電気代の内訳はどのように決定する?節約方法についても解説!
電気代が高騰している現実があります。
では、電気代は具体的にどのように決定し、私たち消費者に請求されるのでしょうか。
そこで今回の記事では、電気代がどのように決定するのか、電気代が高くなっている原因、電気代の節約方法を紹介します。
電気代の高騰が気になる冬季に、ぜひ一読してください。
目次
電気代の内訳が気になる!電気代はどのように決定するの?
まずは、気になる電気代の内訳を見ていきましょう。
内訳①基本料金
電気代で必ず請求されるのは、基本料金になります。
注意点としては、契約している電力プランによって基本料金の請求額が以下のように変わることです。
基本料金制
多くの家庭で契約を結んでいると思われるのが、基本料金制といわれる電力プランです。
基本料金制では、契約アンペア数に応じた基本料金を支払う必要があります。
よく例に出される東京電力エナジーパートナーの基本料金は、1契約10A295.24円です。
つまり、40A契約している家庭の基本料金は1,180.96円、50A契約している家庭の基本料金は1,476.2円になるということです。
基本料金を支払い、内訳②〜④で請求されるものも支払う必要があります。
最低料金制
基本料金制ではない電力プランの場合、最低料金制が採用されています。
最低料金制は、電力使用量が極端に少なくない限り、内訳②〜④で紹介するものだけ支払う電力プランです。
電気使用量が最低料金制で定められている金額より低い場合のみ、最低料金制で定められている金額を支払う必要があります。
一人暮らし家庭などでは、先ほど紹介した基本料金制よりもお得感を実感できるでしょう。
内訳②電気使用量分の料金
最も高額になるのが、電気使用量分の料金です。
こちらも、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bで採用されている料金体系を以下の通り紹介します。
電気代単価 | |
第1段階料金 | 30.00円/kWh |
第2段階料金 | 36.60円/kWh |
第3段階料金 | 40.69円/kWh |
契約する電力会社によって単価が異なる可能性がありますが、どの電力会社も基本的には第1段階から第3段階で電力単価が異なります。
電力使用量が多くなればなるほど電気使用量の単価も上がるので、電気代の削減を望むのであれば、電気使用量を極力抑える必要があるといえるでしょう。
内訳③燃料費調整額
昨今値上がりしているのが、燃料費調整額です。
燃料費調整額は、燃料を調達する際に必要な輸入費に対する費用です。
燃料の調達費用は、円安の影響やロシアのウクライナ侵攻により値上がり傾向にあります。
請求金額は、燃料費調整額と電気使用量をかけ合わせたものになるため、電気代の節約のためにはやはり電気使用量を極力抑える必要があるのです。
内訳④再エネ賦課金
需要が高まっている太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギー(以下・再エネ)ですが、再エネを売電することで得られる売電収入の財源となっているのが、再エネ賦課金です。
再エネ賦課金については、再エネが全国的に普及した影響で、発電所が発電しなければならない発電量が減っています。
そのおかげで、再エネ賦課金の単価も落ち着きを見せているので、ひとまずは安心できるでしょう。
電気代の内訳が気になる!電気代が高くなっている原因は?
多くの家庭で、1年前の同時期と比べて電気代が明らかに高くなっていることでしょう。
では、どうして電気代が高くなっているのでしょうか。
具体的に解説します。
電気使用量の単価が値上がりした
電気代が高くなっている原因のひとつは、電気使用量の単価が値上がりしたからです。
以下は、東京電力エナジーパートナーの電気使用量の単価の変化を示した表になります。
2023年6月1日以前と以後で、電気使用量の単価が大きく変化していることがわかるでしょう。
2023年6月1日以前 | 2023年6月1日以降 | |
第1段階料金 | 19.88円/kWh | 30.00円/kWh |
第2段階料金 | 26.48円/kWh | 36.60円/kWh |
第3段階料金 | 30.57円/kWh | 40.69円/kWh |
電気使用量が今までと同じという家庭では、電気代の請求額が上がってしまうのは当然のことです。
電気使用量の単価が値上げしている理由は、発電にかかる費用が値上がりしているからです。
消費者が支払う電気代が値上がりしてしまうのは、当然のことといえるでしょう。
燃料費調整額が値上がりした
燃料費調整額が値上がりしたのも、電気代が高くなっている原因です。
資源の乏しい日本という国では、燃料費調整額を完全に切り離すことは難しいといえるでしょう。
しかも昨今は、先ほど紹介した円安やロシアのウクライナ侵攻で輸入に不利な情勢です。
だからこそ、燃料費調整額も値上がりしています。
燃料費調整額には、私たち消費者を守るため、上限と下限が設定されています。
しかし、昨今の燃料費の調達費用が膨れ上がっていることから、上限を撤廃している電力会社や電力プランが多いのです。
燃料費調整額の上限が撤廃されてしまったので、燃料費調整額が値上がりしているのは言うまでもありません。
電気代の内訳は?電気代を上手に節約していく方法4選!
最後に、電気代を上手に節約していく方法を4つ紹介します。
値上がり傾向にある電気代を上手く節約して、家計の圧迫を少しでも改善できたら良いですよね。
節約方法①電気使用量を見直す
電気代の節約方法は、電気使用量を見直すことです。
先ほど紹介した通り、電気使用量が多ければ多いほど電気代単価が高くなったり、燃料費調整額や再エネ賦課金の支払い額も多くなります。
だからこそ、最終的な電気代の請求額を減額させるためにも、そもそもの電気使用量を少なくしていく必要があるのです。
具体的には、以下のような対策を実践していけると良いのではないでしょうか。
- 待機電力を減らす
- 使わない電気を消す
- お風呂の追い炊き機能の使用頻度を減らす
- 早寝早起きを心がけて照明器具の使用頻度を減らす
- 洗濯物は乾燥機を使わず外干しする
- 洗濯機は「すすぎ1回モード」を使う
- 食器乾燥機を使わずに自然乾燥させる
電気使用量を減らすのは、家族全員の協力が必要です。
節電に対する意識を家族で高めていけるよう、話し合いなどができると良いでしょう。
節約方法②太陽光発電を設置する
太陽光発電を設置するのも、電気代節約のための方法です。
太陽光発電を設置すれば、日中は自家発電した電力を使えます。
つまり、電力会社からの買電量を減らせるので、電気代を削減できる可能性が高まるでしょう。
また、太陽光発電は、FIT制度と呼ばれる売電単価が割高の制度を最初の10年間で利用できます。
この場合、太陽光発電が発電した電力は売電するので、電気代を削減できる可能性は減ってしまいます。
しかし、売電収入を得ることが可能です。
支出を抑えることはできませんが、収入が増えるのは嬉しいメリットといえるのではないでしょうか。
節約方法③蓄電池を設置する
蓄電池を設置するのも、電気代節約のための方法です。
蓄電池を設置すると、電力会社との電力契約が「日中:割高電力」「夜間:割安電力」になります。
流れとしては、蓄電池に夜間の割安電力を溜め、それを日中に使う形です。
つまり、今までと同じ電力使用量だったとしても、電気代の単価が安いので、最終的な電気代の請求額を抑えられる期待が高まるということです。
蓄電池の利用は、太陽光発電との併用がおすすめ。
というのも、太陽光発電が発電した電力を蓄電池に溜めることで、電力会社からの買電量を最小限にできるからです。
この場合、自家発電した電力は売電せずに自家消費することになります。
節約方法④電気自動車とV2Hシステムを導入する
電気代節約のため、電気自動車とV2Hシステムを導入するのもおすすめです。
電気自動車は、蓄電池よりも蓄電容量が大きい特徴があります。
したがって、太陽光発電が発電した電力をすべて蓄電することが可能です。
V2Hシステムを利用することで、自家発電した電力を蓄電するだけでなく、それを家庭に送電することが可能になります。
つまり、電気自動車を非常用電源として使うことが可能になるのです。
平常時は電気代の節約になりますし、災害時も停電知らずの家に住めるといったメリットを実感できるでしょう。
電気代の内訳が気になる!できる節約から始めていこう!
今回の記事では、電気代の内訳と電気代が値上がりしている理由、電気代の節約方法を紹介しました。
電気代は毎月必ず出るお金ですから、できれば節約したいところ。
だからこそ、最後の章で紹介した電気代の節約方法をひとつでも実践してみてください。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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