【災害の備えに】蓄電池の選び方、おすすめ機種を紹介!
目次
ポータブル電源の4つの特徴
ポータブル電源の、4つの特徴を知ておくと、導入がスムーズになります。
4つの特徴を紹介していきます。
持ち運びが楽チン
家庭用の蓄電池とちがい、本体の重さも軽く持ち運びに優れています。
ポータブル電源の重さは、1.3~8kgが一般的です。
軽いものでは、ペットボトル1.5L分ほどの重さで、女性でも無理せずに持つことができます。
ポータブル電源は軽量で持ちやすく、車にのせたり、いざとなる場面でもすぐ使えます。
災害時に活用できる
ポータブル電源を取りいれる理由に「災害の備えに使いたい」という声もあります。
ポータブル電源は家庭用よりも、価格も安く、生活に必要な電力を確保することもできます。
災害時でも大きな家電を動かせる大容量のポータブル電源もあります。
その電力を炊飯器や冷蔵庫など消費電力の多い家電に活用できます。
設置工事が不要
ポータブル電源は、設置工事の必要なく
導入することができます。
商品が到着して、コンセントにさしこめばすぐ給電できるお手軽さが魅力です。
蓄電池の購入費を抑えたい、また設置工事を望まない方に、ポータブル電源は向いています。
アウトドア以外でも活用できる
ポータブル電源は、キャンプ・釣りなどの室外で使うイメージが強いですよね。
実は、室内でもポータブル電源を活用できます。
たとえば扇風機やスマホの充電など、ふだん使いにピッタリな使い方もできます。
また、コロナ化でお家キャンプをするご家庭も多く、ポータブル電源を使ってベランダやお庭で、お家じかんを満喫することもできるメリットがあります。
ポータブル電源【3つの注意点】
ポータブル電源の3つの注意点を紹介します。
蓄電量は少ない
定置型の蓄電池よりも、ポータブルタイプは容量が少ないです。
シャープ・オムロンなど、4KWh以上の蓄電池を定置型といいます。
対して、ポータブル電源は、日本製から海外メーカーまでたくさんの種類があります。
一般的な容量は、200~3000Whです。
家庭で最低限の電力を使ったり、外に持ち運べる手軽さで人気です。
容量の小さいタイプを選ぶことで、蓄電池の重さを軽くすることも可能です。
ご自宅や電気自動車などに、たくさん電気を使いたい方には、定置型タイプが向いているでしょう。
太陽光といっしょに使えない
定置型の蓄電池なら、太陽光パネルと組み合わすことが可能です。
反して、ポータブル電源は使うことはできません。
「太陽光を使って充電したい!」方には、ソーラー充電の可能なポータブル電源を選びましょう。
家庭用コンセントから本体に給電できない場合は、ソーラーパネルを日光に当てるだけでカンタンに充電することができます。
電気代の削減に向いていない
ポータブル電源は、電気代の節約に向いていません。
アウトドアや災害用の備えなど、必要最低限の電力を使いたい方に向いています。
電気代を節約したい方は、定置型タイプがオススメです。
定置型は、余った電力を売電できたり、安い時間帯に電気を購入することで、電気代の節約に繋がります。
ポータブル電源は、災害用やアウトドアで使用したい方に向いています。
電気代を安くしたい方には、ポータブル電源は、向いていないようです。
ポータブル電源を導入する目的
目的別にポータブル電源を使いたい時に、その特徴を知っておくことが大切です。
目的別に紹介していきます。
夏場・冬場にアウトドアで活用できる
ポータブル電源は、外で電気を使用したり、カンタンに持ち運べる手軽さで人気な商品です。
夏場と冬場のアウトドアの強い味方です。
夏場のキャンプでは、扇風機・ミニ冷蔵庫などを使って、暑さをしのぐことができます。
冬場のキャンプでは、電気毛布・電気ケトル・セラミックファンヒーターなどを使って、外で体を暖めることもできます。
これらの家電を使うと、消費電力が大きいため、大容量のポータブル電源を選びましょう。
災害に備え最小限の電力を確保
ポータブル電源があれば、災害時の電力を大量に使うことができます。
自宅で過ごせない場合でも、車のシガーソケットに、差しこむことで電力が使えます。
重さも1.3~8.5kgと、持てる範囲内の物もあり、災害に持ち出すことも可能です。
また、ソーラーパネルつきの物を日光に当てれば、有効的に電力を充電できます。
急な停電でもポータブル電源が1台あると、最低限の電気を使えるので安心です。
ポータブル電源【後悔しない5つの選び方】
ポータブル電源5つの選び方を1つずつ紹介していきます。
容量
容量は、200~3,000Whまで小さな物から大きな物まであります。
容量を選ぶ目安として、参考にしてみてください。
- 200Wh未満:釣り、日帰りなど(LEDランプ10Wなら約14時間の連続使用が可能)
- 500Wh未満:キャンプ(電気毛布60Wなら約7時間連続使用が可能)
- 1,000Wh以上:災害用(テレビ60Wなら約14時間の連続使用が可能)
重さとサイズ
蓄電池の容量が大きくなると、重さとサイズも大きくなります。
商品名 | 容量 | 重さ | サイズ |
BLUETTI ポータブル電源AC20 | 200Wh | 2.97kg | 49.5cm×32.3cm ×30.2cm |
DPOWER500W05GY | 500Wh | 6.5kg | 26cm×20cm×19.6cm |
Jackery ポータブル電源&ソーラーパネル | 1,000Wh | 13.6kg | 33.2cm×23.3cm×24.3cm |
充電の方法
充電方法は、3つあります。
一つずつ紹介していきます。
- 家庭用コンセント(100V):家にあるコンセントに差し込むだけでOK! (充電量は約90W)
- シガーソケット:車のシガーソケットに差して充電!(充電量は約45W)
- ソーラーパネル:日光に当てるだけでOK!(充電量は約10~120W※天候により異なります)
電力の出力波形をチェック
出力波形には、「矩形波」「擬似正弦波」「正弦波」の3タイプがあります。
- 「矩形波」は、価格の安い蓄電池によく見られます。
大きく上下に電圧が変化する特徴があります。
- 「擬似正弦波」は、波形は階段の形が特徴で、正弦波の形に似せてつくられています。
- 「正弦波」は、一般の家庭で使うコンセントの出力形になります。
正弦波のポータブル電源であれば、気にせず安心して使用できます。
正弦波の記載がない場合は、擬似正弦波の可能性もありますので、注意しましょう。
出力ポート数の種類をチェック
ポータブル電源を選ぶ際は出力の種類をチェックしておきましょう。
- ACポート:コンセントを使う家電に必要。2口以上の物だと安心!
- USBポート:スマホやタブレットの充電が可能!
- シガーソケット:車で充電できるため、アウトドアや災害にオススメ!
また、出力数も確認しておくことで、ポータブル電源を購入してから後悔するリスクを減らすことができます。
使用したい電力を超えてしまうと蓄電池を使うことができなくなります。
あらかじめ使用したい家電の消費電力をチェックして、出力数にあう蓄電池を選びましょう。
ポータブル電源【日本製】おすすめ機種
日本製のポータブル電源を、3つ紹介します。
LOCHTA (ラチタ)
災害時にオススメな蓄電池は、ラチタのENERBOX-01です。
バッテリーは、444Whで6.5インチのスマホのフル充電が30回できます。
冷蔵庫やテレビなど、大きな家電も安心して利用することができます。
出力ポートの種類も多く、AC・USB・シガーソケットの3つから選べます。
重さは、5kgと持ち運びも楽チンです。
きほんメーカー保証は1年ですが、購入後10日以内にレビューを書くと、3年までの延長が可能です。
また、保証が終了してしまい故障した場合、「ラチタの修理部」が責任を持って修理してくれるので安心です。
日立
車中泊やキャンプにオススメな蓄電池は、日立のポータブル・パワーソースPS-64000です。
大型トラック(17,000cc)の動かすエンジンを動かす、大きなエネルギーを蓄えることができます。
バッテリーが上がってしまった場合、ジャンプスターターケーブルを使って、電源を供給できるので外出先でも安心です。
蓄電池にLEDライトが内蔵されているため、夜のキャンプに活用できます。
205Whの大容量で、100Vの電化製品を使うこともできます。
100Vの電化製品を使った場合、電気毛布は6時間、LEDライトは3時間ほど使うことができます。
またバッテリーの低下や、本体に熱を持ちすぎてしまった場合、警告ブザーで知らせてくれます。
また最新のリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しているため、発火の心配もなく、安心して使うことができす。
重さは、5kgで持ち運びにも便利です。
日立は、自動車パーツや生活用品など幅広くサービスを展開しています。
電化製品で有名なHITACHIグループということで、信頼性も高く安心できる国産メーカーです。
Smart tap
2019年にグッドデザイン賞を受賞。
オシャレなデザインで注目されている国産メーカー加島商事の商品です。
キャンプや車中泊にオススメ蓄電池は、スマートタップ HTE032311A-RDです。
346Whの容量で、車載の冷蔵庫なら6.5時間、扇風機は10時間の使用が可能です。
4種類の5ポートから、最大200Wの出力を同時に使えます。
オプションで、ソーラーパネルを使って日光から充電ができるので、1日延長してもアウトドアをゆっくり満喫できます。
目的別ポータブル電源【容量目安は重要】
使う用途によって容量の目安は重要になります。
2つの使用目的にあう容量を紹介していきます。
災害用に使用する場合
「災害用のポータブル電源を導入したい」そんな方には、1,000Wh以上の容量があると安心です。
災害時に停電が起きると、電力の復旧まで1~3日ほどかかると言われています。
1000Whは、1000Wの電化製品なら、約1時間、100Wだと10時間ほど使うことができます。
例えば、スマホの充電は100回、パソコンの充電は13回ほど使用できます。
1000Wh以上のポータブル電源があれば、復旧まで余裕をもってしのぐことが可能です。
アウトドアに使用する場合
アウトドアにポータブル電源を考えている場合に、容量が500Wh以上あると、外でも快適に過ごすことができます。
夏場は、扇風機や冷蔵庫を使って涼しく過ごすことができます。
また冬場は、サーキュレーターや電気毛布を使って寒さをしのぐことも可能です。
500Whのポータブル電源を使用すると、冷蔵庫(70W)は、約7時間、サーキュレーター(20W)の場合、25時間ほど使えます。
500Wh以上あると、外でも気にせずに電気が使えて、アウトドアも充実できます。
ポータブル電源は補助金の対象?
ポータブル電源の補助金について解説していきます。
地域の自治体に申請できるか確認
地域の自治体によって、補助金の申請を行っていない場合もあります。
お住まいの自治体に申請できるのか必ず確認しましょう。
ポータブル電源を導入したい方に対して世田谷区では、費用の一部を補助しています。
補助金の申請の一例を見てみましょう。
世田谷区では、商品の5分の1以内の金額を受け取ることができます。
また商品の条件は以下の3つになります。
- 400W以上の容量のタイプ
- 持ち運び可能な太陽光パネル(蓄電池といっしょに購入、既に購入してあること)を利用して充電できる
- 直流交流変換器で構成された可搬用の完結型電源装置であり、100V出力端子であること
ポータブル電源を、購入後すぐに申請書類を郵送で提出することが条件になります。
中古で購入したものは、対象外ですので注意しましょう。
地域によって条件に違いがあります。
お住まいの自治体が補助金の制度を行っているのか確認しましょう。
先に購入しないこと
補助金の対象者でない場合、制度を利用することはできません。
まず地域の自治体に、補助金の申請を済ませましょう。
その後、申請が承認され、通知書が到着してから、購入しましょう。
【災害に役立つ】ポータブル電源を日常的に活用しよう
ポータブル電源は、定置型とならぶ人気の高い商品です。
地域によって、補助金が出る場合もあります。
蓄電池を購入する前は、補助金の制度が使えるかいちど確認してから検討することが大切です。
災害の備えにポータブル電源を使って、日常生活に活用していきましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
光熱費削減に関するお悩み等ございましたら、お気軽にご相談下さい。
光熱費削減コンサルタント
中田 萌ご相談やお見積もりは
完全無料です!