太陽光発電で電磁波は発生する?発生場所やリスク回避のポイントも!
太陽光発電を設置する場合、電磁波が発生するのかが気になるポイントではないでしょうか。
自分の家族はもちろん、避けては通れないご近所さんの健康被害も気になる部分ですよね。
そこで今回の記事では、太陽光発電から電磁波は出てしまうのか、その場合はどこから発生するのか、リスクと回避ポイントも併せて紹介します。
目次
太陽光発電で電磁波は発生する?電磁波の概要と発生場所を徹底解説!
太陽光発電の需要が高まっていますが、家庭用として主に住宅の屋根に設置してある太陽光発電で電磁波は発生してしまうのでしょうか。
また、発生場所はどこなのでしょうか。具体的に解説します。
太陽光発電で電磁波は発生する!
まず結論から発表すると、太陽光発電を稼働させると電磁波は発生します。
ただ、太陽光発電の需要が高まっているのを見て分かる通り、人間の健康を脅かすようなことはありません。
とはいえ、少なからず電磁波が出ているということで、家族や近隣住民の健康を考えて、どういう対策を取れば良いのかが気になるポイントといえるでしょう。
太陽光発電で電磁波が発生する場所はパワーコンディショナー
太陽光発電で電磁波が発生すると紹介しましたが、発生場所は太陽光発電の心臓部と呼ばれるパワーコンディショナーのみです。
太陽光発電では、太陽光パネルや接続箱など様々なシステムがありますが、パワーコンディショナー以外では発生しないので安心してください。
太陽光発電のパワーコンディショナーとは、太陽光パネルが発電した直流電力を家庭で使用できる交流電力に変換するためのエネルギーの交換所です。
とても重要な役割を担っているので「太陽光発電の心臓部」といわれているのですが、だからこそ、電磁波を気にせずに安心して使っていけたら良いですよね。
太陽光発電で電磁波が発生するのは大丈夫?問題ないとされる理由
太陽光発電で、電磁波が発生する場所はパワーコンディショナーとお伝えしました。
ただ、その際に発する電磁波については、そこまで大きく心配する必要はないといわれています。
では、理由は何なのでしょうか。
電磁波の規制値に引っかからないから
太陽光発電で電磁波が発生しても大丈夫といわれている理由は、電磁波の規制値に引っかからないからです。
日本やWHOでは、電磁波が200マイクロテスラ以上出る電気設備には規制がかけられています。
電磁波を多く浴びると、以下のような健康被害が生じるリスクがあるからです。
- 神経や筋肉への悪影響
- 頭痛や目まいを起こす可能性
太陽光発電は、発電時に二酸化炭素を排出しないとして、地球温暖化防止の観点から昨今注目されているもの。
だからこそ、高い電磁波を出して需要がストップするようなことは避けなければなりません。
太陽光発電は周知の通り、需要が過去最高に伸びています。
だからこそ、電磁波については特段注視する必要性のないものということなのです。
ちなみに、家庭用太陽光発電のパワーコンディショナーが出している電磁波は4.26マイクロテスラだといわれています。
日本やWHOが定める200マイクロテスラという基準値と比べ、かなり低い値であることがわかるでしょう。
他の家電でも健康被害は発生しないから
電磁波が発生する家電は、意外と身近にあるものです。
具体的には、以下のような家電で電磁波を出しています。
家電の名前 | 出している電磁波数(マイクロテスラ) |
電子レンジ | 20 |
電気シェーバー | 10 |
ホットカーペット | 3 |
炊飯器 | 4 |
出している電磁波が比較的大きい電子レンジですが、日常的に使っている人がほとんどで、特に健康被害はありませんよね。
したがって、日本で普通に販売されている家電では、電磁波に対して過剰に心配する必要はないでしょう。
ちなみに、私たちが日常的に使っているスマホやパソコンも、微々たるものではありますが電磁波を出しています。
しかし、肌身離さず持っているスマホであっても、電磁波の悪影響を受けている人はごくわずかだといえるでしょう。
太陽光発電のパワーコンディショナーは主に室内の分電盤の近くに設置するものなので、電子レンジやスマホ、パソコンよりも距離は遠くなります。
つまり、電磁波を気にするあまり、太陽光発電の所有をマイナスに捉えてしまうのは行き過ぎた考えということです。
少なくとも、電子レンジやスマホなどをごく普通に使えている人は、太陽光発電の設置で出てしまう電磁波について、特に大きく不安視する必要はないでしょう。
太陽光発電で電磁波は大丈夫?電磁波を回避するポイントを紹介!
太陽光発電では、パワーコンディショナーから電磁波が出てしまうことがわかりました。
ただ、日本やWHOが定めている基準値を大きく下回っていることから、特に問題視する必要はないこともわかりました。
そこで最後に、太陽光発電のパワーコンディショナーから出る電磁波を回避するポイントを2つ紹介します。
ぜひ参考にしてください。
パワーコンディショナーを屋外に設置する
太陽光発電で電磁波の影響を最小限にしたいのであれば、パワーコンディショナーを生活空間から離れた場所に設置することが望ましいです。
できるのであれば、屋外用のパワーコンディショナーを購入し、パワーコンディショナーを屋外に設置できると良いでしょう。
屋外用のパワーコンディショナーを設置した場合でも、特に近隣住民の健康被害を心配する必要はありません。
パワーコンディショナーが発する電磁波は、極めて小さいからです。
電磁波干渉防止シートを貼る
太陽光発電で電磁波の影響を最大限少なくしたいのであれば、電磁波干渉防止シートを貼ることをおすすめします。
電磁波干渉防止シートは、電磁波が人体に干渉することを防止するものです。
パワーコンディショナーを屋外に設置した場合でも、近隣住民のことを考えて対策ができれば、住民トラブルになる確率が低くなるでしょう。
太陽光発電用の大きなものを購入するのに躊躇してしまう人は、100円均一などにスマホ用の小さな電磁波干渉防止シートが売られているので、まずは手軽にできるものから対策を始めていけたら良いのではないでしょうか。
太陽光発電で電磁波は発生する!特に気にする値ではないので安心を!
今回の記事では、太陽光発電で電磁波が出るのかはもちろん、電磁波による健康被害、電磁波を回避するポイントを紹介しました。
結論として、太陽光発電を稼働させることで残念ながら電磁波が少々出てしまいますが、家庭で頻繁に利用する電子レンジなどのほうが発している電磁波が大きいことがわかりました。
だからこそ、太陽光発電の電磁波に対しては、そこまで大きな不安を抱く必要はありません。
心配な場合は、パワーコンディショナーを屋外に設置するなどして、適切な対策を取れると良いでしょう。
▼関連記事はこちら
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!