マンションにエコキュートは設置できる?購入や設置の注意点とは
エコキュートは電気代節約や省エネ性能が高く人気給湯器の1つです。
しかし、設置工事が必要で動作音が大きいのでマンションなどに置くとなると不安ですよね。
実はエコキュートは、いくつかの条件を満たすことができればマンションにも設置することができます!
ただし、管理組合との相談や設置スペースの確保などが必要になるので事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
そこで今回は、マンションにエコキュートを設置するときの注意点や購入時のポイントを紹介します。
騒音対策やマンションにおすすめのエコキュートメーカーも紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
目次
エコキュートはマンションに設置できる?【条件をクリアすれば◎】
エコキュートはマンションにも設置することができます。
特に、元々オール電化のマンションであれば同じ種類のエコキュートをスムーズに置くことができるでしょう。
しかし、マンションの中には構造の問題やマンションの決まりで設置できないところもあります。
また、騒音問題や設置スペースについても考慮する必要もあるので、マンションにエコキュートを置きたい方は設置条件をしっかりと確認するようにしましょう。
エコキュートを購入する際は、設置条件をクリアした商品を選ばなければいけません。
メーカーの中には集合住宅用や静音性能が高い商品を発売しているところもあるので要チェックです。
マンションにエコキュートを設置するときの注意点
マンションにエコキュートを設置するときの注意点は、主に以下の3つです。
- 十分な設置スペースを確保する
- 騒音を意識した場所に設置する
- 管理組合と相談してから工事を行う
十分な設置スペースを確保する
まずは、十分な設置スペースを確保するようにしましょう。
エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットの2つを置く必要があります。
マンションに置きやすい三菱のエコキュートライトでも、以下の大きさです。
三菱エコキュートライトのサイズ | |
ヒートポンプユニット | 715×800×285mm |
貯湯タンクユニット | 1830×430×630mm |
マンションはどうしてもスペースが狭くなってしまうので、事前にエコキュートのサイズを確認して設置できるかどうか確認しておきましょう。
騒音を意識した場所に設置する
マンションにエコキュートを設置するときは騒音に注意が必要です。
エコキュートは、深夜電力を使って給湯するため、夜の動作音が発生してしまいます。
ファンやコンプレッサから発生する低周波音は、大きな音ではありませんが過去にはエコキュートの騒音で近隣住民が訴えるというトラブルが発生している例もあるので気を付けましょう。
エコキュートを設置する場合は、寝室から距離を取ったり防音シートをつけたりと騒音対策を行うことが重要です。
管理組合と相談してから工事を行う
エコキュートは、必ず管理組合に許可を貰ってから工事を行うようにしましょう。
エコキュートをマンションに置く際は、配管工事が必要になったり大きなエコキュートを運んだりと大がかりな工事が必要です。
特に、給湯専用からフルオートやセミオートに切り替える場合は、必ず配管工事を行わなければいけないので大規模な工事になるでしょう。
そのため、事前に管理組合に相談し管理規約に違反しないように注意しましょう。
給湯器の性能に決まりがあったり工事に関する手続きが異なっていたりと、マンションによってやるべきことが違います。
管理組合に相談することで、スムーズな設置ができるでしょう。
マンション用エコキュートを購入するときのポイント
マンション用エコキュートを購入するときのポイントは、「給湯器に関する規約」をクリアしているかをチェックすることです。
給湯器の規約はマンションごとに異なるため事前に確認しておきましょう。
特に、購入したいエコキュートが給湯器に関する以下の規約を満たしているかチェックすることで、設置しやすいエコキュートを購入することができます。
- 給湯器の種類
- サイズ
- メーカー
給湯器の種類は、マンションに元々設置されている給湯器の種類やオール電化住宅かどうかなどで異なります。
また、中にはメーカーの指定があるマンションもあるので注意しましょう。
マンション用エコキュートでおすすめのメーカー
次に、マンション用エコキュートでおすすめのメーカーを紹介します。
マンションに置くエコキュートを買いたいときは、以下のポイントを確認しましょう。
- サイズ
- 静音性能
- 緊急時に関する機能
なるべくサイズがコンパクトなものを選ぶと、マンションでも設置スペースを確保しやすいでしょう。
また、静音や水漏れ防止機能などがあれば、近隣住民に迷惑をかけずにエコキュートを使用することができます。
三菱
三菱からはコンパクトエコキュートやエコキュートライトなど小さめサイズの商品が発売されています。
貯湯タンクユニットは薄型かつ小型でメーターボックス内に収めることができるので、ベランダにはヒートポンプユニットのみ設置します。
また、本体が水漏れした際には給水を自動でストップするエマージェンシーストップ機能がついており、集合住宅におすすめ。
パナソニック
パナソニックのエコキュートは、非常にコンパクトで貯湯タンクユニット設置面積は0.408㎡程度です。
低背モデルや薄型モデルもあり、コンパクトタイプが充実しています。
そのため、とにかく省スペースで設置したい方はパナソニックがおすすめです。
また、コンパクトタイプでありながら300Lや460Lの大容量タイプもあるので、家族人数が多い家庭やお湯切れの心配なく過ごしたい方にもよいでしょう。
コロナ
騒音対策をしっかりと行いたい場合は、静音性能が高い商品が多いコロナがおすすめ。
図書館の中程度の低騒音設計で普通の会話よりも静かです。そのため、マンションへの設置に向いています。
また、省エネに関する機能や自動配管洗浄などもあり、非常に性能が高いので使い勝手がいいのも魅力の1つです。
エコキュートをマンションに設置する際の騒音対策
エコキュートをマンションに設置するときに気になるのは、やはり騒音問題。
騒音問題に関しては、ご自身で対策することができます。
以下の対策が騒音におすすめです。ぜひ参考にしてください。
- 隣の部屋の寝室と距離を取って設置する
- 防音シートや制振材を取り付ける
- 換気ダクトや排気口から動作音が伝わらないように設置する
- 余計な音が鳴っていないか定期的に点検する
また、日本冷凍空調工業会の「家庭用ヒートポンプ給湯器の裾付けガイドブック」にも、効果的な騒音対策が紹介されているので気になる方はご覧ください。
条件を確認してマンションにエコキュートを設置しよう
今回はマンションにエコキュートを設置する際の注意点や購入のポイントを紹介しました。
管理組合に相談していくつかの条件をクリアすることで、マンションにもエコキュートを設置することができます。
マンションに置きやすいエコキュートを選び、近隣に迷惑をかけないような設置を行って快適にエコキュートを使用しましょう!
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
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この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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