている昨今、とても良いシステムといえるでしょう 

オール電化の普及率 

続いて、オール電化の普及率を見ていきましょう。

少し古いデータにはなってしまいますが、2020年度に新築されたオール電化住宅は27.1万戸ということです。

とても大きな数字であることが分かりますね。

ちなみに、2030年度には日本のすべての住宅のうち20%程度がオール電化になるのではないか?といわれているのだとか。

オール電化の家を新築で建てるのはもちろん、リフォームでオール電化住宅にする人も増えてくるということです。

オール電化の需要が高まっていることが分かりますよね。 

オール電化の費用は高い?オール電化のメリットとデメリットを紹介! 

続いて、オール電化のメリットとデメリットを紹介します。

多くのシステムと同じように、オール電化もメリットとデメリットが存在しているので、ぜひしっかりチェックしてください。 

オール電化の主なメリット 

オール電化の主なメリットは、以下の通りです。 

  • ガスの基本料金を浮かせることができる 
  • 光熱費の支払いが一本化する 
  • 安全性の高い家に住むことができる 
  • 調理時に部屋の温度を上昇させない 
  • 夜間の割安電力を使うことができる 

オール電化にすると、ガスの基本料金を浮かせることができる他、ガスがない分、安全性の高い家に住むことが可能というメリットもあります。

また、オール電化にすると深夜の電力単価が安くなるのですが(反対に日中は割高になる)、深夜の割安電力を効率的に使うことで電気代の削減も期待できます。 

オール電化の主なデメリット 

オール電化の主なデメリットは、以下の通りです。 

  • 初期費用が高い 
  • 停電時は家庭内すべての電化製品が使えなくなる 
  • 日中の電気代が割高 
  • 200V電力を使えるようにするための配線工事が必要 

オール電化にするためには、高額な初期費用が必要です。

また、停電時は家庭内すべての電化製品が使えなくなってしまうデメリットがあるため、簡易ガスコンロなどを常備しておくと安心できるでしょう。 

さらに、深夜の電力単価が安い分、日中の電力単価が高いというデメリットも。

できるだけ節電に努め、日中の割高電力を極力購入しない生活をしていきましょう。

IHクッキングヒーターなど、電圧の高いシステムを導入する必要があるため、200V電力を使えるようにするための配線工事が必要なのも、オール電化にするデメリットになります。

オール電化の交換費用はいくら?オール電化がおすすめの家庭も紹介! 

最後に、オール電化の交換費用はいくらなのか、オール電化がおすすめの家庭はどういった家庭なのかを紹介します。 

オール電化の交換費用について 

オール電化の交換費用は、どのような設備を入れるかによって異なります。 

たとえば、IHクッキングヒーターを導入する場合、ガスコンロの撤去費用も含めて30万円前後の初期費用が必要です。

ガス給湯器からエコキュートに交換する場合、50〜90万円前後の費用が必要になります。

太陽光発電システムを導入する場合は、200万円前後の費用が必要です。 

このように、オール電化にするといっても、どのようなシステムを導入するかによって必要な費用は異なります。

ただ、初期費用の工面ができないからといって、工事を複数回に分けることは避けたほうが無難です。

せっかくオール電化にするのであれば、工事を一回で済ませられるよう、設備を一気に交換することをおすすします。 

オール電化がおすすめの家庭について 

ここからは、オール電化がおすすめの家庭を紹介します。 

小さなお子様や高齢者と同居している家庭 

オール電化がおすすめの家庭は、小さなお子様や高齢者と同居している家庭です。

理由は、ガスコンロよりもIHクッキングヒーターのほうが火災のリスクが減りますし、太陽光発電を導入することで停電のリスクも最小限にできるからです。 

災害時にライフラインの復旧スピードを気にする家庭 

オール電化がおすすめの家庭は、災害時にライフラインの復旧スピードを気にする家庭です。

オール電化は、災害が発生して電力会社からの送電がストップすると、家庭のすべての機能が停止してしまいます。

ただ、過去の大災害を例に見ると、電気・ガス・水道という私たちの生活に欠かせないライフラインの中で、最も復旧スピードが早いのは電気です。

2011年3月11日に発生した東日本大震災を振り返ってみても、被害の大きかった東北電力エリアでさえ8日以内には94%の家庭で電力が復旧していたのだとか。

驚異的なスピードですよね。

したがって、災害時のライフラインの復旧スピードが気になる家庭では、ぜひオール電化の導入を前向きに検討してみてください。

家族で生活スタイルがほぼ一定の家庭 

家族で生活スタイルがほぼ一定の家庭も、オール電化がおすすめです。

オール電化は、夜間の割安電力を蓄電池やエコキュートに貯め、それを日中に使っていくシステムになります。

したがって、家族の中で一人だけ昼夜逆転生活をしている人がいる場合、日中の割高電力を使ってしまう可能性が非常に高く、電気代の削減があまり見込めません。 

つまり、オール電化は家族の生活リズムがある程度一定である家庭におすすめです。 

オール電化の交換費用は高い!メリットとデメリットを見極めよう! 

今回の記事では、オール電化の交換費用は高いけれど設置するメリットは十分にあることをお伝えしました。

もちろんデメリットもありますが、メリットとデメリットを天秤にかけるとメリットのほうが勝るので安心してください。

特に、小さなお子様や高齢者と同居の家庭では、太陽光発電も導入したオール電化の導入をおすすめします。

ぜひ、前向きに検討してみてくださいね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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