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防災用蓄電池が欲しい!ポータブル電源と家庭用蓄電池おすすめは?

その他リフォーム 2024年07月17日更新
防災用蓄電池が欲しい!ポータブル電源と家庭用蓄電池おすすめは?

地球温暖化が深刻化している昨今、万が一の停電対策として防災用蓄電池の需要が高まっています。生活の多くを電力に頼っている昨今、一時的にでも停電が発生するとパニックに陥ってしまうことでしょう。万が一の停電リスクを最小限にするため、防災用蓄電池を検討している人も多いことかと思います。

そこで今回の記事では、防災用蓄電池の種類や賢い選び方を徹底解説します。ぜひ参考にしてください。

防災用蓄電池とは?ポータブル電源と家庭用蓄電池の違いを紹介!

防災用蓄電池と一括りにいっても、大きく分けてポータブル電源と家庭用蓄電池の2種類があります。では、それぞれどういった違いがあるのでしょうか。具体的に解説します。

ポータブル電源について

防災用蓄電池のひとつとして、ポータブル電源が挙げられます。

ポータブル電源とは、家庭のコンセントや太陽光を利用した太陽光発電で充電した電力を、家庭にある電化製品に送電したりアウトドアで使うものです。わかりやすくいうと、多くの人が一度は手にしたことがあるであろうモバイルバッテリーの大容量版といったところです。

ポータブル電源とモバイルバッテリーの大きな違いは、蓄電容量はもちろん、出力口の多さになります。モバイルバッテリーはその名の通り「モバイル」に送電するものなので、出力口はUSB出力に限ります。一方でポータブル電源は多くの電化製品に送電できるものなので、自宅の壁にあるACコンセントはもちろん、USB、シガーソケットなど、出力口は様々あります。しかも、製品によっては各出力口が複数ある場合も…。モバイルバッテリーの大容量版とはいえ、かなり高性能なシステムだといえるでしょう。

家庭用蓄電池について

家庭用蓄電池は、その名の通り家庭用に設置される蓄電池です。基本的には、家の外にコンクリート基礎を打ち込んで蓄電池を固定します。つまり、ポータブル電源とは違って持ち運びはできません。そして、送電できるのは家庭にある電化製品に限ります。小容量なものから大容量なものまで様々ありますが、太陽光発電との相性が非常に良いので、電力を自給自足できる家を実現できる可能性が高まります。

防災用蓄電池としてポータブル電源を検討したい!賢い選び方は?

防災用蓄電池として需要が高まっているポータブル電源。特にアウトドアに出かける頻度が高い家庭におすすめの蓄電池になります。では、具体的にどういった部分に注目して選べば良いのでしょうか。賢い選び方の基準を解説します。

選び方①平常時の使い方によって適正な容量のものを購入する

ポータブル電源を防災用蓄電池として利用するのであれば、容量はできるだけ大きいものを選びましょう。とはいえ、ポータブル電源の最大の魅力は「持ち運びができる蓄電池」なので、アウトドアなどで持ち運ぶ際に苦にならない範囲内で蓄電容量を決める必要があります。

当然のごとく、蓄電容量が多くなればなるほどポータブル電源の重量も増えます。なので、アウトドアなどに持ち運ぶ頻度が多い家庭では、万が一の防災用としての機能を重視するよりも、平常時に苦なく使うために容量を選定するのが良いでしょう。

選び方②定格出力数が大きいもの

ポータブル電源は、定格出力数が大きいものを積極的に選びましょう。

定格出力は、ポータブル電源が安定して出力できる電力のことです。つまり、数値が高いほど同時に多くの電化製品を使え、消費電力量が多い電化製品も使えるということです。たとえばスマホを充電しながらテレビを視聴できたり、炊飯器と電子レンジを同時に使えるなど、大きな恩恵を実感できるでしょう。

選び方③太陽光で発電できるもの

太陽光で発電できるものを選ぶのも、ポータブル電源のおすすめの選び方です。

ポータブル電源は、基本的に自宅のコンセントを利用して充電し、満充電になったものをアウトドアなどに持ち運んで利用します。つまり、停電発生時は、ポータブル電源に充電する術がなくなってしまうのです。

だからこそ、太陽光パネルが付属されているポータブル電源の購入を推奨します。太陽光パネルが付属されているポータブル電源であれば、仮に停電が発生しても防災用蓄電池としての役割を全うすることが可能です。また、アウトドアなどで使う場合も、蓄電残量を気にする必要がなく、長時間に渡って遊びを楽しむことができるでしょう。

選び方④PSEマークが付いているもの

PSEマークが付いているものを選ぶのも、ポータブル電源を選ぶ際に忘れてはなりません。PSEとは「Product Safety Electrical Appliance and Materials」の略で、電気用品安全法が定める基準をクリアした電化製品に付けられるマークです。

ポータブル電源の購入で難しい点は、PSEマークが付いていない商品も販売できることにあります。つまり、市場にはPSEマークが付いている安全性の高いポータブル電源と、PSEマークが付いていないがゆえに安価で取引されているポータブル電源があるのです。どちらを購入すべきかは、容易に結論が出るでしょう。いつ発生するか分からない災害時に安心を得るためにも、PSEマークが付いているポータブル電源の購入をおすすめします。

防災用蓄電池として家庭用蓄電池を検討したい!賢い選び方は?

続いて、防災用蓄電池として定評のある家庭用蓄電池について解説します。家庭用蓄電池の選び方の基準には、どういうものがあるのでしょうか。

選び方①設置できるサイズ感であるか確かめる

家庭用蓄電池を防災用蓄電池として導入する際は、設置できるサイズ感であるか確かめる必要があります。

家庭用蓄電池には、屋内設置型のものと屋外設置型のものの2種類があります。屋内設置型の蓄電池は容量が小さめで、ゆえに蓄電池本体の重量が少なく、サイズ感もコンパクトです。自宅内に設置しても違和感のないサイズ展開になっているので、屋外に家庭用蓄電池を設置できない家庭におすすめです。

とはいえ、防災用として蓄電池の購入を検討するのであれば、できるだけ大容量のものを選びたいと思うことでしょう。大容量家庭用蓄電池の場合、蓄電池の重量やサイズ感が大きくなるため、基本的には屋外設置一択になります。近隣住宅との距離感が近い、そもそも家庭用蓄電池を設置するための場所を確保できないという場合、希望する容量の家庭用蓄電池を導入できないかもしれません。

家庭用蓄電池を導入する際は、どこに設置を希望するのか、設置できる最大のサイズ感はどれくらいなのかを専門業者などに相談できると良いでしょう。

選び方②既存の太陽光発電と連携できるもの

既存の太陽光発電と連携できる家庭用蓄電池を選ぶのも、忘れてはならないポイントです。

家庭用蓄電池の導入タイミングとして、太陽光発電を導入した10年後というのが最もメジャーです。太陽光発電では最初の10年間、割高単価で売電可能なFIT制度を利用できます。一概にはいえませんが、太陽光発電と蓄電池を同タイミングで導入するのはデメリットで、太陽光発電を導入してから10年後に蓄電池を後付けするのが良いのです。つまり、既存の太陽光発電と上手く連携が取れる家庭用蓄電池を導入する必要があるのです。

可能であれば、太陽光発電と同一メーカーの家庭用蓄電池の導入をおすすめします。無理な場合は、太陽光発電のメーカー側が推奨している家庭用蓄電池の中から、家庭に合うものを選択できると安心です。

選び方③補助金を受け取れる可能性があるか確かめる

防災用蓄電池として家庭用蓄電池を選ぶ場合は、国や自治体が実施する補助金を受け取れるか確認することも大切です。

国が実施しているDR補助金では最大60万円の補助金が受け取れ、子育てエコホーム補助金では1戸あたり64,000円の補助金を受け取れます。自治体の補助金制度は、実施の有無は自治体に委ねられていますが、仮に実施していた場合は国の補助金制度と併用が可能です。よりお得に家庭用蓄電池を導入できるので、補助金は積極的に使えると良いでしょう。

ポータブル電源も家庭用蓄電池も防災用蓄電池としておすすめ!

今回の記事では、防災用蓄電池として需要が高まっているポータブル電源と家庭用蓄電池について解説しました。ポータブル電源は、普段アウトドアなどを頻繁に行う家庭におすすめです。家庭用蓄電池は、太陽光発電が発電した電力を自家消費する目的で導入したいものです。使用用途に若干の差があるものの、どちらも防災用として使えるのはもちろん、平常時にもしっかり使えます。ぜひ、購入を前向きに検討してみてください。


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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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