南海トラフ地震はいつ来る?【危ない県ランキングTOP10】
- 南海トラフ地震は、いつ来るの?
- 被害はどれくらい予測されているのかな?
- 震源地の周辺に住んでいて防災知識を身につけたい
上記のお悩みにお答えします。
次回の南海トラフ地震は、2030年~2040年に起こると予想されています。
南海トラフは生きている間に必ず起こる地震とも言えますので、いつ来てもいいように準備しておくことが重要です。
上記の内容と合わせて、地震対策や避難経路など、地域別に震度数が分かる方法についてご紹介します。
目次
南海トラフとは?【地震が発生する仕組みを解説!】
南海トラフとは、四国の南側に2つのプレートで形成されています。
2つのプレートは、フィリピン海プレートとユーラシアプレートです。
海側のフィリピン海プレートが、陸側のユーラシアプレートの下に沈み込み、その引きずる力に耐えられず、陸側のプレートが跳ねあがる現象のことをいいます。
南海トラフ過去に起きた年数順に解説!【1400年の間に12回発生】
過去に起きた南海トラフ地震の年数順に表で解説します。
南海トラフは、約100年~200年ごとに発生しています。
過去14回起きた地震の時期は、12月に多く地震が起きています。
年数 | 地震名 | マグニチュード |
684年11月29日 | 白鳳地震 | M8 1/4 |
887年8月26日 | 仁和地震 | M8 1/4 |
1096年12月17日 | 永長東海地震 | M8.0~8.5 |
1099年2月22日 | 康和南海地震 | M8.0~8.3 |
1361年8月3日 | 正平地震 | M8 1/4~8.5 |
1498年9月20日 | 明応東海地震 | M8.2~8.4 |
1605年2月3日 | 慶長地震 | M7.9 |
1707年10月28日 | 宝永地震 | M8.6 |
1854年12月23日 | 安政東海地震 | M8.4 |
1854年12月24日 | 安政南海地震 | M8.4 |
1944年12月7日 | 昭和東南海地震 | M7.9 |
1946年12月21日 | 昭和南海地震 | M8.0 |
南海トラフ地震の被害予想【震度数・津波の高さ】
次回に起こる南海トラフは、東北地方から九州地方にかけて最大震度7の強い揺れになると2013年に予想されています。
また、関東地方から九州地方の太平洋海岸の広い地域では、津波の高さが10mを超える予想がされています。
死者数は32.3万人、被災地の地域では169兆円を超える被害額を試算しています。
【引用:国土交通白書 第2節 地球環境・自然災害に関する予測】
南海トラフ危ない県ランキングTOP10【被害の大きい順に解説】
「全壊建物」「死者数」「被害額」を都道府県の中で、もっとも被害の大きい順にご紹介します。
・全壊建物の数が多い都道府県TOP10
都道府県TOP10 | 全壊建物の数 |
1位:愛知県 | 38万8,000棟 |
2位:大阪府 | 33万7,000棟 |
3位:静岡県 | 31万9,000棟 |
4位:三重県 | 23万9,000棟 |
5位:高知県 | 23万9,000棟 |
6位:愛媛県 | 19万2,000棟 |
7位:和歌山県 | 19万棟 |
8位:徳島県 | 13万3,000棟 |
9位:宮崎県 | 8万3,000棟 |
10位:京都府 | 7万棟 |
・死者数の大きい都道府県TOP10
都道府県TOP10 | 死者数 |
1位:静岡県 | 10万9,000人 |
2位:和歌山県 | 8万人 |
3位:高知県 | 4万9,000人 |
4位:三重県 | 4万3,000人 |
5位:宮崎県 | 4万2,000人 |
6位:徳島県 | 3万1,000人 |
7位:愛知県 | 2万3,000人 |
8位:大分県 | 1万7,000人 |
9位:愛媛県 | 1万2,000人 |
10位:大阪府 | 7,700人 |
・被害額の大きい都道府県TOP10
都道府県TOP10 | 直接被害額 |
1位:愛知県 | 30兆7,000円 |
2位:大阪府 | 24兆円 |
3位:静岡県 | 19兆9,000億円 |
4位:三重県 | 16兆9,000億円 |
5位:愛媛県 | 10兆9,000億円 |
6位:高知県 | 10兆6,000億円 |
7位:和歌山県 | 9,9000億円 |
8位:徳島県 | 7兆円 |
9位:兵庫県 | 5兆円 |
10位:宮崎県 | 4兆8,000億円 |
【引用:朝日新聞 南海トラフ地震想定】
すべての項目のトップ3に入る、愛知県・静岡県・大阪府が南海トラフの被害が特に大きいと想定されています。
南海トラフ地震に生き残る地域10県【死者数0人】
南海トラフが起きても、生き残ると予測される都道府県は以下のとおりです。
- 栃木県
- 群馬県
- 埼玉県
- 新潟県
- 富山県
- 石川県
- 福井県
- 鳥取県
- 島根県
- 佐賀県
記憶に新しい「東日本大震災」では、避難者数の半分が車で避難したことで、命が助かりました。
日頃から、避難場所や避難経路をよく調べて、いざというときに避難できるように意識を高めることが重要です。
【引用:朝日新聞 南海トラフ地震の想定】
南海トラフ起きたときに取るべき行動とは?【7つの避難の仕方】
南海トラフが起きたときの避難の仕方は、以下のとおりです。
- 揺れがおさまるまで待つこと
- ビルやコンクリートの建物に移動すること
- 頭を守り歩きで向かうこと
- 近隣の方と助け合い行動すること
- 防災グッズを忘れないこと
- 看板などの落下物に注意すること
- 津波がおさまるまで待つこと
【引用:国土交通相 避難の仕方】
正しい行動を心がけることで、パニックにならず避難場所まで安全に向かうことができます。
南海トラフ地震の対策に備えておきたいポイント
日頃から災害対策をすることで、いざという時に余裕を持って避難することができます。
南海トラフ地震に向けて対策すべき4つのポイントを解説します。
家具や家電が転倒しないようにする
南海トラフは、震度6以上の大きな地震のため、家電や家具の落下が原因でケガや命を落とす原因になります。
高さのある食器棚や冷蔵庫には、耐震棒を付けたり、テレビや置物などの下にはジェルマットを付けるなど耐震対策をしっかりおこないましょう。
住宅の耐震対策をする
南海トラフに備えて、住宅の耐震対策をすることが重要です。
国や自治体で住宅の耐震を補助する制度があります。
まず耐震診断を受けて、その結果をもとに耐震改修するのか検討しましょう。
耐震診断は、自治体によって診断料が異なります。
専門家による耐震診断は、およそ10万~20万円です。
埼玉県の場合、木造住宅の耐震診断を無料で行ってくれます。
お住まいの自治体のホームページから、耐震制度の補助金が利用できるか確認しましょう。
非常用バックを準備する
地震対策に非常用バックがあれば、いざというときも慌てることなく安心です。
非常用バックの置き場所は、玄関やベットのそばに置くことで、すぐ持ち出すことができます。
非常用バックには、最低でも3日分の飲料水・食料品などの用意が必要です。
避難場所や避難経路を確認する
事前に避難場所と避難経路を決めておくことで、スムーズに避難できます。
自治体のホームページでお近くの避難場所を確認することが可能です。
お住まいの地域の災害状況を確認したい方には、ハザードマップポータルサイトがおすすめです。
お住まいの住所を入力するだけで、洪水・津波・土砂災害などのリスク情報を予測し見ることができます。
ハザードマップを使うことによって、危険箇所や避難場所をカンタンに検索できます。
南海トラフいつ起きてもおかしくない!【防災の意識と備えが大切】
30年以内に南海トラフが起きる確率は70%以上と予測されています。
いつ南海トラフ地震が起きても、おかしくありません。
日頃から防災意識を高めることが非常に重要です。
南海トラフに備えて、今できる対策をしていきましょう。
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