エネファームと蓄電池で迷った時に使える【組み合わせ方】
上記のことにお答えします。
今回の記事では、エネファームのメリット・デメリット、蓄電池との組み合わせで得られる効果について解説します。
目次
エネファームとは?【ガスを燃料に自宅で発電できる】
エネファームとは、都市ガスを使って自宅で発電する給湯器です。
プロパンガスやガスから水素を取り出して発電します。
発電した熱から、お湯を沸かしたり、床暖房やお風呂などに利用できます。
光熱費の削減を目的として、発電と給湯ができるシステムです。
エネファーム導入後に得られる6つのメリット
省エネに優れているエネファームですが、体感することで得られるメリットがあります。
ここでは、エネファームの6つのメリットを紹介します。
環境に優しくエコ
エネファームには、二酸化炭素を減らす効果があります。
発電時に使用する石油と天然ガスを、23%ほど削減できます。
エネファームは、発電時のエネルギー効率が高く、省エネ効果に優れています。
電気代が安くなる
エネファームは、ガスを使って電気代を安く済ませることが可能です。
電気を使わない分、ガスの使用量は増えますが、ガス料金プランを変更することで、安い料金でガスを使うことができます。
またエネファームから発電した電気を活用できるため、購入する電力量を削減するメリットがあります。
限られたスペースにも設置できる
エネファームは、障害物がある場所や狭い場所にあわせて設置することができます。
製品によって、エアコンの室外機と同じくらいのサイズもあります。
これまでエネファームを導入できなかったご自宅に設置することが可能になりました。
騒音リスクを抑制
エネファームは、燃料電池で発電します。
そのため静音性が高く、騒音リスクを抑えることできます。
ただし低周波音が発生するため、近隣の方に配慮する必要があります。
外出先でもスマホ操作ができる
エネファームは、人工知能(HEMS)を搭載しています。
スマホのアプリからダウンロードすると、外出先での遠隔操作が可能です。
例えば、自宅の電気の消し忘れもスマホから消すことができます。
万が一、火災が発生してもスマホにお知らせが届きます。
エネファームは、火災報知器と連携しているので、どこの部屋から火災が起きたかも把握することが可能です。
自宅内や外出先でも、スマホからお知らせ通知が届くのでもしもの時も安心です。
補助金が活用できる
エネファームは、国と自治体から補助金を活用することができます。
エネファームの国と自治体の補助額を紹介します。
- 国の補助金:およそ3万円程度
- 自治体の補助金:およそ5万円程度
お住まいの国や自治体によって補助額は異なります。
導入前は、2つの補助額にも目を通しておきましょう。
またエネファームの種類によっても補助額
が変わります。
欲しい製品の補助額もあわせて確認しましょう。
エネファーム導入後のデメリット4つ
導入前にエネファームの欠点について理解することが重要です。
あらかじめ理解することで、導入後も安心して利用することができます。
ここからは、エネファームのデメリット4つを紹介します。
機器本体が高コスト
エネファームの価格は、150~200万円前後がおおよその費用になります。
エコキュートやエコジョーズにくらべると機器本体は高額です。
- パナソニック:約150万円程度
- 京セラ:約160万円程度
- アイシン精機:約200万円程度
上記の相場価格は、商品代のみで設置費用が別にかかります。
また停電時に発電する機能は、標準モデルより高コストになります。
そのため、エネファームの導入費用は、非常に高くなることを覚えておきましょう。
停電時に利用できない
エネファームは、蓄電性がなく、停電時に発電しないことがあります。
停電時に、ガスと水道の使用ができれば、続けて発電することが可能です。
エネファームが発電中の場合、停電中でも、発電を継続してくれます。
また停電時専用コンセントがあれば、停電時に発電した電力を使うことがあります。
停電時にエネファームで同時に使える電化製品は、最大700Wです。
消費電力の高いエアコンなどの電化製品は、エネファームで使用することができません。
電気を発電するほどガス代がかかる
エネファームは、ガスで発電するため、ガス代がかかります。
ですが、エネファーム導入時に入れる特別プランを用意しているガス会社も多いのも事実です。
ガスの契約プランを見直すことが重要です。
そうすることで、通常よりも安い料金でエネファームのガス代を安く抑えることができます。
売電できない
エネファーム単体では、売電できません。
なぜなら、売電メーターや系統連携の工事が必要になるからです。
しかし、2016年の一部のエネファームから余剰電力を売電することができます。
ただし、太陽光発電とのダブル発電の場合、エネファームの余剰電力を売電に回すことはできません。
また蓄電池との組み合わせでの余剰電力は売電できず、エネファーム単体の使用に限ります。
蓄電池とエネファームの組み合わせで得られるメリット
エネファームと蓄電池をセットにすることで、CO2削減や停電対策として活用することができます。
またエネファームと蓄電池は、補助金の利用が可能です。
ただし注意点が1つあります。
それはセットで組み合わせる時の選び方がとても重要です。
なぜなら、うまく接続できる機器が限られるため、同時設置する際は、メーカーに問い合わせることが必要になるからです。
選び方をしっかり抑えれば、エネファームと蓄電池セットは、省エネ・停電対策にとても相性が良いです。
エネファームと蓄電池に迷ったときに使える【組み合わせ3つ】
エネファーム単体でもメリットはありますが、蓄電池と組み合わせることで、光熱費をグッと下げることも可能です。
エネファームと蓄電池を単体・セットでのオススメの組み合わせを紹介します。
片方のみのメリットもありますが、組み合わせることで、お得な暮らしを実現することも可能です。
エネファーム蓄電池を後付けする方法
エネファームを後付けする2つの方法を紹介します。
- 今使っている給湯器を全て取り外し、エネファームに取り替える
- 給湯器に燃料電池ユニットを取り付ける
2つ目の場合、給湯器をそのまま利用できるので、新たにバックアップ熱源を設置する必要がありません。(※一軒家のみ)
エネファームは、導入費用が高額なデメリットがありますが、毎月の電気代・ガス代を抑えることができます。
また、エコジョーズとエコワンよりも保証期間が長いのも魅力です。
エネファームと蓄電池の相性◎【停電時も発電・給湯が可能!】
エネファームは、停電が起こると、自立タイプでない場合、運転が止まります。
しかし蓄電池によって、発電・給湯を続けて行うことが可能です。
エネファームと蓄電池は、お互いの欠点を補う相性の良さがあります。
高コストではありますが、エネファームを導入することで、毎月の光熱費を削減できるでしょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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