太陽光発電と蓄電池の組み合わせがおすすめ!メリット4つ紹介!
「太陽光発電と蓄電池の組み合わせがおすすめって聞いたけれど、どうして?」
「蓄電池を導入するタイミングっていつ頃がいいの?」
このように考えている方はいませんか。
最近では太陽光発電を導入する方が増えており、街中で見かけることも多くなりました。
加えて、蓄電池を導入する方も増えています。
その背景には何があるのかみていきましょう。
目次
太陽光発電と蓄電池は相性バツグン!
ここでは、まず蓄電池と太陽光発電の概要、次に導入するタイミング、最後に両者を組み合わせるメリット・デメリットを紹介します。
蓄電池は二次電池・バッテリー
まずは蓄電池とはそもそも何かについてみていきましょう。
蓄電池とは、充電して電気を貯めておくことができ、必要な時に電気機器に電気を供給することができる二次電池・バッテリーのことです。
容量はさまざまで、大容量のものであれば停電時でも10時間以上使用することができます。
そのため、非常用電源として活用するのも良いでしょう。
また、電気料金が安い夜間に充電し、電気料金が高くなる日中に蓄電池を使えば、電気料金の節約もできます。
導入するには1kWhあたり数十万円ほどするため、高価となっています。
しかし、国や自治体からの補助金、リース・レンタルなどが整えられ始めているので、導入しやすくなっています。
太陽光発電は再生可能エネルギーの1つ
次は太陽光発電の説明に移ります。
太陽光発電は太陽の光エネルギーで発電することを指します。
太陽の光はどれだけ使っても枯渇することがないため、再生可能エネルギーの1つとなっています。
発電中には二酸化炭素などの有害物質が出ません。
そのため、地球温暖化といった気候変動を防ぐため、世界中から注目を集めています。
歴史を振り返ると、世界で初めて太陽光発電が使われたのは、1958年のアメリカの人工衛星です。
燃料が届かない宇宙で、電源として用いられました。
太陽光発電に蓄電池を後付けするタイミング
次は、太陽光発電に蓄電池を後づけするタイミングについて、4つのケースを紹介します。
全量自家消費型の場合
まずは全量自家消費型の場合です。
太陽光パネルから得た電力を全て家庭で消費している方は、パワコンの保証期間が大事になってきます。
パワコンの保証期間が過ぎている場合、コストを費やして修理するよりも、買い替えをした方が効率が高くなります。
そして、現在では太陽光発電と蓄電池の双方をコントロールするハイブリッド型パワコンがあります。
保証が切れてからハイブリッド型パワコンを導入するのも良いでしょう。
FIT制度を利用している場合(2019年以降)
次は2019年度以降FIT制度を利用している場合です。
FIT制度とは、太陽光発電などで発電された電気を、国が定める価格で一定期間、電気事業者が買い取ることを義務付けたものです。
2019年度から現在までにFIT制度の認定を受けている場合、ダブル発電のメリットを存分に活かすことができます。
- シングル発電・・・太陽光発電のみで運用。または蓄電池と太陽光発電を同じタイミングで放電しない。
- ダブル発電・・・太陽光発電で発電した電力を売電しているタイミングでも蓄電池から放電する。
なぜ2019年度以降かというと、2018年度まではシングル発電とダブル発電の売電収入差が問題視されており、買取価格が別に設置されていたからです。
具体的にいうと2017年度の場合、ダブル発電は25円でシングル発電は28円でした。
現在はこの価格差が解消されています。
そのため、いつ導入してもメリットを感じられるでしょう。
FIT制度を利用している場合(2018年以前)
続いては、2018年以前からFIT制度を利用している場合です。
2018年度以前から使用している場合、ダブル発電とシングル発電の効果の差を見極めることが大切です。
ダブル発電の方が魅力的に見えるかもしれませんが、売電収入を目的に導入した場合、実は損になっていることもあります。
そのため、おすすめなのはシングル発電・ダブル発電のモードを切り替えられる蓄電池を導入することです。
FIT制度が終わればダブル発電に切り替えられるので、導入時期を選ばなくて良いでしょう。
ただ、この時は蓄電池の機種の選定が大切です。
パワコンの劣化が進んでいる場合、故障する前に買い替えてみることをお勧めします。
補助金の公募が活性化
最後は補助金の公募が活性化している時です。
導入コストを抑えるためには、国や自治体が実施している補助金制度に注目すると良いでしょう。
応募期間が限定されることも多いため、定期的にチェックすることが大切です。
また、補助金を受け取るための条件が自治体によっては厳しいです。
適合するか確認してから導入しましょう。
代表的な項目としては以下のものが挙げられます。
- すでに設置している太陽光発電システムの規模(10kW以上など)
- 設備費用の上限
- 蓄電池のタイプ(ネットワーク型や災害対応型など)
太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリット
ここからは太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリットを4つ見ていきましょう。
災害時に安心
1つ目は、災害時に安心できることです。
太陽光発電と蓄電池は両方とも災害時の非常用電源として活用できます。
ただ、もし太陽光発電だけ導入していた場合、天候が悪い時は発電することができません。
災害時の天候に左右されてしまいますね。
しかし、蓄電池があれば別です。
雨や曇りの日でも前日に蓄電しておいた電気を利用できます。
最近では容量も増えており、電子レンジやIHなども使えるものが増えています。
夜間電気の利用で節電
2つ目は、夜間電気の利用で節電できることです。
蓄電池があれば節電効果も大きく期待できます。
日中に太陽光発電で生み出した電気は、消費電力をまかないつつ蓄電に回せます。
夜間には蓄電しておいた電気を使うことで、電力会社から電気を買う必要がなくなります。
太陽光発電だけであれば、日中の消費電力を賄うことはできても、夜間はできません。
蓄電池と組み合わせれば大きく節電できます。
ピークカットによる節電
3つ目は、ピークカットによる節電です。
ピークカットとは、1日の中で最も電気使用量の多い部分を削減し、節電することを指します。
蓄電池があれば、電気使用量の多い時間帯に蓄電池にためておいた電気を使用して節電できます。
無理に電気使用量を減らすことなくピークカットが実現できるでしょう。
FIT終了後の自家消費
4つ目は、FIT終了後の自家消費に活用できることです。
FIT制度は10年間で終わりますが、その期間を過ぎた後は売電価格が半分ほどになります。
そうなった場合、太陽光発電システム単体で運用するメリットが大きく下がるでしょう。
しかし、蓄電池があれば日中に貯めた電気を夜や雨の日に使うことができ、上手に活用できます。
FITの適用外の方、もしくは後少しで10年経つ方は早めに蓄電池の購入を検討しましょう。
太陽光発電と蓄電池を組み合わせるデメリット
太陽光発電と蓄電池を組み合わせるメリットは多くありますが、デメリットもあるので3つ見ていきましょう。
費用負担が大きい
1つ目は、費用負担が大きいことです。
太陽光発電は1kWあたり28.6万円かかり、一般的には4.4〜4.5kWなので130万円ほどかかることになります。
また、蓄電池に関しても蓄電容量8.3kWhのものが177万円ほどかかり、高いものだと200万円を超えるものもあります。
一般的な家庭において簡単に支払える金額ではないですね。
ただ、先ほども紹介したように、国や自治体から補助金が出ている場合もあります。
それらをうまく活用すれば負担を減らせるでしょう。
設置スペースを確保する必要がある
2つ目は、設置スペースが必要であることです。
蓄電池を設置するときに忘れやすいのが設置スペースです。
10年以上にわたって使用するものなので、その期間設置スペースが確保できるか考える必要があります。
蓄電池は屋内に設置するタイプと屋外に設置するタイプに分かれています。
屋内に設置する場合は稼働音が眠りの邪魔にならないか、屋外に設置する場合はその場所まで搬送できるかなどを考慮しましょう。
目安としては、エアコンの室外機2台分ほどです。
このスペースを屋内、もしくは屋外に確保するようにしましょう。
ただし、海に近い塩害地域などでは外に設置するのが難しいので、屋内に設置すると良いでしょう。
補助金を受けられない地域がある
3つ目は、補助金を受けられない地域があることです。
自治体によっては蓄電池や太陽光発電の補助金制度を設けていません。
また、実施していても金額が低い場合もあります。
この場合、初期費用がどうしても高くなってしまうので、デメリットと言えるでしょう。
自治体が補助金を実施しているかどうかはホームページを確認すればわかります。
実施しているときは条件を細かく確認し、早めに応募するようにしましょう。
タイミングを見て太陽光発電と蓄電池を設置しよう!
今回は蓄電池と太陽光発電の導入について紹介しました。
双方を導入することで節電や非常用電源として大いに効果を発揮します。
単体ではデメリットだったことも、2つを組み合わせるとなくなることも多いです。
しかし、初期費用の高さといったデメリットもあるので、事前にシミュレーションを行い、後悔のない選択をしましょう。
リノベステーションではニチコンやシャープを始めとした蓄電池を取り扱っております。
もちろん、太陽光発電機器との同時購入も可能です!
手続きが面倒な補助金申請も代行しておりますので、お気軽にください。
IHやエコキュートのお取り扱いもございます。
この記事の監修者
『お客様に寄り添うこと』をモットーに日々の業務に取り組んでおります。
太陽光発電の活用方法や蓄電池の導入などのご相談は年間2000件以上頂いており、真摯に問題解決に取り組んできました。
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