【初心者向け】蓄電池とは?具体的なメリット・デメリットを解説!
「蓄電池についての知識を深めたい」
「蓄電池のメリットデメリットをそれぞれ知りたい」
「蓄電池を導入したい」
今回はこういった悩みに答えていきます。
本日の内容は下記の通りです。
それぞれ深堀していきます。
目次
蓄電池とは?【電気代を節約できます】
蓄電池の概要を説明していきます。
結論は、蓄電池とは何回でも使用できる電池のことです。
例えばですが、みなさんがよく使う「単三電池」などは、一次電池といい、使い切ってしまえば、そこで終了です。再度使うためには、再び購入する必要があります。
端的にいうと「消耗品」です。
それに対し、「蓄電池」は二次電池といい、一度電気を使い切ってしまったとしても、再び充電すれば、何度も使うことができます。再び新しい電池を購入する必要がなくなり、その分の費用が浮きます。
端的にいうと「使い回し品」です。
詳しくは、下記の表にまとめましたので、ご覧ください。
種類 | 性質 | 価格 | 例 | |
二次電池 | 何回も使える | 高い | スマートフォンのバッテリー・エコカーなど | |
単三電池 | 一次電池 | 一度きりしか使えない | 安い | 単三電池 |
蓄電池の種類はどのくらいあるの?
蓄電池の種類を解説していきます。
具体的には、下記をご覧ください。
それぞれ簡単に、「特徴・メリット・デメリット」をまとめまていきます。
単三機能型蓄電池
1種類目は、単三機能型蓄電池です。
蓄電池の中でも、オーソドックスなタイプのものです。
具体的な説明は、下記の通りです。
- 特徴:独自してる電源だけでも使用可能
- メリット:太陽光発電設備の保証期間を気にせずに使用できる
- デメリット:変換ロスが生じる。太陽光で発電した電気を使う際に、一度返還を挟む必要があるため少々面倒。
ハイブリット型蓄電池
2種類目は、ハイブリット型蓄電池です。
イメージとしては、太陽光発電と蓄電池が、合体している感じです。
具体的な説明は、下記の通りです。
- 特徴:発電した電力をそのまま貯められる(変換しなくて良い)
- メリット:変換ロスが少ない。太陽光発電を導入していないなら1台でOK。
- デメリット:故障した際に、面倒。
トライブリッド型蓄電池
3種類目は、トライブリット型の蓄電池です。
トライブリットということで、「太陽光発電と蓄電池、そして電気自動車」を合体させたイメージです。
- 特徴:3つのパワコン(上記参照)が一体化している
- メリット:太陽光をつける人は、電気自動車にも使えるので「お得」。
- デメリット:値段が高い。
スタンドアロン型蓄電池
最後に、スタンドアロン型の蓄電池です。
コンセントから電気をためるタイプです。イメージとしては、スマホのモバイルバッテリーのような感じです。
- 特徴:容量が小さい。
- メリット:コンパクト・低価格・設置工事が不要・移動ができる
- デメリット:容量が小さい、太陽光発電と連携できない。
上記の通り、蓄電池には「4つの種類があること」を覚えておきましょう。
蓄電池のメリットとは?
蓄電池のメリットを解説していきます。
先ほど解説した「メリット」は、蓄電池自体のメリット(特徴)で、これから解説するメリットは、「蓄電池を導入するメリット」です。
結論は、下記の4つです。
- 災害時に電気が使える
- 基本電気料金が削減できる
- 太陽光発電とセットで使えば、さらに節約できる
- 自家消費できる
それぞれ深堀していきます。
災害時に電気が使える
1つ目のメリットは「災害時でも電気が使える」ことです。
蓄電池は、電気をためて起きるため、災害時にも使えます。
例えばですが、704kwhの蓄電容量がフル充電の状態の場合は、下記の電気器を12時間使い切ることができます。
- 照明器具を12時間使える
- 携帯電話の充電を12時間使える
- テレビを12時間使える
- パソコンを12時間使える
- 扇風機を12時間使える
- 冷蔵庫を12時間使える
もちろん、蓄電池の「種類」や充電量によって異なりますが、最低でも6時間ほどは、上記の電気機器を災害時でも利用できます。
基本電気料金が削減できる
2つ目のメリットは「基本電気料金が削減できる」ことです。
電気は時間帯によって、値段が変わってきます。
蓄電池は電気を貯めて、使えるため、上記の対策になります。
具体的にいうと、値段が高い昼間に電気をため、値段の安い夜に使うことで、電気を効率敵に使うことができます。
この方法を「ピークシフト」といいますが、覚えなくてもOKです。
太陽光発電とセットで使えば、さらに節約できる
3つ目のメリットは「太陽光発電とセットで使えば、さらに節約できる」ことです。
太陽光発電で余った電気を買い取ってもらえる制度の期間は10年です。
もし、この期限が過ぎてしまっても、自分の家で発電した電気を、自分の家の蓄電池で消費することができます。
これによって大幅に電気代を削減することができます。
自家消費できる
4つ目のメリットは「自家消費」できるようになることです。
これは「3つめのメリット」と少々かぶるのですが、自分の家で発電した電気を、蓄電池はあれば消費できることを指します。
例えばですが、先ほど触れた「家電」の他にも、電気自動車の充電することも可能です。
これに関しては、「蓄電池の種類」で触れた「トライブリット型の蓄電池を使う必要がありますが、自宅でも電気自動車を充電できるので、非常に効率よくコストが削減できると思います。
蓄電池のデメリットとは?
蓄電池はメリットだけではなく、デメリットも存在します。
蓄電池のデメリットを解説していきます。
結論は、下記の4つです。
- 初期費用が高い
- 蓄電池は徐々に劣化していく
- 貯められる容量は決まっている
- 設置スペースが必要になる
それぞれ深堀していきます。
デメリットは大切なので、知っておく必要ありです。
初期費用が高い
1つ目のデメリットは「初期費用が高い」ことです。
単三電池と違い、蓄電池は価格が大きいです。
機種によって異なりますが、一般的に家庭で使用されるモデルの蓄電池の値段は、容量が4~8kwh程度の場合、「150万円から200万円」ほどの費用がかかります。
蓄電池を導入するメリットは「設置状況」や「ライフスタイル」によって異なりますが、導入するコストのみで考えるのであれば、コスパはあまり良くないのが現状です。
蓄電池は徐々に劣化していく
2つ目のデメリットは「蓄電池は徐々に劣化していく」ことです。
蓄電池は「消耗品」です。車や家と同じイメージで、いつかは壊れます。
蓄電池には「寿命」があり、使用環境や使い方によって「劣化」のタイミングが早まる可能があります。
また、蓄電池は「過充電」や「過放電」を繰り返したり、極端に熱い地域での使用は、劣化が早まると言われています。
そのため、もしあなたが蓄電池の導入を考えているのであれば、正しい環境と正しい使い方を守る必要があります。これは重要ですので、覚えておきましょう。
貯められる容量は決まっている
3つ目のデメリットは「貯められる容量は決まっている」ことです。
蓄電池には貯められる容量が決まっています。
つまり、使った分は減るので、いざ非常時に電気を使うとなると「足りない」場合も考えられます。
蓄電池には「モード設定」や「本殿開始時間」や「残量」などの設定があり、これらを使いこなすことで、蓄電ライフが快適になるでしょう。
なので、蓄電池を使う際には、、「残量」を意識しながら使うことが大切になってます。
設置スペースが必要になる
4つ目のデメリットは「設置スペースが必要になる」ことです。
蓄電池は基本的に、屋内か屋外に設置します。
ゆえに、場所の確保が必要になってくるのです。
家庭用サイズの目安としては、下記の通りです。
- 横幅:約80cm
- 奥幅:約40cm
- 高さ:約100cm
また、設置場所は「高温」や「低温」になりすぎない場所が適しています。
蓄電池を長く使いたいのであれば、設置場所を事前に考えておく必要があります。
まとめ【蓄電池は次世代の節約術!】
今回は、初心者さんに向けて、蓄電池の概要と、具体的なメリット・デメリットを解説しました。
例えばですが、みなさんがよく使う「単三電池」などは、一次電池といい、使い切ってしまえば、そこで終了です。再度使うためには、再び購入する必要があります。
端的にいうと「消耗品」です。
それに対し、「蓄電池」は二次電池といい、一度電気を使い切ってしまったとしても、再び充電すれば、何度も使うことができます。再び新しい電池を購入する必要がなくなり、その分の費用が浮きます。
端的にいうと「使い回し品」ということでした。
そして、蓄電池の種類は4つありました。
具体的には、下記をご覧ください。
蓄電池のメリットが4つありました。
- 災害時に電気が使える
- 基本電気料金が削減できる
- 太陽光発電とセットで使えば、さらに節約できる
- 自家消費できる
蓄電池のデメリットが4つありました。
- 初期費用が高い
- 蓄電池は徐々に劣化していく
- 貯められる容量は決まっている
- 設置スペースが必要になる
参考になれば幸いです。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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