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V2H対応車種の今後の見通しは?対応車種が増えるといわれる理由も!

EV・V2H 2024年10月23日更新
V2H対応車種の今後の見通しは?対応車種が増えるといわれる理由も!

電気自動車の需要が増えている今の世の中で、並行するようにV2Hシステムの需要も急増しています。

V2Hは電気自動車と家庭を繋ぐシステムのことで、V2Hを所有していると電気自動車を家庭用蓄電池としても使用できるのです。電気自動車の蓄電容量は家庭用蓄電池に比べて大きいので、様々な部分で大きなメリットになり得ます。ただ、販売されているすべての電気自動車がV2Hに対応しているわけではないのがデメリット。

そこで今回の記事では、V2H対応車種の今後の見通し、2024年8月現在の具体的な対応車種の現状を紹介します。

V2Hの未来は明るい!対応車種が今後増えるといわれる理由は?

結論からいうと、V2Hの未来は明るく、V2H対応車種は今後増えていくと予想されています。V2Hを使うためには電気自動車が必須なので、V2Hの今後が明るいということは電気自動車の今後も明るいというわけです。電気自動車の購入を検討している方も安心ですね。

そこで今回の章では、V2Hの対応車種が今後増えるといわれる理由を3つ紹介します。

理由①経済産業省が公式に「増える」と発表しているから

V2H対応車種が今後増えるといわれる理由は、経済産業省が公式に「増える」と発表しているからです。具体的には、2030年までにV2Hシステムを急速充電器(電気自動車の充電スタンド)とともに3万台設置すると発表しているのです。

2030年には、ガソリンの新車販売が終了します。だからこそ、2030年までに電気自動車の需要を高めるため、まずはインフラから整えていく戦略のようです。

理由②電気自動車が普及すると予想されているから

V2H対応車種が今後増えるといわれる理由は、電気自動車が普及すると予想されているからです。政府が公式に、2035年までに約40%が電気自動車になっているという予測を発表しているというから驚きですよね。

ガソリン車の新車販売が終了することで電気自動車の需要が高まり、結果として電気自動車の販売価格が低下。手に取りやすい価格帯になった電気自動車を求め、需要が高まっていくのは想像に容易いでしょう。

ただ、電気自動車を走行車としての目的で家庭に導入するのは、非常に勿体ないこと。V2Hを併用するだけで、電気自動車を家庭用蓄電池代わりとしても使用でき、まさに一石二鳥のアイテムに変貌を遂げるのです。

つまり、電気自動車を有効活用するためには、V2H対応車種を購入する必要があるのです。自動車メーカーが必死になってV2H対応車種を量産するであろうことは、容易に想像できますね。

理由③災害対策になるから

V2H対応車種が今後増えるといわれる理由は、災害対策になるからです。

V2Hを所有すると、電気自動車の蓄電残量を家庭に送電できます。つまり、電気自動車を家庭用蓄電池の代わりに利用できるのです。電気自動車の蓄電量は数十kWで、一般的な家庭用蓄電池に比べて遥かに大容量。災害対策としてとても有効です。

昨今、地球温暖化の影響で、自然災害の規模が大きくなったと感じている方も多いでしょう。局地的な豪雨、竜巻、線状降水帯、巨大地震など…いつどこで災害が発生するかはわかりません。だからこそ、災害対策として大容量家庭用蓄電池である電気自動車を所有する家庭が増えていくと予想されているのです。

お伝えしている通り、電気自動車を家庭用蓄電池として利用したいのであれば、V2Hを併用する必要があります。だからこそ、V2H対応車種が今後増えると予想されているのです。

V2H対応車種は今後増える!対応車種の現状は?

前述の通り、V2H対応車種は今後増えると断言できます。では、2024年現在ではどういった電気自動車がV2Hの対応車種として知られているのでしょうか。具体的に解説します。

外国メーカーは対応車種が限られている

V2Hは残念ながら、外国メーカーの対応車種はごく一部です。というのも、V2Hというシステムが日本で開発された技術だからです。V2Hを利用したいのであれば、外国メーカーの電気自動車は避けたほうが無難かもしれません。もしくは、しっかりV2Hの対応車種であることを確認した上で、購入に進みましょう。

国内メーカーも全てがV2H対応車種とは限らない

とはいえ、国内メーカーでも全ての電気自動車がV2H対応車種とは限りません。具体的な部分は次章で解説しますが、たとえばトヨタの電気自動車でも、V2H対応車種もあれば非対応車種もあります。また、2024年現在、スズキにV2H対応車種はありません。

V2Hを確実に使いたい際は、電気自動車選びを慎重に行う必要があるでしょう。

V2Hの対応車種は今後増える!国内メーカーの2024年最新情報!

国内メーカーが販売している電気自動車であれば、V2H対応車種は非常に多いです。ここからは、2024年現在における国内メーカーのV2H対応車種を紹介します。ぜひ電気自動車選びの参考にしてください。

【トヨタ】V2H対応車種

トヨタが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

プリウスPHV

PHV

2019~2022年式

クラウンSPORT RS

PHEV

全年式

クラウンセダンFCEV

FCEV

MIRAI

FCV

bZ4X

EV

(レクサス)RZ450e

(レクサス)RZ300e

(レクサス)UX300e

2023年式以降

種別や年式によってもV2H対応・非対応が分かれるので、電気自動車選びは慎重に行ってください。

【日産】V2H対応車種

日産が販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

リーフ

EV

全年式

リーフe+

e-NV200

アリア

サクラ

トヨタに比べると、とてもわかりやすいですね。

【ホンダ】V2H対応車種

ホンダが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

Honda e

EV

不明

ただ、Honda eは2024年7月終了モデルのため、新車として購入できるのか否かは不明です。カーディーラーなどに問い合わせできると良いでしょう。

【スバル】V2H対応車種

スバルが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

ソルテラ

EV

不明

スバルもホンダ同様、V2H対応車種は1つで「ソルテラ」のみになります。

【マツダ】V2H対応車種

マツダが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

MAZDA MX-30 EV MODEL

EV

2022年式以降

MAZDA MX-30 ROTARY-EV

PHEV

2023年式以降

MAZDA CX-60 PHEV

2022年式以降

マツダは、近年販売された車種のみV2H対応のようです。車種選びには気を付けましょう。

【三菱】V2H対応車種

三菱が販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

エクリプスクロスPHEV

PHEV

不明

アウトランダーPHEV

eKクロスEV

EV

i-MiEV

MINICAB-MiEV

三菱は、V2H対応車種が意外と多いことがわかります。年式についての情報がないため、カーディーラーなどに足を運んで詳細の確認が必要です。

【BYDジャパン】V2H対応車種

BYDジャパンが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

e6

EV

全年式

J6

EVバス

【J6 1.0】2022年式以前

【J6 2.0】2023年式以降

K8

【K8 1.0】2022年式以前

【K8 2.0】2023年式以降

特にJ6およびK8については細かな内容を確認する必要があるため、注意しましょう。

V2Hの対応車種は今後増える!外国メーカーの2024年最新情報!

続いて、外国メーカーのV2H対応車種を見ていきましょう。

【メルセデスベンツ】V2H対応車種

メルセデスベンツが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

EQS

EV

全MP

EQS SUV

S 580 e

PHEV

MP202301

以降

GLC 350 e

MP202401

以降

C 350 e

E 350 e

メルセデスベンツも、V2H対応車種のしっかりした確認が必要です。年式をしっかり確認し、間違えのないようにしてください。

【HYUNDAI】V2H対応車種

HYUNDAI(ヒョンデ)が販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

KONA

EV

不明

HYUNDAIは、韓国の最大手自動車メーカーです。外国メーカーということで選択肢から除外されることもあるかもしれませんが、最大手自動車メーカーということで安心感はあるでしょう。

 

【BYD】V2H対応車種

BYDが販売しているV2H対応車種は、以下の通りです。

V2H対応車種

種別

年式

BYD ATTO 3

EV

公式発表なし

BYD DOLPHIN

BYD DOLPHIN

Long Range

種別がすべてEVなのが嬉しいですね。年式については、販売員に聞き込みができると良いでしょう。

V2Hの対応車種は今後増える!電気自動車への乗り換えも要検討!

今回の記事では、V2Hの対応車種の今後について解説しました。未来が明るいといわれている電気自動車。それを有効活用するために必要なのがV2Hです。だからこそ、V2H対応車種の中から電気自動車選びを行い、長期的にお得感を実感できると良いですね。

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この記事の監修者

中田 萌

『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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中田 萌
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