パナソニックのパワーコンディショナの特徴や価格相場を徹底解説!
パワーコンディショナは太陽光発電で、パネルに続く大切な役割があります。
メーカーごとに性能や価格が違うので、選択に注意が必要です。
この記事では、パナソニックの製品に焦点を当てて、特徴や価格などを詳しく説明します。
目次
パナソニックのパワーコンディショナの特徴
パナソニックのパワーコンディショナの特徴は、以下の5つです。
- 蓄電池を後から追加できる便利さ
- 電力変換の効率が高く、電気を無駄なく活用
- 屋内や屋外、どちらでも使える選択の自由
- 複数の太陽光パネルの設置スタイルを選べる
- 出力制御にも対応して、使いやすさアップ
それぞれの特徴について、詳しく紹介します。
特徴①:蓄電池を後から追加できる便利さ
パナソニックの一部のパワーコンディショナは、後から蓄電池を追加できるようになっています。
パナソニックの「パワーコンディショナR」は、蓄電池を追加する際にパワーコンディショナを交換する必要がない便利な仕様です。
予算の都合で太陽光発電と蓄電池の組み合わせを導入できなかった方にとっては、待ち望んでいた商品だといえます。
他メーカーの蓄電池を考えている方への注意点として、パナソニックのパワーコンディショナRは他メーカーの蓄電池との接続ができません。
製品を選ぶ際には、相性にも気を配ると良いでしょう。
特徴②:電力変換の効率が高く、電気を無駄なく活用
パナソニックのパワーコンディショナは、電力変換の効率が高く、電気を無駄なく使えます。
たとえば、「VBPC255NC2」は96.5%という高い変換効率を誇り、発電した電力を効果的に活用できます。
光が弱い曇りの日でも高い変換効率を保ち、日射量の変動にも素早く対応します。
変換効率の高いパワーコンディショナを使用することで、家庭での電力を最大限に有効活用し、余剰電力を売れるので経済的なメリットを大きく感じることができるでしょう。
特徴③:屋内や屋外、どちらでも使える選択の自由
パナソニックのパワーコンディショナは、屋外設置向けに耐候性を備えたモデルや、屋内にスッキリと設置できるコンパクトなモデルなどがあります。
たとえば、「屋内屋外兼用マルチストリング型パワーコンディショナ」、「屋外用集中型パワーコンディショナ」は、20kgの小型で軽量な設計により、置き場所を選びやすくなり、横並びの設置も可能です。
さらに、隠蔽配線も本体内スペースを利用してスッキリとした配線が実現できます。
パナソニックのパワーコンディショナは、使い勝手が非常に良く、設置場所に制約がないため、理想的な太陽光発電システムを手軽に構築できます。
特徴④:マルチストリング型と集中型が選択可能
パナソニックのパワーコンディショナは、システムの大きさや信頼性、初期コスト、保守のしやすさなどによって、「マルチストリング型」か「集中型」を選ぶことができます。
たとえば、容量の大きさを重視する場合は、集中型が適しています。
対して、信頼性を求める場合は、マルチストリング型なら障害の影響を最小限に抑えることができます。
初期投資に対しては、集中型がコスト効率が高い一方で、保守のしやすさではマルチストリング型が利点を持っています。
パナソニックのパワーコンディショナは、住宅の状況に合わせてぴったりなものを選べるのです。
特徴⑤:出力制御にも対応して、使いやすさアップ
パナソニックのパワーコンディショナは、発電量を効果的に制御する機能が備わっています。
出力制御機能を利用することで、太陽光が強いときには発電量を最大限に引き出し、逆に天候が悪い場合には出力を調整して、より効率的に電力を活用できます。
また、遠隔から電力の制御が可能で、中型の集中型は耐塩害設計で、マルチストリング型は屋内外兼用で多彩な機能があります。
パナソニックのパワーコンディショナのメリット
パナソニックのパワーコンディショナのメリットは、以下の2つです。
- 低コストで導入できる
- 外観や室内のデザインに違和感なく設置できる
それぞれのメリットについて、詳しく紹介します。
低コストで導入できる
太陽光発電システムの設置では、「集中型」と「マルチストリング型」の2つのタイプがあり、適切に選ぶことで設置コストを削減できます。
パネルの配置をきれいに直列に揃えられる場合には、「集中型」がおすすめです。
シンプルで統一感のある配置が可能なため、設置工程がスムーズに進み、結果としてコストを抑えることができます。
一方で、「マルチストリング型」は、屋根が複雑で異なる方向に向いている場合や、一部分に影がある場合に適しています。
方向ごとに独立した回路を構築でき、柔軟に対応できるため、屋根の特性に合わせて最適な配置が可能です。
これにより、設置の複雑性に対処できたり、コストを効果的に管理したりすることができます。
つまり、屋根の形状や配置によって適したタイプを選ぶことで、設置コストを最適化できるのです。
外観や室内のデザインに違和感なく設置できる
パナソニックのパワーコンディショナは、家の外観や室内の雰囲気にピッタリなデザインが魅力です。
選べる色は、「ホワイト」「ウォームシルバー」の2種類です。
たとえば、家の外壁がクリーンな白で統一されている場合、ホワイトのパワーコンディショナを選ぶと、調和が生まれておしゃれな雰囲気になります。
逆に、ウォームシルバーのカラーは、モダンで洗練された室内の雰囲気ともマッチします。
パナソニックのデザインは、さまざまな住宅にしっくりとなじみ、まとまった雰囲気を作り出してくれるのです。
パナソニックのパワーコンディショナのデメリット
パナソニックのパワーコンディショナを検討する際には、デメリットも理解しておくことが重要です。
パワーコンディショナのデメリットは、以下の2つです。
- 設置場所によっては、オプション品が別途必要
- 他のメーカーと比べて、本体価格が高め
それぞれのデメリットについて、詳しく紹介します。
設置場所によっては、オプション品が別途必要
設置する場所によっては、別途オプションが必要となることがあります。
たとえば、脱衣所に設置したい場合は、パワーコンディショナの底面カバーを追加すると設置が可能です。
設置時に露出する配線や機器をしっかりと隠して美しく収納できるので、見た目もスマートに演出できます。
また、重い塩害がある地域で太陽光発電を屋外に設置する場合、耐重塩害仕様の壁取り付けキットを利用することで、塩害が激しい地域や重い塩害地域でも問題なくシステムを利用できるようになります。
このように、オプションを付けることで、限られたスペースや厳しい条件下でも太陽光発電システムを導入でき、設置の自由度がアップします。
他のメーカーと比べて、本体価格が高め
パナソニックのパワーコンディショナは、他のメーカーに比べて価格がやや高めです。
設置コストを最小限に押さえたい方にとっては、別のメーカーを選択するのが良いかもしれません。
なぜなら、高品質で長寿命を保つために高い材料や最新技術を使っているからです。
しかし、投資対効果を考えると、長期的に見て十分な価値が得られることもあります。
価格だけでなく、製品の良質さや機能性にも注目して、家庭に最適な選択が大切です。
パナソニックのパワーコンディショナの口コミ・評判
パナソニックのパワーコンディショナの口コミ・評判は以下の3つです。
①
三洋製のパワコンが故障したため本製品を購入しました。発電時の音もなく静かに発電します。運用上問題はありませんが積算発電量を見るときはswを下に下げなければならず、間違って停止まで押し下げる恐れがあり少々使いずらいと思います。
引用元:Yahoo!ショッピング
パナソニックのパワーコンディショナは、「発電時の音が静か」「パワコンの火災問題」などの口コミがありました。
良い口コミ・悪い口コミはありますが、実績と信頼性を大切にする方にとって、パワーコンディショナの選択においては、パナソニックがおすすめです。
パナソニックのパワーコンディショナの種類や価格
パナソニックで販売されている住宅用のパワーコンディショナは、以下の3種類です。
- 創蓄連携システムRタイプ
- マルチストリング型パワーコンディショナ
- 屋外用集中型パワーコンディショナ
それぞれの仕様や販売価格、特徴について、詳しく紹介します。
創蓄連携システムRタイプ
型式 | VBPC255GM1R |
定格出力電力 | 5.5kW |
入力回路数 | 太陽光発電:4回路 蓄電池:1回路 |
定格電力変換効率 | 96.50% |
設置場所 | 屋外・屋側・屋内 |
重量 | 25kg(壁取付板、ガード含む29kg) |
製品寸法 | 706×407×214mm |
希望小売価格(税込) | 50万500円 |
製品の特徴 | 蓄電池の後付けが可能 停電時に最大4回路まで利用可能 |
マルチストリング型パワーコンディショナ
屋外用マルチストリング型 | 屋内・屋外兼用マルチストリング型 | |||
型式 | VBPC246B3 | VBPC259B3 | VBPC244B1 | VBPC255B1 |
定格出力電力 | 4.6kW | 5.9kW | 4.4kW | 5.5kW |
入力回路数 | 4回路 | 5回路 | 4回路 | |
定格電力変換効率 | 96.0% | |||
設置場所 | 屋外用 | 屋内・屋外兼用 | ||
重量 | 29kg(取付板込み31kg) | 32kg(取付板込み34kg) | 26kg(ガード、壁取付板込み30kg) | |
製品寸法 | 480×688×167mm | 503×688×167mm | 706×407×214mm | |
希望小売価格(税込) | 43万7,800円 | 55万8,800円 | 41万2,500円 | 48万9,500円 |
製品の特徴 | 電流制限と発電ロスを最小化 各回路でモジュールの枚数を揃える必要なし 1台のリモコンで最大10台のパワーコンディショナを制御 |
屋外用集中型パワーコンディショナ
型式 | NEWVBPC230NC1 | VBPC240AA | VBPC255A6 |
容量 | 3.0kW | 4.0kW | 5.5kW |
定格出力電力 | |||
定格電力変換効率 | 96.0% | ||
設置場所 | 屋外用 | ||
重量 | 15kg(壁取付板含む16kg) | 17kg(壁取付板含む18kg) | |
製品寸法 | 580×270×172mm | ||
希望小売価格(税込) | 26万9,500円 | 32万4,500円 | 44万円 |
製品の特徴 | 遠隔からの出力制御システムに対応 蓄電池の後付けが可能 日射量変動にも強く、高い発電効率 |
パナソニックのパワーコンディショナの保証期間について
パナソニックのパワーコンディショナは、信頼性の高い製品であり、保証も充実しています。
- 機器瑕疵15年保証(無償)
- システム機器瑕疵15年保証(無償)
- 自然災害15年補償(制度加盟販売店のみ)
パナソニックのパワーコンディショナには、自然災害による故障への補償や瑕疵保証無償、製造上の不具合にも15年間の無償保証が提供されています。
ただし、保証条件として、パナソニックの登録施工店が設置工事をおこなうことが求められます。
設置工事には工事内容による違いがあるため、具体的な範囲や条件については、購入前に販売店と十分な相談と確認が必要です。
パナソニックは実績と信頼性を求める方に最適なパワーコンディショナ
今回は、パナソニックのパワーコンディショナの特徴やメリット・デメリット、製品の種類について詳しく紹介しました。
パナソニックは信頼性が高く、太陽光発電システムの導入で顧客の満足度も抜群です。
パワーコンディショナを設置する際は、実際に現地を業者に見てもらってから見積もりを取ることが必要です。
複数の業者から見積もりをもらい、じっくり比較して家庭にピッタリなパワーコンディショナを選びましょう。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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