【デメリットも】太陽光パネルを洗浄する価格はいくら?
太陽光パネルの汚れは、発電量を落とし、外観を悪くしてしまう原因となります。
太陽光パネルは外から誰でも見ることができる設備です。
しかし、汚れてしまっていると、だらしない印象を与えてしまう可能性があるので注意しましょう。
目次
太陽光パネルの洗浄は業者に任せるのが安心
太陽光パネルの洗浄は、専門の業者にお任せするのがおすすめです。
特に、屋根の上に乗っている太陽光パネルは、自分で掃除しようとすると思わぬリスクがあるので、注意が必要です。
リスク① 落下のリスク
屋根の上に太陽光パネルがある場合、自分で洗浄すると落下してしまう危険性があります。
ごくたまに、自分で屋根の上に上がり、洗浄を試みる人がいますが、とても危険なので絶対に避けましょう。
また、地面に直接立てている太陽光パネルであっても、パネルの上に登って見ると意外と高さがあります。
側から見て、低いから大丈夫だと思っても、落下して怪我をしてしまう可能性があるので注意が必要です。
リスク② パネルを傷つけてしまうリスク
太陽光パネルの表面は、ガラスで覆われています。
パネルの破損を防ぐため、強度の高いガラスで覆われている太陽光パネルですが、傷がつきやすいことに変わりありません。
ガラスが傷ついてしまうと、発電量が落ちるだけではなく、傷が大きくなり、雨水などがパネル内部に侵入してしまう可能性もあります。
万が一パネル内部に雨水や汚れが侵入してしまった場合、パネルの故障につながるので注意しましょう。
リスク③ パネルを壊してしまうリスク
太陽光パネルを自分で洗浄すると、パネル表面のガラスを破損させてしまう可能性があります。
太陽光パネルの表面のガラスが割れてしまっても、発電を行うことは可能です。
しかし、ガラスの割れ目から洗浄液や雨水が入り込んでしまった場合、太陽光パネルが故障してしまいます。
太陽光パネルの洗浄は本当に必要?洗浄が必要なケースは?
パネルの洗浄を依頼した方がいいケースは以下の3パターンです。
- 取れにくい汚れがついている
- 見るからに汚れている
- 発電量が落ちた
それぞれ詳しく解説します。
ケース① 鳥のフンなど雨で取れない汚れが付いている
鳥のフンが太陽光パネルに付着し、しばらく雨が降らないと乾いて落ちにくくなります。
また、鳥のフン以外でも、パネル表面に積もった砂埃や黄砂なども長い間雨が降らないと、パネルにこびりついてしまうことがあります。
パネル表面に砂埃や黄砂がこびりついてしまった場合、洗浄を依頼しなければ汚れを落とすことはできません。
ケース② くすんでいる
太陽光パネルは、黄砂や砂埃などで曇ってしまうことがあります。
パネルの表面がくすんでしまっていたら、太陽光をうまく取り込めなくなってしまうことがあるので注意が必要です。
ケース③ 発電量が落ちた
太陽光パネルの発電量は、天候や日射量によって変動しているので、発電量が落ちたと思ってもしばらく様子を見てみましょう。
しばらく様子を見ても、発電量が落ちたと感じる場合、太陽光パネルの洗浄を行うことで発電量が戻る可能性があります。
【注意点も】太陽光パネルの洗浄を業者に任せた時の費用相場は?
太陽光パネルを洗浄する時の相場は、5kW未満の太陽光パネルで3万円から5万円前後です。
ただし、太陽光パネルの洗浄は依頼する業者によって、価格が前後することがあります。
洗浄業者によっては、基本料金(数万円)+パネル枚数(数百円から数千円)というケースもあります。
注意点① 必ず見積もりを取ろう
先ほど太陽光パネルの費用を紹介しましたが、業者によって価格が変動します。
確実な価格を知るためにも、2社以上の業者から見積もりを取ることがおすすめです。
注意点② 信頼できる業者を選ぼう
業者の中には、間違った方法で洗浄している業者もいます。
正しい方法で太陽光パネルを洗浄できない業者を選んでしまった場合、パネルを破損させてしまう可能性があります。
太陽光パネルを守るためにも、しっかりとした知識を持っている業者に依頼するようにしましょう。
太陽光パネルを綺麗に保つためにできる対策は?
太陽光パネルを綺麗に保つためにできる対策は以下の3つです。
- 草木の剪定
- 鳥対策
- ロボットやコーティングの使用
それぞれ詳しく解説します。
対策① 近くの草木の剪定
近くに草木がある場合、頻繁に剪定を行うことがおすすめです。
草木の影になって発電量が落ちてしまうのはもちろん、鳥や虫などが集まって、太陽光パネルが汚れやすくなってしまうこともあります。
特に、地面に直接建ててある太陽光パネルの場合、近くの草木や雑草の手入れを怠らないようにしましょう。
対策② 鳥対策
太陽光パネルの近くに鳥がよく集まる場合、鳥対策を行うことでフンでパネルが汚れるのを防ぐことができます。
また、稀に太陽光パネルと屋根の間に鳥の巣が作られてしまうことがあります。
太陽光パネルの下に鳥の巣ができてしまうと、鳥のフンによる被害だけではなく、太陽光パネルの故障にもつながってしまうので注意しましょう。
対策③ ロボットやコーティング
太陽光パネルを綺麗に保つ対策として、ロボットの導入やコーティングがあります。
しかし、どちらもあまりおすすめはできません。
ロボットを導入する場合、導入費用が高額になってしまうので検討には注意が必要です。
また、コーティングに関しても、太陽光パネルの保証の対象外になってしまう可能性があるので、細心の注意が必要です。
自力で太陽光パネルを洗浄したいならこれだけは注意!
太陽光発電システムを自分で洗浄し、故障させてしまったら修理に保証が効かなくなってしまう可能性が高いです。
しかし、どうしても自分で太陽光パネルを洗浄する場合には、以下に紹介することを守ってください。
ただし、屋根の上の太陽光パネルは、必ず業者に洗浄を依頼しましょう。
注意① 高圧洗浄は使用しない
太陽光パネルの掃除に高圧洗浄機を使用してしまうと、圧力が強すぎてパネルを傷つけてしまう可能性が高いので注意が必要です。
また、水の勢いが強すぎて、パネル内部に水が入り込んでしまうこともあります。
高圧洗浄機を使用すれば、簡単に汚れを落とすことができそうですが、パネルの故障を防ぐためにも、高圧洗浄機は使用してはいけません。
注意② ガラス用洗剤を使用する
太陽光パネルを洗浄する時には、ガラス用の洗剤を使用しましょう。
誤ってガラス用以外の洗剤を使用してしまうと、パネル表面を曇らせてしまう可能性があります。
パネルを洗浄するときは、大きな汚れだけではなく、細かい汚れや洗剤にも注意する必要があります。
注意③ 水切りをしっかり行う
太陽光パネルを掃除した後は、水切りをしっかり行うことが大切です。
水切りがしっかりできていないと、水垢ができて余計に太陽光パネルが汚れてしまいます。
水切りを行う際は、パネル表面に砂などがついていないことを確認し、強い力で水切りをしないように注意しましょう。
太陽光パネルの洗浄は価格よりも安全を優先しよう!
太陽光パネルの洗浄価格は、業者によって異なります。
パネルを傷つけてしまったり、落下して怪我をしてしまったりしたら、洗浄を依頼するよりも高いお金が必要になってしまいます。
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この記事の監修者
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