エコキュートの湯切れの待ち時間は?湯切れの原因と対策を紹介!
「エコキュートって湯切れしたらどのくらい待つ必要があるのだろうか。」
「湯切れを防止するためには何をしたら良いのだろう。」
このような疑問を抱えている方はいません。
オール電化の普及に伴い、エコキュートの人気が出てきています。
しかし、湯切れを起こすという心配があります。
そこで今回は、湯切れを起こしたらどのくらい待つ必要があるのか、そして湯切れの防止策について紹介します。
目次
エコキュートが湯切れ?待ち時間は4時間
まずはエコキュートが湯切れを起こした時の待ち時間、そして湯切れが起きる原因などについて見ていきましょう。
エコキュートの仕組み
まず初めに、エコキュートの仕組みを解説します。
エコキュートの仕組みを一言で表すと、「ヒートポンプという技術を使って、空気から熱を吸収し、その熱でお湯を沸かす」ことです。
エコキュートは、CMなどで見る通り、空気の熱を使ってお湯を沸かします。
ただ、「お湯よりも温度の低い空気の熱を使ってお湯を沸かす」ことはイメージしにくいですよね。
そこで使われるのがヒートポンプという技術です。
ヒートポンプは外の空気から熱を汲み上げることができます。
その結果、空気の熱でお湯を作ることができます。
そして、熱を使ってお湯を作っているので、そのお湯が切れることも考えられます。
ここから先はエコキュートの湯切れについて詳しくみましょう。
エコキュートは湯切れを起こす
最近ではエコキュートの技術が向上してきましたが、それでも湯切れを起こすケースがあります。
それでは、湯切れをしたらどのくらい待つ必要があるでしょうか。
待ち時間は30分〜4時間
湯切れを起こした場合、1人分のシャワーのためには30分程度かかります。
また、製品の機能にもよりますが、50リットルのお湯を沸かすためには1時間程度かかります。
湯船に浸かるときにはおよそ200Lのお湯を使うので、単純計算で4時間程度かかります。
ただ、これでも昔に比べるととても進歩しています。
以前の電気温水器の場合、お風呂に入れるまで8時間前後かかっていました。
普段よりもお湯を使っている場合は30分〜4時間を目安に確認するようにしましょう。
タンクの状態を知ることが大切
湯切れを起こさせないためには、エコキュートのタンクの状態を知っておくことが重要になります。
一般的な家庭の場合、370Lもしくは460Lのタンクを使っているケースが多いでしょう。
この大容量の中身は、低温水層と高温水層に分かれており、通常時では高温水層が優位です。
しかし、湯切れがしやすい状況の場合、低温水層が優位となり、タンク内がほとんど水になります。
このようにタンク内の状況を確認するようにすると湯切れを防ぎやすくなります。
湯切れが起きる原因
ここからは、湯切れが起こる原因について3つ見ていきましょう。
急激なお湯の使用量の増加
1つ目は、急激なお湯の使用量の増加です。
エコキュートには学習機能があり、いつも使っている量から計算してお湯を沸かしています。
この機能があるおかげで電気代の節約ができますが、イレギュラーには弱く、普段よりも使用するお湯の量が増えた場合、湯切れを起こします。
朝風呂に入る
2つ目は、朝風呂に入ることです。
お湯切れ対策で盲点になるのが、お湯を使う時間帯です。
エコキュートは深夜から早朝にかけて運転し、朝の7時までにお湯を沸かし終えられるように計算されています。
保温時間が長ければ長いほどタンク内の温度が下がってしまうため、使い出す直前に沸かすのが大切です。
稼働ピークは早朝の4〜5時であるため、朝風呂によく入る方は、蓄えられるはずのお湯を早い段階で使い切ってしまい、夕方にお湯切れを起こすので、注意しましょう。
タンクのサイズが合ってない
3つ目は、タンクのサイズが合っていないことです。
根本的にタンクの容量が小さい場合、湯切れを起こしやすくなります。
購入時に業者と相談しながら決めるのが一般的ですが、湯沸かし量を増やしても頻繁に湯切れが起きる場合はタンクのサイズが合っていないことが予想されます。
優良な業者を選んで相談するようにしましょう。
エコキュートの湯切れの防止策!【待ち時間を無くそう】
ここからはエコキュートの湯切れを防止するための方法を4つ紹介します。
エコキュートの機能をきちんと理解する
1つ目は、エコキュートの機能をきちんと理解することです。
エコキュートのは、適切な湯量を自動で判断してくれる「おまかせモード」がありますが、この機能を過信すると、急な来客でお湯切れを起こす可能性があります。
そのため、使用量の増加が予想される時はおまかせモードを切っておき、満タンまでお湯を溜めておきましょう。
また、日中の沸き上げを停止するような機能を切っておくと、常に満タンの状態を維持できます。
電気代は普段よりもかかってしまいますが、お湯切れを防ぐためには便利です。
追い焚きをしない
2つ目は、追い焚きをしないことです。
ガス給湯器の時に使っていたように、追い焚き機能を使う人が多いですが注意が必要です。
エコキュートの場合、追い焚きではなく、高温足し湯を使って温めるようにすることをお勧めします。
追い焚きの場合は節水には効果的ですが、かなりの量のお湯を消費します。
そのため、高温足し湯を使って対策しましょう。
適切なタンク容量に変更
3つ目は、適切なタンク容量に変えることです。
これがお湯切れを防ぐために最も効果的といえます。
エコキュートのタンク量は、家族構成を目安に行うことが多いですが、普段の生活も加味する必要があります。
家族が風呂とは別にシャワーを浴びることが多ければ、その分容量を増やす必要があります。
そのため、事前に使用するお湯の量を正確に把握しておくことが大切です。
すでに導入してしまったが容量に困っている方は、大きいサイズに変えてみることをお勧めします。
「エコキュートの省エネ効果は、最適なタンク容量があってこそ」ということを覚えておきましょう。
水漏れがないか確認
4つ目は、水漏れがないか確認することです。
もし水漏れを放置した場合はエコキュート本体を破壊する可能性もあります。
水漏れがないか普段から頭の片隅に入れておき、水漏れが起きた場合はエコキュートの電源を切り、必要であれば止水栓を閉めて、業者に連絡を入れましょう。
エコキュートの湯切れによる待ち時間は長い!対策が大事!
今回はエコキュートの湯切れによる待ち時間や湯切れが起こる原因、対策などについて紹介しました。
エコキュートが湯切れを起こすと最低30分は待つ必要があります。
湯船に風呂を満タンにしようとしたら4時間程度かかります。
そのため普段から対策をしておき、湯切れを事前に防止するようにしましょう。
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この記事の監修者
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