日産リーフの中古は良い?良い点や悪い点・価格や評判を徹底検証!
EV市場で国内第一位のシェアを独占し続ける日産リーフは、日本の電気自動車の代名詞とも評価されています。
一方で、中古のリーフは20万円や30万円といった驚きの低価格で販売されているため、「なにか裏があるのでは?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか?
一部では「中古のリーフはゴミ」など過激な口コミも見られますので、購入を検討している方は本当のところが気になりますよね。
そこで本記事では、日産リーフの中古の良い点や悪い点、年代別の価格相場や、実際に中古で買った方の口コミについて詳しく解説していきます。
記事を読めば中古リーフがあなたに適しているか判断できるようになりますので、なるべく安く電気自動車を手に入れたい方はぜひ読んでみてください!
日産リーフの中古はゴミなのか?3つの良い点を解説
中古のリーフは「税金が安い」「燃料費が安い」「蓄電池代わりに使える」などのメリットがあるため、年数が古くても大活躍します。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
①自動車税が優遇される
日産リーフは温室効果ガスを排出しないエコな車であるため、中古でも税金面での優遇を受けられます。
1年落ち、2年落ちのリーフであれば、次の車検の自動車重量税(12,300〜73,800円)が100%減税されます。
購入金額や評価額に応じて最大3%課税される「環境性能割」も、電気自動車のリーフなら非課税です。
地方自治体によっては独自のエコカー減税や補助制度を設けている場合もありますので、積極的に利用したいですね。
②ガソリン車と比べて燃料費が安い
ガソリン代がリッター160円を超えることも日常的な今日、電気自動車の燃料費の安さは家計に大きなメリットをもたらします。
例えば、東京電力のスタンダードプラン(26.46円/1kWh)で電池容量30kWhのリーフをフル充電する場合、電気代は「26.46×30=793.8円」です。
リーフは1kwの充電で約6kmの走行できますので、「30×6=180km」の走行が可能という計算になります。
燃費15km/1Lのガソリン車で180km走るには12Lのガソリンが必要ですので、燃料費は「12×160=1,920円」です。
以上のように、同じ距離を走行するのに1,000円以上の燃料費の差があるため、リーフに乗り換えるだけで大幅に節約できますね。
③家庭用蓄電池としても利用できる
「V2H機器」を導入すれば、リーフのバッテリーは家庭用蓄電池として活用できます。
ソーラーパネルからゼロ円の電力を車に充電できるほか、万が一の停電時も予備電力として活躍するため、オール電化の家にも非常に相性が良いですね。
夜間のお得な電力でリーフをフル充電しておき、外出しない日中はバッテリーの電力で過ごせば、 電気代の節約にもつながります。
10kWhを超える家庭用蓄電池は数百万円を超えることも多いため、数十万円で手が届くリーフは蓄電池としてのコスパも魅力的ですね。
中古で日産リーフを買うならココに注意!【3つの悪い点】
一方で、中古のリーフは「遠出は苦手」「こまめな充電が必要」「最新機能が無い」といったデメリットがあり、不向きな人がいるのも事実です。
以下に詳しくデメリットを解説していきます。
①航行距離が短い
中古のリーフはバッテリーが劣化しているため、新車よりも走行できる距離が短くなっています。
20〜30万円で販売されているリーフは「セグ欠け」と呼ばれるバッテリー能力がかなり低下している状態も多く、フル充電しても100km走るのが限界というケースも珍しくありません。
100kmも走れば普段使いや通勤には充分と感じる方には最適ですが、長距離ドライブが趣味の方にはストレスかもしれません。
ディーラーに持ち込めば30〜82円ほどでバッテリー交換できますので、安く車体を買って新品のバッテリーに替えるという手もあります。
②自宅に充電設備が無いと割高になる
劣化したバッテリーは、こまめに充電する必要があるため、自宅で充電できない環境では充電費が余分に必要になります。
日産の定額充電サービス「ZESP3」なら月々4,950円(税込)で200分までの急速充電が可能ですが、バッテリーの劣化したリーフで月1,000km以上走るには200分では足りず、追加費用が必要になります。
自宅充電なら4,400円程度で済みますし、充電スポットまで運転する電力や時間もムダになりません。
自宅に充電設備を導入できないなら、できるだけバッテリーの状態が良いリーフを選ぶことをおすすめします。
③最新機能は搭載されていない
2010〜2018年まで発売していた初代「ZE0型」には、緊急時自動ブレーキや自動運転システムなどが搭載されていない車種もあるため、購入時に確認が必要です。
特に、日本初の自動駐車システムとして有名な「プロパイロット・パーキング」は、2代目リーフ「ZE1型」からの採用ですので注意しましょう。
同様に、アクセルのみで減速・停止まで自動調整する「e-Pedal」システムも2代目からの採用です。
最新の電気自動車の利便性を求めている方は、割高でも2代目リーフを選びましょう。
中古リーフの実際の価格や口コミ・評判は?
最後に、実際に中古でリーフを購入した方の口コミや、年代別の価格相場をご紹介します。
口コミ①「1日100km程度の走行なら中古リーフで充分」
走行距離2万kmほどの初代リーフ(容量30kWh)を総額150万円ほどで手に入れた方の口コミをご紹介します。
バッテリーは新車時より10%ほど劣化していましたが、往復約40kmの通勤や週末のドライブでも電力不足に悩まされた記憶は無いそうです。
実験として150kmの長距離を充電無しで走ったところ、到着しても20%ほどの電力が残っていたそうですので、初代リーフでも電池の状態が良ければ充分に活用できることが分かりますね。
口コミ②「しっかり充電計画すれば長距離ドライブも可能」
セグ欠けの初代リーフ(容量30kWh)を総額70万円で購入し、500kmのドライブを成功させた方の口コミを紹介します。
バッテリーが本来の7割程度まで劣化しており、一般道では100km走れば上出来という状態だそうですが、休日のレジャー使用がメインのためストレスは無いとか。
長距離ドライブのコツは「前日に充電スポットを調べ、こまめに急速充電すること」だそうです。
【年代別】中古リーフの実売価格の目安は?
型式、電池容量ごとの中古リーフの実売価格は以下のとおりです。
型式 | 発売年 | 最低価格 | 新車価格 |
初代(24kWh) | 2010年 | 20万円〜 | 376万円〜 |
初代(30kWh) | 2015年 | 50万円〜 | 320万円〜 |
2代目(40kWh) | 2017年 | 130万円〜 | 315万円〜 |
2代目e+(62kWh) | 2019年 | 200万円〜 | 416万円〜 |
バッテリーの劣化具合や車両状態によって価格は大きく変わるため、あくまで目安としてお考えください。
【まとめ】日産リーフの中古はゴミじゃない!お得なEVを安く買おう
中古リーフが「ゴミ」と呼ばれ、超安値で売られる理由は「バッテリーの劣化」にあります。
フル充電での航行距離が減り、こまめな充電が必要になるため、ガソリン車に慣れた人には抵抗感があるのも事実です。
しかし、1日数十キロほどの通勤や買物目的なら問題なく使えますし、電気自動車ならガソリン車に比べてはるかに光熱費を節約できます。
今後ますます規制や税金が厳しくなるガソリン車から、安くてお得な中古リーフに乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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